💼 仕事内容を知る
病院の血液検査装置を開発し、医師に提案し、世界の医療現場で動かし続ける——医療×グローバルが交差するシスメックスの仕事。
プロジェクト事例 — 若手はこう関わる
AIによる血球自動分類システムの開発
血液中の白血球の種類(好中球・リンパ球等)をAIが自動判別するシステムの開発。従来は熟練の検査技師が顕微鏡で確認していた作業をAI画像解析で自動化。精度向上と検査時間の短縮を両立するプロジェクト。
大学病院への血液凝固検査システム導入
ドイツの大学病院に血液凝固検査装置一式を提案・導入。単体の装置ではなく、LIS(検査情報システム)との連携・試薬供給・メンテナンスを含めたトータルパッケージで受注。
新興国向け簡易血球計数装置の薬事承認
アフリカ・東南アジア向けの低コスト版血球計数装置の各国薬事承認を取得するプロジェクト。各国の規制要件を調査・対応し、現地の衛生行政機関との折衝を行う。
大病院での装置トラブル緊急対応
大学病院の血球計数装置が稼働停止。臨床検査部門の緊急対応チームとして現場に急行し、原因究明から復旧まで対応。1日数百件の血液検査が止まるため迅速な対応が求められる。
事業領域マップ
ヘマトロジー(血球計数)事業
病院・臨床検査センター・献血センター赤血球・白血球・血小板の数・種類・形態を自動分析する装置と試薬。健康診断・入院検査・手術前検査で使われる最も基本的な血液検査。世界シェアNo.1で、売上の6割以上を占める主力事業。機器の更新サイクルは5〜7年、試薬は毎日消費されるストック型収益。
止血・血液凝固検査事業
大学病院・手術センター・ICU血液の凝固・線溶機能を測定する装置と試薬。手術前の止血機能確認、ワーファリン等抗凝固薬の投与量モニタリングに不可欠。血友病・DICなどの診断にも使用。世界シェア上位で成長中の事業。
尿検査事業
病院・健診センター・クリニック尿中の赤血球・白血球・細菌・結晶などを自動分析する装置。腎臓病・尿路感染症・糖尿病の初期スクリーニングに使用。尿沈渣分野で世界No.1シェア。健診市場の拡大に伴い安定成長。
先進検査・がん診断領域
大学病院・がんセンター・研究機関フローサイトメトリー(細胞をレーザーで識別・解析)による白血病診断、PCR・次世代シーケンサーを活用した遺伝子検査・液体生検。がん診断の早期化・精密化に対応する次世代領域。現状は売上比率は小さいが成長最前線。
ひよぺん対話
シスメックスに入ったらどんな仕事するの?装置を作るの?
大きく分けると3つ。①研究開発・設計: 新しい検査装置や試薬の開発。医学・生物学・光学・電子工学が融合した仕事。②営業・マーケティング: 病院の医師や臨床検査技師に装置を提案。技術的な説明力が必要な「医療営業」。③サービスエンジニア: 設置後の保守・メンテナンス・障害対応。「病院の検査を止めない」という使命感がある仕事。海外売上82%なので全職種でグローバルな業務が多い。
試薬って何?装置と一緒に売るの?
試薬というのは血液検査をするときに使う「化学薬品」のこと。血球計数装置に血液を入れると、試薬と反応して赤血球・白血球が染まって識別できるようになる。プリンターのインクと同じで、装置を買ったら試薬を毎日消費する。シスメックスの装置は自社試薬しか使えないように設計されているから、一度装置を入れると試薬を長期間購入し続けてもらえる。これが「安定したストック収益」の源泉。
グローバルな仕事ができる?
売上82%が海外だから、グローバルな仕事の機会は多い。現在、世界190ヵ国以上に製品を提供していて、海外子会社も多数。海外駐在の機会は5年目以降が中心。一方で、国内営業でも「外資系の競合に勝つ」ための戦略提案が必要で、英語資料を読んで競合分析する場面も多い。理系・文系問わず英語力を伸ばしておくと有利。