💼 仕事内容を知る——ソニーミュージック
入社したらどんな仕事をするのか。音楽プロデュース、アニメIP、マネジメント、ライブ——4つの事業領域から仕事のリアルを解説する。
具体的なプロジェクト事例
ストリーミング時代のアーティストブレイク戦略
YOASOBIの「アイドル」がSpotify世界1位を獲得した裏側。アニメ「推しの子」とのタイアップ戦略、海外プロモーション計画、SNSマーケティングの設計、Apple Musicとの独占コンテンツ交渉——これら全てを入社数年目のプロデューサーが企画段階から携わる。「この曲をどの国のどの層に届けるか」を数字と感性の両方で議論する仕事。
「鬼滅の刃」グローバル展開プロジェクト
アニプレックスが保有するアニメIPを映画・配信・グッズ・ゲームで最大化する仕事。製作委員会での権利調整、映画館との公開交渉、海外配信パートナー(クランチロール)との条件設定、グッズメーカーとのライセンス契約——エンタメビジネスの全てが凝縮されている。1つのIPが国内だけで数百億円規模の経済効果を生む。
新人アーティストのデビューから武道館まで
オーディションで発掘したアーティストの3年間の育成計画。楽曲制作の方向性決定、スタイリング・ビジュアル戦略、メディア露出計画、SNS戦略、ライブスケジュール構築——アーティストの「ブランド」を0から作り上げる仕事。マネジメント担当は「アーティストの人生を一緒に走るパートナー」として密接に関わる。
国内外アリーナツアーの制作プロデュース
アーティストのコンサートツアーを企画から本番まで作り上げる。会場の選定・予約、演出・セットデザインの方向性決定、チケット販売戦略、グッズ企画、スタッフィング、海外ツアーの現地スタッフとの連携——ライブ1公演に関わる予算は中規模で数千万円〜数億円。「最高の体験を届けること」へのプレッシャーと達成感が同居する仕事。
事業領域別の仕事内容
音楽レーベル・プロデュース
アーティスト、リスナー- アーティスト発掘・育成・デビュー計画
- 楽曲制作ディレクション(作詞家・作曲家・編曲家のアレンジ)
- デジタル配信戦略(Spotify、Apple Music、YouTube等)
- 国内外プロモーション、メディア露出計画
- CD・配信・ストリーミングの売上最大化
アニメ・映像(アニプレックス)
アニメファン、配信プラットフォーム- アニメ企画・製作委員会の組成と権利管理
- 脚本・制作スタジオとの協業
- 映画・劇場版の興行プロデュース
- 海外配信権の交渉(クランチロール等)
- ゲーム・グッズ等のメディアミックス展開
アーティストマネジメント
アーティスト、メディア、ファン- アーティストのスケジュール・活動全般の管理
- テレビ・ラジオ・雑誌等メディア出演の交渉
- ファンクラブ運営とファンエンゲージメント
- ブランドコラボレーション・タイアップの企画
- 海外進出サポート
ライブ・イベント事業
アーティスト、ファン- コンサートツアーの企画・制作・運営
- フェス・特別イベントのプロデュース
- 配信ライブ(有料・無料)のプラットフォーム対応
- 会場・スタッフィング・グッズ販売の管理
- 海外ツアーの現地オペレーション
ひよぺん対話
「音楽プロデューサー」ってどんな仕事なの?作曲するの?
作曲はしない。プロデューサーは「この曲をどう世界に届けるか」を設計する仕事。アーティストの方向性を決め、どの作曲家に曲を依頼するか判断し、レコーディングの進行を管理し、配信プラットフォームへのリリース戦略を立て、プロモーションを組み立てる。「音楽ビジネスの総合プロデューサー」と呼ぶ方が正確かな。クリエイター(作る人)ではなくプロデューサー(届ける人)を目指すなら、音楽知識より「この音楽を誰に届けるか」を考えられる力の方が大事。
アニメ部門(アニプレックス)に配属されることもあるの?
入社時の配属先は自分で選べないのが実態。音楽を希望していてもアニメ部門(アニプレックス)に配属される場合もあるし、その逆もある。ただアニプレックスはグループ内でも人気の高い配属先で、ここに配属された人は「IP制作の最前線」にいられる。グループ間の異動もあるから、「音楽もアニメも、エンタテインメント全般に興味がある」という姿勢が長期的には有利。狭く「音楽だけ」と言い切るより、幅広い志向を持つ方がソニーミュージックらしい。
入社後、どの程度の裁量で仕事できるの?
エンタメ業界の中では比較的早い段階で裁量が与えられる。ソニーミュージックの社風として「若手の意見を尊重する」文化が口コミでも評価されている。2〜3年目で担当アーティストのプロジェクトに主担当として関わるケースもある一方で、最終的な意思決定は上の承認が必要なことは変わらない。「結果を出した人には早くから大きな仕事が任される」という実力主義の側面もある。採用人数が少ない分、一人ひとりへの期待値は高いよ。