💼 島津製作所の仕事内容を知る
「科学の道具を作る会社」で入社したらどんな仕事をするのか。研究者への技術営業から、病院でのX線装置導入、AI分析プラットフォーム開発まで、プロジェクト事例で見ていこう。
プロジェクト事例で知る仕事内容
製薬会社向けHPLC(液体クロマトグラフ)の提案・導入
新薬の品質管理に使う高速液体クロマトグラフの最新モデルを製薬会社のラボに導入するプロジェクト。薬の成分を微量レベルで分離・定量する。FDA規制への対応も含め、機器選定から分析メソッド開発まで一貫して支援。
血管撮影装置の病院導入・保守
心臓カテーテル治療に使う血管撮影装置(Angiography)を大学病院に導入。リアルタイムで血管を可視化し、手術をサポートする。装置のインストールからトレーニング、定期メンテナンスまで一貫対応。
SHIMADZU AI分析プラットフォームの開発
分析データのAIによる自動判定・異常検知を実現するソフトウェアプラットフォームの開発。従来は熟練者の経験に頼っていた分析結果の解釈をAIで自動化し、ラボの生産性を大幅に向上。
ターボ分子ポンプの半導体工場向け納入
半導体製造装置に組み込まれるターボ分子ポンプ(超高真空ポンプ)の設計・製造・納入。半導体の微細化が進むほど高真空環境が必要になり、島津のポンプ需要は拡大中。
事業領域の全体像
分析計測機器事業
製薬会社・食品メーカー・大学・研究機関・環境分析機関液体クロマトグラフ(HPLC)、ガスクロマトグラフ(GC)、質量分析計(MS)、分光光度計など、物質の成分を「はかる」機器。製薬の品質管理、食品の安全検査、環境分析に不可欠。
配属される職種:技術営業、アプリケーション開発、機械設計、ソフトウェア開発、サービスエンジニア
医用機器事業
大学病院・総合病院・クリニックX線診断装置、血管撮影装置(Angiography)、PETカメラ、近赤外光イメージング。医療現場の画像診断を支える。がん早期発見技術やアルツハイマー血液診断など先端医療にも注力。
配属される職種:医療機器営業、サービスエンジニア、画像処理エンジニア、臨床アプリケーション
産業機器事業
半導体メーカー・装置メーカー・研究機関ターボ分子ポンプ、油圧機器、半導体検査装置。半導体製造に不可欠な超高真空環境を実現するターボ分子ポンプは需要拡大中。
配属される職種:機械設計、生産技術、品質管理、技術営業
航空機器事業
航空機メーカー・航空会社・防衛省フライトレコーダー、航空機搭載計器、ギアシステム。ボーイング・エアバス向けの航空機部品を供給。国産航空機への貢献も。
配属される職種:航空機器設計、品質保証、プロジェクトマネジメント
ひよぺん対話
入社したら最初にどんな仕事するの?
技術系は京都や三条の工場・研究所で設計や品質管理からスタート。営業系は分析計測か医用機器の部門に配属されて、顧客(研究者や医師)への提案営業を担当。島津の営業は「売る」だけじゃなく、顧客の課題を聞いて最適な分析手法を提案するコンサルティング型だよ。
研究職に入れるチャンスはある?田中耕一さんみたいに...
研究職は修士以上の理系が主力。分析化学・物理・電子工学のバックグラウンドが求められる。ただ島津は「研究者を大切にする文化」が本物で、基礎研究にも投資を惜しまない。田中耕一さんのようなブレークスルーは偶然じゃなく、この文化が生んだもの。研究志向の理系なら最高の環境だよ。
海外で働くチャンスは?
海外売上比率は約55%だから海外営業・海外赴任のチャンスはある。中国・東南アジア・欧米に拠点がある。ただしコマツやトヨタほど海外比率が高くないから、「絶対海外で働きたい」人よりは、京都ベースでグローバルビジネスに関わりたい人に向いてるかな。
サービスエンジニアってどんな仕事?
分析機器を顧客のラボに設置して、使い方を教えて、故障したら修理する。地味に聞こえるかもしれないけど、製薬の現場で機器が止まると生産が止まるから責任重大。顧客との信頼関係を最前線で築く仕事で、技術力とコミュニケーション力の両方が求められるよ。