3分でわかる島津製作所

科学の「はかる」を支える京都発の精密機器メーカー。
ノーベル賞受賞者を輩出した研究文化と、分析計測で国内首位の実力。

5,390億 売上高(2025年3月期)
901万円 平均年収
14,481名 連結従業員数

分析計測機器で国内首位級。1875年創業・京都本社

事業ポートフォリオ

ここ!
🔬
分析計測機器
液体クロマトグラフ・質量分析計・分光光度計。製薬・食品・環境分野で世界トップクラス
約3,200億円
🏥
医用機器
X線診断装置・血管撮影装置・PETカメラ。画像診断の技術で医療を支える
約900億円
⚙️
産業機器
ターボ分子ポンプ・油圧機器・半導体検査装置
約700億円
✈️
航空機器
フライトレコーダー・航空機搭載計器。国産航空機にも貢献
約400億円

売上の約6割が分析計測機器。製薬・食品・環境分析で使われるクロマトグラフ・質量分析計が主力。医用機器(X線・PET)、産業機器(ターボ分子ポンプ)、航空機器と多角化。

3つのキーワードで理解する

1

ノーベル賞企業——「研究者が主役」の文化

2002年、社員の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞。企業に所属する研究者としては異例の快挙。これは島津の「研究者に自由な環境を与え、基礎研究を大切にする」文化の象徴。受賞後も田中氏は同社でシニアフェローとして研究を続けている。

2

分析計測機器で国内首位——「はかる」技術の専門集団

液体クロマトグラフ(HPLC)で世界シェア2位。製薬会社が薬の成分を調べるとき、食品メーカーが安全性を検査するとき、環境機関が水質を測るとき——すべてに島津の分析機器が使われている。「はかる」ことなしに科学は成り立たない。

3

京都発・147年——老舗なのに最先端

1875年(明治8年)創業。日本で最も歴史ある精密機器メーカーのひとつ。京都という土地柄もあり、堅実経営と技術重視の文化が根付く。にもかかわらず、AI分析・量子技術・アルツハイマー血液診断など最先端領域にも積極投資。

身近な接点

💊

薬の品質検査

処方される薬の成分分析には島津のクロマトグラフが使われている。製薬会社の品質管理に不可欠

🍽️

食品の安全検査

残留農薬・添加物・栄養成分の分析。スーパーに並ぶ食品の安全を裏側で支えている

🏥

病院のX線・CT

健康診断のX線撮影装置や血管造影装置に島津の技術。医療画像診断の基盤

✈️

飛行機の安全

フライトレコーダー(ブラックボックス)を製造。航空事故の原因究明に不可欠な装置

ひよぺん対話

ひよこ

島津製作所って名前は聞くけど、正直何を作ってるのか分からない...

ペンギン

一言で言えば「科学の道具を作る会社」だよ。薬の成分を調べる分析機器、病院で使うX線装置、環境汚染を測る計測器——科学者や医者が「はかる」ために使う精密機器で国内トップ。ノーベル賞の田中耕一さんがいる会社と言えば分かるかな。

ひよこ

BtoB企業だよね?文系でも入れるの?

ペンギン

技術系の採用が多いけど、営業・マーケティング・管理部門で文系も採用してるよ。特に島津の営業は製薬会社や大学の研究者に機器を提案する「技術営業」で、理系の知識がなくても入社後に学べる。京都本社で落ち着いて働きたい文系にも良い選択肢だね。

ひよこ

年収901万円って結構高くない?

ペンギン

京都の製造業としてはかなり高水準。しかも京都は東京より家賃が2〜3割安いから、実質的な豊かさはもっと上。残業も少なめで、「稼ぎながらQOLも高い」というバランスの良さが島津の魅力だよ。

ひよこ

ノーベル賞の会社って、研究者じゃないと居場所ないの?

ペンギン

全然そんなことない。確かに研究開発は花形だけど、売上の6割は分析計測機器の営業・サービスが稼いでる。研究者に機器を提案し、アフターサービスで信頼を築く営業職は「縁の下の力持ち」として超重要。島津は技術を理解して顧客に価値を届けられる人を求めてるんだよ。

ひよこ

競合はどこ?海外メーカーと戦えるの?

ペンギン

分析計測の世界ではアジレント(米)、サーモフィッシャー(米)、ウォーターズ(米)が競合。世界市場では欧米勢が強いけど、日本市場では島津が圧倒的。海外売上比率は約55%で、アジアを中心に伸びている。規模では欧米に劣るけど、HPLCや質量分析で特定領域の世界シェア上位を維持してるよ。

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