👔 働く環境とキャリアパス——SHIFT

「テスターから始まり、品質コンサルタントへ」——SHIFTのキャリアは手動テストから始まるが、成長の天井はない。技術・マネジメント・コンサルの3方向に分岐するキャリアパスを正直に解説する。

キャリアステップ

1〜2年目

QAエンジニア(テスター)——テストの基礎を徹底的に身につける

  • 入社後はテスト基礎研修(数週間)でソフトウェアテストの考え方・ツール・コミュニケーション方法を学ぶ
  • プロジェクト配属後は手動テストの実行・バグレポート作成から始まる
  • 先輩QAエンジニアのもとでテストケースの読み方・バグ記録の作法・顧客への報告方法を習得
  • 「なぜこのテストが必要か」を考える論理力が最初の関門。「言われた通りにやるだけ」では成長しない
  • 配属業界(金融・ゲーム・製造等)のドメイン知識を並行して習得
2〜5年目

シニアQAエンジニア——テスト設計・顧客折衝・チームリード

  • テストケースの設計者として、「何をどう確認すれば品質が保証されたか」を自分で設計できるようになる
  • 顧客と直接コミュニケーションし、品質基準の合意・バグ優先度の調整を担う
  • 後輩テスターのメンター・小チームのリードを任されるようになる
  • テスト自動化のスキル習得(任意だが、自動化エンジニアへの転向も可能)
  • 特定業界・技術領域への専門化が進む(例:「金融QAのスペシャリスト」「モバイルQA専門」等)
5〜10年目

QAマネジャー / スペシャリスト——マネジメントか技術深化かを選ぶ

  • マネジャーコース: 10〜30名のQAチームを統括し、プロジェクト全体の品質・予算・スケジュールを管理
  • スペシャリストコース: テスト自動化・セキュリティ・パフォーマンステスト等の技術専門家として高付加価値業務を担当
  • M&A子会社への出向・移籍でキャリアが広がるケースも(セキュリティ子会社等)
  • QXコンサルタントとして顧客の品質文化変革に上流から関与するキャリアへの転換も可能
  • 年収500〜700万円台が典型的なレンジ
10年目〜

QA部門長 / 事業責任者——品質経営のリーダー

  • 事業部長・執行役員として部門全体の戦略・P/L責任を担う
  • M&A先企業の経営幹部としてグループ会社を率いるキャリアも
  • 「Quality Transformation(QX)」を旗印に、顧客企業の品質文化そのものをコンサルする上流ポジション
  • 年収700万円〜(ポジションによっては1,000万円超)

研修・育成制度

📚

テスト基礎研修(入社直後・数週間)

ソフトウェアテストの考え方・テスト手法(境界値分析・同値分割・デシジョンテーブル等)・バグトラッキングツールの使い方を学ぶ。IT未経験・文系出身者でも理解できるカリキュラムで、「テストって何をするのか」ゼロから学べる

🤖

テスト自動化トレーニング

SeleniumやAppiumなどのテスト自動化ツール・Pythonの基礎・CI/CDの概念を学ぶ研修。「プログラミング未経験でも受けられる」入門コースから、実際のプロジェクトで使える実践コースまで段階的に学べる。

🛡️

セキュリティ基礎研修

Webの脆弱性・セキュリティリスク・ペネトレーションテストの基礎を学ぶ研修。セキュリティエンジニアへの転向を考える人の入口になる。SHIFT SECURITYのノウハウがグループ内で共有される。

📊

プロジェクトマネジメント研修

WBSの作り方・リスク管理・顧客との品質基準の合意形成などのPM基礎を学ぶ。QAエンジニアが「チームリーダー→マネジャー」へ昇格する際に受講するコース。

🌏

グローバル英語・海外拠点連携

ベトナム・インドのオフショア拠点と連携して仕事をするための英語ビジネスコミュニケーション研修。グローバルQAプロジェクトへのアサインを目指す人向け。

向いている人 / 向いていない人

向いている人

  • 「なぜ?」と考えるのが好きな人——「このシステムはどこが壊れやすいか」「ユーザーはどこで困るか」を論理的に考える仕事。好奇心ドリブンで動ける人が強い
  • 技術を学ぶことに抵抗がない人——文系でも入れるが、ITの知識は継続的に学ぶ必要がある。「プログラミングを覚えたい」「新しいツールを試したい」という意欲が大切
  • 高成長・変化の激しい環境が好きな人——M&Aで常に組織が変わり、技術トレンドも速い。「安定した同じ仕事を毎日したい」人には向かない
  • 幅広い業界・企業を経験したい人——金融・ゲーム・自動車・医療など、担当プロジェクトごとに業界が変わる。「多様な経験を積みたい」人に合っている
  • 細かいことに気づく几帳面さ——バグを見つける仕事は「この画面の数値が0.1円ずれてる」という小さな異常に気づく能力が武器になる
⚠️

向いていない人

  • 「安定した大企業カルチャー」を求める人——SHIFTはM&Aで常に組織が変わる。「入社したときと5年後で会社が全然違う」ことが多い。安定志向の人には落ち着かない環境
  • 技術を絶対に学びたくない人——文系でも入れるが、ITの基礎は必ず身につける必要がある。「プログラミングは絶対やりたくない」という人には向かない
  • 年功序列・終身雇用を期待する人——成果主義の色が強く、早い人は3年でリーダー、遅い人は10年経ってもついていけない格差が出る
  • 常駐が嫌な人——客先常駐のプロジェクトが多い。「毎日同じオフィスに通いたい」という希望は叶いにくいことがある
  • 「テスト=低レベルの仕事」と思っている人——QAを軽視する気持ちが残っていると、モチベーションが続かない。品質保証の社会的価値を信じられる人が活躍する

ひよぺん対話

ひよこ

年収ぶっちゃけどのくらい?ITにしては低そうなイメージ…

ペンギン

SHIFTの平均年収は約540万円(2024年8月期有価証券報告書)。初任給は大卒月給約23〜25万円程度(職種・選考コースにより異なる)。内訳を見ると:QAエンジニア(1〜3年目)350〜450万円、シニアQAエンジニア(3〜7年目)450〜600万円、マネジャー・スペシャリスト(7年目以降)600〜800万円程度(口コミベース)。SIer大手(NTTデータ・富士通等)より低め、コンサル大手(アクセンチュア等)より低めというのが正直なところ。ただし成長速度が速いので、結果を出せば早くに上がる。「安定高年収」より「成長と挑戦」を取る人向けの会社だよ。

ひよこ

残業は多い?働き方はどう?

ペンギン

残業についてはプロジェクトによって大きく差があるのが正直なところ。余裕のあるプロジェクトは月20時間程度、リリース直前のプロジェクトは50〜60時間以上になることもある。特に「本番リリース直前の追い込み期間」はQAが最も忙しくなる——なぜかというと、リリースを遅らせる判断ができるのはQAの報告を見た後だから。「残業が少なくて安定した生活リズムを優先したい」人にはリスクがある環境。一方で有給取得率は改善傾向にあり、リモートワーク対応も増えた。プロジェクト選択である程度コントロールできるようにはなってきている。

ひよこ

M&Aで組織が変わりまくるって不安じゃない?

ペンギン

その不安は正直、間違っていない。年間10〜20社のM&Aで組織が常に変わるので、「入社した部署が1年後に別会社に統合された」というケースが出てくる。ただし「SHIFTグループ全体でのキャリア」という視点で見ると、選択肢が広がるともとれる。セキュリティ子会社に出向してセキュリティ専門家に転向、DX子会社でコンサル経験を積む——M&Aのスケールが個人のキャリアオプションを増やしている面がある。「1つの会社で安定したキャリアを積みたい」人には不向きだが、「いろんな環境で成長したい」人には面白い環境だよ。

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