数字で見るロート製薬

ESや面接で使える数字を完全整理。「4期連続過去最高売上・21年連続増配」の中堅OTCメーカーの実力を数字で読む。

知っておきたい数字

3,086億円
売上高(2025年3月期)
4期連続の過去最高・前期比14%増
389億円
営業利益(2025年3月期)
営業利益率約12.6%
826万円
平均年収(有価証券報告書)
平均年齢42.3歳・平均勤続14年
約1,500人
単体従業員数
連結約9,144人(臨時含む)
42%
海外売上比率
5年後に50%超を目標
21年連続
増配継続
財務安定性・株主重視の証

事業別売上構成(2025年3月期)

スキンケア関連(肌ラボ・メンソレータム・メラノCC等) 62%

約1,904億円——4期連続で拡大中

アイケア関連(ロート目薬等) 18%

約557億円——国内目薬市場シェアトップ

内服関連(新ルルA・Eu Yan Sang等) 16%

約493億円——M&Aで前期比59.7%増

その他 4%

約130億円

※日本基準・3月決算。地域別では日本54%、アジア33%、欧米等13%(2025年3月期)。

業績推移(直近3期)

2023年3月期2024年3月期2025年3月期
売上高2,392億円2,707億円3,086億円
営業利益330億円401億円389億円
営業利益率13.8%14.8%12.6%

※2025年3月期の営業利益は前期比2.8%減。売上拡大の一方でM&A関連費用・海外展開コストが利益を圧迫。

給与・待遇

平均年収826万円(平均年齢42.3歳)
初任給(修士了)月額292,000円
初任給(学部卒)月額266,500円
賞与年2回(業績連動)
残業月20〜25時間程度(推定)
フレックスあり(職種による)
本社・研究所大阪府東大阪市(研究・生産)、東京都新宿区(マーケ・事業)

採用データ

新卒採用数25〜40人(年度によって変動)
主な職種営業職(ドラッグストア担当)、商品開発職、研究職、マーケティング職
文系採用あり(営業・マーケティング・商品企画)
理系採用あり(研究・品質管理・商品開発)
選考フローES → 適性検査 → 面接2〜3回
本社勤務可能性マーケは東京、研究は大阪(東大阪)が多い

OTCメーカー4社比較

ロート製薬大正製薬HD久光製薬小林製薬
売上高3,086億円約3,600億円約1,500億円約1,700億円
平均年収826万円約750万円約700万円約750万円
主力商品目薬・肌ラボ・メンソレータムリポD・パブロン・リアップサロンパス・フェイタスアイボン・のどぬーる
海外比率42%(成長中)約40%約40%約30%
成長性4期連続過去最高安定安定不祥事対応中

ひよぺん対話

ひよこ

年収826万円って製薬会社の中でどのくらい?

ペンギン

製薬業界の中での序列を正直に——

・中外製薬: 1,207万円
・塩野義製薬: 1,003万円
・武田薬品: 1,081万円
・大塚製薬(推計): 700〜800万円
ロート製薬: 826万円
・田辺三菱製薬: 約850万円

製薬「研究・医薬品」の大手には及ばないが、OTC・スキンケア×消費財の複合企業として見ると——花王(約900万円)やコーセー(約750万円)との比較では中位。

ただし「年収826万円×大阪東大阪勤務or東京勤務」は生活コストを考えると実質的な豊かさは高め。大阪なら家賃等の生活費が東京比60〜70%で、年収826万円の実質価値は東京1,000万円に近い。

ひよこ

3,086億円って大きい?小さい?花王と比べたらどうなの?

ペンギン

花王(1.6兆円)の約1/5——ただし事業の性格が異なるので単純比較は禁物

身近な比較——
・スターバックスジャパン(売上約2,800億円)→ ロートはスタバより大きい
・コーセー(約3,700億円)→ ロートはコーセーより少し小さい
・ライオン(約4,000億円)→ ほぼ同規模

特筆すべきは成長率——
・2025年3月期売上3,086億円は前期比14%増・過去最高
・スキンケアが前期比7.7%増、内服が59.7%増(M&A効果大)
4期連続で過去最高売上を更新中

規模は中堅だが「成長率と安定性の両立」という点では、花王(成熟)・資生堂(国内苦境)と比べて今のロートはいいポジションにいるよ。

ひよこ

M&Aで売上が急増してるって聞いたけど、本当に強いの?

ペンギン

2025年3月期の内服関連59.7%増は大部分がM&A(モノ社等)の効果——これを正直に話しておく。

「オーガニック成長(自力での成長)」だけを見ると——
・スキンケア: +7.7%(オーガニック成長)
・アイケア: +4.4%(オーガニック成長)
・全体: 真の自力成長はせいぜい5〜8%

M&Aで売上数字は大きくなったが、PMI(統合作業)がうまくいくかはこれから——
・Eu Yan SangはシンガポールのHerbal/Traditional Medicine(漢方)チェーン。ロートのOTC薬品・スキンケアとのシナジーはまだ模索中
・統合コスト(IT統合・ブランド整合・人材統合)が数年間は利益を圧迫する可能性

面接では「M&Aによる成長の持続性をどう評価するか」まで語れると深い理解として評価されるよ。

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