数字で見るオリンパス
ESや面接で使える数字を完全整理。「内視鏡世界シェア70%×調整後営業利益率18.9%」の収益構造を体感する。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上構成
約6,361億円——胃カメラ・大腸カメラ・AI診断支援・保守サービス等
約3,607億円——超音波メス・腹腔鏡・手術インテグレーション等
業績推移(直近3期)
※オリンパスはIFRS採用・3月決算。下記は調整後(Core)実績。
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 約8,717億円 | 約9,258億円 | 9,973億円 |
| 調整後営業利益 | 約1,413億円 | 約1,578億円 | 約1,885億円 |
| 調整後営業利益率 | 約16.2% | 約17.0% | 18.9% |
給与・待遇
| 平均年収 | 1,046万円(平均年齢43.31歳、有価証券報告書ベース) |
| 初任給(大卒) | 月額236,000円 |
| 初任給(修士卒) | 月額261,000円 |
| 賞与 | 年2回(6月・12月) |
| 平均残業 | 14.6時間/月(2025年3月期、会社開示) |
| 有給取得率 | 72.0%(2025年3月期) |
| 離職率 | 6.7%(2025年3月期) |
| 借上社宅 | あり(転勤時の自己負担を軽減) |
採用データ
| 新卒採用数(2024年度実績) | 71人(事務系7人 / 技術系64人) |
| 採用予定(2026年度) | 100〜130人 |
| 文理比率 | 技術系が約9割。文系枠(事務系)は10名前後 |
| 推定倍率 | 50〜80倍(医療機器業界で高水準) |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接複数回 |
| 主な採用大学 | 東北大・東工大・大阪大・名古屋大・筑波大・北大等の理系院 |
医療機器大手比較
| オリンパス | テルモ | シスメックス | 富士フイルム(医療) | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 約9,973億円 | 約9,175億円 | 約4,600億円 | 約3,800億円 |
| 調整後営業利益率 | 18.9% | 約22% | 約24% | —(複合企業のため) |
| 主力領域 | 消化器内視鏡 | 血管・カテーテル | 体外診断(血液検査) | X線・CT・MRI |
| 世界シェア | 内視鏡70% | カテーテル60% | 血球計数機30%超 | X線システム上位 |
| 海外売上比率 | 約90% | 約68% | 約85% | 約60%(全社) |
ひよぺん対話
年収1,046万円って本当?新卒でもそんなにもらえるの?
1,046万円は全社員の平均(平均年齢43.31歳)だから、新卒1年目からこの額ではない。実際は——
・大卒初任給: 月額236,000円
・修士卒初任給: 月額261,000円
・賞与含めて1年目は約400〜440万円が目安
30代で700万円台、40代で1,000万円超というキャリアパスが多い。医療機器業界としては高め。製薬大手(中外1,207万円、武田1,081万円)と比べると少し低いが、「手術室に入れる仕事」と「医療機器専業の専門性」という非金銭的な価値は大きいよ。
採用人数ってどのくらい?文系でも入れる?
2026年度採用予定は100〜130人。
・2024年度実績: 71人(事務系7人、技術系64人)
・技術系が圧倒的多数。文系の枠は事務系として10人前後
正直に言うと——
・文系の枠は非常に少ない。10人前後の事務系採用は全国からの応募が集まる
・ただしMS(営業)職は文系・理系問わず採用している
・MS職の採用は事務系と技術系の両方からになるが、「医療に関わりたい文系学生」の主な入口はMS職
倍率はおよそ50〜80倍とされ、医療機器業界としては高め。文系が受けるなら志望動機の明確さ(なぜ医療機器か、なぜオリンパスか)が差別化の鍵。
売上9,973億円って何と比べればイメージできる?
身近なもので比較すると——
・花王の売上が約1.5兆円。オリンパスはその約3分の2の規模
・テルモと同規模(テルモも約9,000億円)。日本の医療機器大手2社が肩を並べている
・1日の売上に換算すると約27億円。東証プライムの精密機器セクターで上位
面白いのは調整後営業利益率18.9%。これは——
・自動車メーカー(トヨタ10〜12%)より高い
・総合電機(日立6〜8%)より高い
・「モノづくり企業としては高利益率」の部類
内視鏡は「一度導入すれば保守契約・消耗品で継続収益」が入るストック型ビジネスだから、利益率が高めになる。製薬ほどではないが、医療機器の中では高い収益性を持っている。