💼 仕事内容を知る

三菱ケミカルグループに入社したら、どんな仕事をするのか。4つの領域とプロジェクト事例から具体的にイメージしよう。

プロジェクト事例

半導体材料 チーム: 約15名 / 期間: 2〜3年

EUV対応フォトレジスト材料の開発

半導体の最先端プロセス(2nm以下)に対応するEUV用レジスト材料の開発プロジェクト。TSMCやSamsungなどの最先端ファブが求める仕様に対応し、収益性の高いスペシャリティ事業の柱に育てる。

👤 若手の関わり方 若手: 材料の合成・精製実験、物性評価、顧客サンプルの出荷対応。先端半導体の技術ロードマップに直結した仕事を1年目から担当
モビリティ チーム: 約20名 / 期間: 2年

EV向け炭素繊維複合材料(CFRP)の量産開発

電気自動車のボディ・バッテリーケース向けにCFRP部品の量産プロセスを確立。従来の鉄鋼部品比で30〜40%の軽量化を実現し、EVの航続距離延長に貢献。自動車メーカーとの共同開発。

👤 若手の関わり方 若手: プロセス実験・成形条件の最適化、自動車メーカーへの技術プレゼン補助。数十億円規模の新規受注に向けたチームの一員として活動
産業ガス チーム: 5〜8名 / 期間: 1〜2年

半導体工場向け超高純度ガス供給システムの構築

大陽日酸(グループ会社)として、国内外の半導体製造ラインへの特殊ガス(アンモニア・水素化物等)供給ネットワークを設計・構築。半導体製造に不可欠なインフラ事業。

👤 若手の関わり方 若手: 顧客工場との仕様調整、供給設備の設計補助、品質管理データの分析。英語での海外顧客対応も2〜3年目から始まる
事務系・営業 チーム: 3〜5名 / 期間: 通年

機能性フィルムの新規顧客開拓(アジア市場)

ディスプレイ向け機能性フィルムを中国・韓国・台湾の電機メーカーへ提案する海外営業プロジェクト。技術仕様のすり合わせから価格交渉・契約まで一気通貫で担当。

👤 若手の関わり方 若手: 先輩営業に同行して顧客訪問、製品サンプルの送付・フォロー、見積書作成。入社2〜3年で単独での海外出張が始まるケースも

事業領域マップ

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スペシャリティマテリアルズ

半導体・ディスプレイ・EV・航空宇宙メーカー

三菱ケミカルの利益率改善の主力事業。半導体向けフォトレジスト・機能性フィルム、EV向け炭素繊維・電池材料、航空機向けCFRPなど、最先端産業を支える高付加価値素材を開発・製造。

研究職は「世界で初めての素材を作る」プレッシャーと達成感が大きい。生産技術は精密化学プロセスの管理で専門性が高い。営業は技術提案型で顧客の設計段階から入り込む高度な仕事。

売上収益比率(概算)
約25%
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産業ガス(大陽日酸)

半導体工場・製鉄所・病院・食品工場

グループの安定収益の柱。日本・アジア最大級の産業ガス企業として、半導体工場の特殊ガス、病院の医療用酸素、食品工場の冷凍ガスなど幅広い産業インフラを支える。

景気変動に強いストック型ビジネスで、設備設置後は長期にわたる安定収入が続く。エンジニアはガス製造装置・配管設計、営業は大企業向けの設備提案が中心。グローバル展開も活発。

売上収益比率(概算)
約30%
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MMA・ケミカルズ

建材・自動車・電子機器・塗料メーカー

アクリル樹脂の原料MMA(メチルメタクリレート)で世界最大クラスの生産能力を持つ。透明プラスチック(アクリル板)・自動車テールランプ・ディスプレイカバーなどに使われる。

市況(MMA価格)の影響を受けやすく、現在はコスト削減と高付加価値グレードへの転換が課題。化学プラントの大規模運転が中心で、スケールの大きな仕事に関われる。

売上収益比率(概算)
約20%
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コーポレート・管理部門

全社横断

経理・財務・法務・人事・IR・DX推進など。連結6.6万人・世界37カ国のグループ経営を管理する巨大な管理機能。グローバル連結決算、M&A・事業売却の実務、法務・知財管理などスケールの大きな仕事ができる。

近年はDX推進(SAP導入・デジタル化)にも注力。事務系の採用は比較的少ないが、入社すれば経営に直結した仕事に早期から関われる。

事務系採用比率(概算)
約20%

ひよぺん対話

ひよこ

化学の知識がないと入社後に困る?

ペンギン

技術系は大学・大学院で学んだ専門知識が直接活かせる。でも事務系は入社後の研修でキャッチアップできる設計。最初の半年〜1年は「化学の基礎」をしっかり学ぶプログラムがあって、「化学が分からなくて話にならない」ことはない。ただし技術系の人たちと一緒に仕事するには、基礎的な素材の知識は早めに身につけた方がいい。

ひよこ

炭素繊維って航空機に使われるってことは超ニッチ?

ペンギン

航空機だけじゃない。ゴルフシャフト、釣り竿から始まって、今やEV車体・風力発電翼・水素タンクと用途が爆発的に広がっている。特にEV普及で「車体をどれだけ軽くできるか」が航続距離に直結するから、CFRPの需要は10年単位で伸び続ける。三菱ケミカルの炭素繊維事業(三菱ケミカルアドバンストマテリアルズ)は世界4位のシェア。入社すればEV革命の素材の最前線に立てるよ。

ひよこ

海外で働くチャンスはある?

ペンギン

世界37カ国に展開しているから、海外勤務・出張の機会は豊富。特に営業職はアジア(中国・韓国・台湾・東南アジア)への出張が多い。技術系は欧州子会社(Novachemなど)や米国への駐在もある。ただし最初の配属先によって差があり、産業ガス(大陽日酸)に配属されると国内中心になるケースも。希望を面接や配属面談でしっかり伝えることが大事。

ひよこ

「変革期」って言ってたけど、リストラされる可能性は?

ペンギン

正直に言う。炭素事業の縮小、石化事業の売却・再編は現在進行形で起きている。関連部門の人員はグループ内の別事業へ異動するケースが多いが、全員が希望通りとは限らない。大企業の「安定」は「絶対に異動しない」ではなく「グループ内でキャリアが続く」という意味。逆に言えばスペシャリティ材料・半導体・EV関連の事業は拡大中で、そこに入れれば成長機会は大きい。