総務省の所管分野を知る
地方自治から5G政策まで。「何でも屋」総務省の全体像を把握する。
プロジェクト事例で見る仕事
地方交付税の算定・配分
自治体ごとの財政需要と税収を算定し、約16兆円の交付税を公平に配分。若手でも算定ロジックの見直しに携わる。
5G周波数の割当政策
限られた電波資源を通信事業者に割り当てる制度設計。Beyond 5G(6G)に向けた研究開発政策も推進。
国勢調査の企画・実施
5年に1度の国勢調査(約1億2,600万人対象)の設計・実施。調査票のオンライン化やデータ活用の高度化を推進。
所管分野の全体像
地方自治行政
全国自治体地方交付税(約16兆円)の算定・配分、地方税制の企画、自治体の組織・定員管理、住民基本台帳制度。自治体への出向(副市長等)も多い。
情報通信行政
通信・放送事業者電波の割当・監理、通信事業の規制、放送行政、サイバーセキュリティ、Beyond 5G研究開発。デジタル庁との連携も多い。
統計行政
全省庁・国民国勢調査、経済センサス、家計調査、消費者物価指数など国の基幹統計を企画・実施。政策立案の根拠となるデータを生産。
消防行政(消防庁)
全国消防本部消防制度の企画・立案、緊急消防援助隊の運用、消防の科学技術研究。大規模災害時の調整司令塔。
ひよぺん対話
総務省に入ったらどんな仕事するの?
2〜3年ごとに全然違う分野を経験する「ジェネラリスト型」キャリア。地方財政→電波政策→統計→消防と、異動するたびに別の省に来たような感覚になるよ。
地方自治体への出向って具体的にどんな感じ?
30歳前後で地方自治体の副市長や部長クラスとして出向するケースがある。霞が関では下っ端でも、地方では幹部として意思決定に関わる。これは総務省ならではの経験だね。ただし地方赴任は家族の生活設計にも影響するから、覚悟は必要。
デジタル庁ができて総務省の情報通信部門の立場は?
正直、役割が重複する部分はある。デジタル庁は行政のデジタル化、総務省は通信インフラと電波政策。うまく棲み分けできるかは今後の課題。ただ電波行政は総務省の専権事項なので、ここは揺るがないよ。