💼 仕事内容を知る
世界の大工・電気工事士が信頼する工具を開発し、欧米の建設現場に届ける——マキタの「4つの仕事領域」で働くイメージを掴もう。
プロ職人が使う工具を作る OPE(屋外機器) 草刈機・チェーンソー電動化
欧米住宅オーナー向け 海外営業 欧米・アジア代理店管理
プロ職人との信頼構築 品質・生産技術 安城・国内工場でのQC
世界標準品質を維持
プロジェクト事例 — 若手はこう関わる
40Vmaxインパクトドライバーの新世代開発
プロ大工が現場で使うインパクトドライバーの新世代モデル開発。40Vmaxバッテリーを活かした「締め付けトルク最大化 vs 振動・騒音最小化」のトレードオフを解決する設計が課題。モーター・ギア・バッテリー制御のエンジニアが協力し、欧州・北米の建設現場でのフィールドテストで実用性を検証。
欧州建設市場への新商品ローンチ支援
欧州の建設現場ではMAKITA・HILTI・BoschのBIG3が熾烈な競争を繰り広げる。ドイツ・英国の建設ディーラーに40Vmaxシリーズの新商品を優先展示してもらうための交渉と、プロ職人向けデモイベントの企画・実施を担当。
新工具の量産品質立ち上げ
開発完了したインパクトドライバーを月産数万台規模で量産立ち上げするプロジェクト。初期ロットの不良率を許容範囲内に収めるための工程設計・検査基準設定・製造ライン調整が中心業務。世界中のプロ職人が信頼する品質を維持するため、サンプリング検査・信頼性試験(耐久・防水)を徹底実施。
充電式チェーンソーのガソリン機器代替開発
欧州・北米でのガソリン機器排気規制強化を受け、林業・造園のプロが使うチェーンソーの電動化が急務。40Vmaxバッテリーでガソリン機器に匹敵するパワーと連続使用時間を実現する開発プロジェクト。プロ職人が「電動でも仕事になる」と実感できる水準が求められる高難度開発。
事業領域マップ
電動工具事業(コア)
プロ職人(大工・電気工事士・配管工)・建設会社・工場インパクトドライバー・ドリル・丸ノコ・グラインダー等のプロ向け電動工具。最大の特徴は18V・40Vmaxバッテリーが280機種以上で共通のこと(2024年時点)。プロ職人は「電池を一種類に統一したい」という合理的理由でマキタを選ぶ。HILTI・Bosch・ミルウォーキー(米国)との激戦区で、品質と信頼性がブランドの命。
OPE(屋外動力機器)事業
欧米の住宅オーナー・造園業者・自治体充電式草刈機・芝刈機・チェーンソー・ブロワー等のOPE(Outdoor Power Equipment)。欧州・米国カリフォルニア州のガソリン機器排気規制強化が追い風。「電動工具のバッテリーがそのままOPEで使える」のがマキタのOPEの強み。欧米の住宅オーナーが庭の草刈りに使うDIY市場でも急成長中。
海外営業・販売体制
欧州・北米・アジアの建設ディーラー・代理店世界170以上の国と地域に直接または代理店経由で販売。欧州(ドイツ・英国・フランス等)・米国に自社販売子会社を持ち、プロ向け工具の展示会・デモイベントを常時実施。現地の建設・工事業界とのネットワークが最大の資産。日本人駐在員が現地法人のスタッフと連携し、新商品ローンチ・在庫管理・アフターサービスを担当。
品質管理・生産技術
内部(製造ライン・出荷検査)プロ職人が過酷な現場で使う工具だから品質基準が極めて厳しい。防塵・防水(IP保護等級)、耐衝撃、高温・低温環境での動作保証、連続使用耐久テスト等を自社基準で全数・抜き取り検査。安城の自社工場が品質の砦で、海外(中国・ルーマニア等)の生産拠点も日本基準を横展開。品質問題が出れば、プロ職人の現場で重大事故につながりかねないという緊張感がある。
ひよぺん対話
電動工具の開発って、具体的に何をするの?
マキタの製品開発は大きく3つの専門領域——
①電気・電子設計: バッテリーからモーターへの電力供給制御・インバータ設計。40Vmaxの高電圧でモーターを最適に回す「BLDCモーター(ブラシレスDCモーター)」の制御ソフトウェアが現代の工具の心臓部
②機構設計: ギア・クラッチ・チャック(先端のビットを固定する部品)の設計。工具の「打撃機構(ハンマー)」が正確に動作し、振動を抑えるのは精密なメカニクスの世界
③バッテリー・セル開発: リチウムイオンセルの選定・パック設計・BMS(バッテリー管理システム)開発。電池の温度・電圧をリアルタイム管理して安全性と性能を両立
どの領域も「プロが現場で使い倒せる品質」という厳しい目標がある。趣味でDIYするレベルとは全然違う強度と信頼性が求められる。
海外営業って英語が必要?工具の知識がないとだめ?
英語は必要。マキタの海外売上80%の相手は欧米アジアの建設ディーラーや代理店で、英語でのメールや商談が日常。ただし「英語が流暢でなくても、工具の知識があれば伝わる」のがものづくり営業の良いところ。
工具の知識は入社後に身につけられる。重要なのは——
・プロ職人が何を求めているかを理解する感受性
・「この工具はなぜ他社より優れているのか」を自分で実際に使って体験する姿勢
・ドイツ・英国の建設ディーラーとの長期的な信頼関係の構築
マキタの営業は「工具を売る」だけでなく、「プロ職人の仕事を支える」というスタンスが大切。ブランドへの敬意と職人文化への理解が、海外でも通用する営業担当者を作るよ。