📊 数字で見るマキタ
ESや面接で使える数字と、給与・採用データの実態。「電動工具メーカーなのに年収823万円」の理由を数字で理解する。
知っておきたい数字
地域別売上構成(FY2024)
DACH・英国・フランス・北欧が中心。プロ向け工具・OPEともに強い
国内建設・電気工事・住宅向け。安定収益の基盤
米国・カナダ。OPE電動化規制で急成長中
中国・東南アジア・中東・アフリカ・中南米。成長市場での基盤構築
※ 概算値。FY2024有価証券報告書・事業報告をもとに整理。
業績推移(直近3期・3月期)
| FY2022 | FY2023 | FY2024 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,247億円 | 7,576億円 | 7,184億円 |
| 営業利益 | 801億円 | 1,133億円 | 918億円 |
| 営業利益率 | 12.8% | 15.0% | 12.8% |
| 当期純利益 | 693億円 | 953億円 | 741億円 |
※ 日本基準(JGAAP)。FY2023はコロナ後の建設需要回復・円安追い風でピーク。FY2024は欧州工具市場の調整とロシア撤退影響で減収。長期トレンドは成長基調。
給与・待遇
| 平均年収 | 823万円(平均年齢41.2歳・FY2024有価証券報告書) |
| 初任給(大卒) | 月約23〜25万円(2025年度採用実績・公式ページベース) |
| 初任給(修士卒) | 月約25〜27万円 |
| 賞与 | 年2回(業績連動型。近年は年収の4〜5ヶ月分程度) |
| 住宅補助 | 独身寮・社宅あり(安城・名古屋エリア中心) |
| 退職金 | 確定給付年金制度あり |
※ 平均年収は有価証券報告書(FY2024)。初任給はマキタ公式採用ページ。
採用データ
| 新卒採用人数(目安) | 技術系約100〜130名・事務系約20〜30名(年次により変動) |
| 男女比 | 男性が多数(技術系は特に男性比率高め) |
| 文理比率 | 技術系(理系)約75% / 事務系(文理不問)約25% |
| 採用倍率(推定) | 技術系30〜60倍 / 事務系30〜60倍 |
| 採用大学傾向 | 旧帝大・名古屋大・名工大・早慶・理系上位校が多い |
| 選考の特徴 | 「なぜマキタ?」の具体的志望動機と、工具・建設産業への理解度を重視 |
働き方データ
| 平均残業時間 | 月20〜30時間程度(製造業として標準的) |
| 平均勤続年数 | 約16〜17年(長め) |
| 離職率 | 低め(長期キャリアを積む社員が多い) |
| フレックスタイム | 一部部門で導入 |
| テレワーク | 事務部門は一部実施。開発・品質・製造は原則出社 |
電動工具メーカー比較
| マキタ | HiKOKI(工機HD) | 京セラ(RYOBI工具) | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,184億円 | 約3,000億円(推定) | 非公開(工具事業単独) |
| 世界順位 | 2位 | 3〜4位 | DIY中心 |
| 平均年収 | 823万円 | 非公開 | 工機HD全体で約700万円 |
| 本社 | 愛知県安城市 | 東京(工機HD) | 京都・大阪 |
| 特徴 | 無借金・プロ向け特化 | MultiVolt・北米展開 | DIY・一般向け |
| 海外比率 | 約80% | 約70% | 限定的 |
※ マキタはFY2024(3月期)。HiKOKI・京セラは推定値を含む。
ひよぺん対話
年収823万円ってホント?電動工具のメーカーにしては高くない?
本当。有価証券報告書(FY2024)ベースで平均年収823万円。平均年齢41.2歳。日本の全産業平均(約458万円)の約1.8倍で、製造業の中でもトップクラス。
なぜ高いか——
・無借金経営で稼いだ利益を社員に還元できる財務体力
・グローバル展開で稼いだ外貨の恩恵(円安が追い風になることも)
・少数精鋭(約21,000人で7,000億円超を稼ぐ)
ただし30代前半は400〜600万円台からスタートし、40代で600〜800万円超になっていくカーブ。「入社直後から高い」ではなく「長く勤めるほど上がる」典型的なメーカー型。
採用倍率ってどのくらい?理系じゃないと無理?
マキタは「工具マニア・建設業界に詳しい学生」が少ないという事情もあり、知名度の割に受験者が分散しやすい。倍率は——
・技術系(電気・機械): 30〜60倍程度(推定)
・事務系(国際・営業・管理): 30〜60倍程度(推定)
文系は事務系で採用あり。英語力が高く、かつ「電動工具・建設産業への本物の興味」を示せれば十分戦える。
選考の特徴は「なぜマキタ?」の志望動機の具体性。「工具が好き」「建設現場を見たことがある」「バッテリー互換システムの競争優位性を理解している」などのエピソードが評価される。「知名度があるから」「グローバルだから」という漠然とした理由では通らない。
残業や働き方ってどうなの?
有価証券報告書・口コミを踏まえると——
・平均残業時間: 月20〜30時間程度(製造業として標準的)
・開発部門の繁忙期: 新製品の評価期間は月30〜40時間以上になることも
・離職率は低い: 平均勤続年数が長く、長期で安定的なキャリアを積む人が多い
安城本社は車通勤が前提で、帰宅後の生活コストは名古屋より低い。「残業は多くないが仕事に集中する環境」というのが多くの社員の評価。フレックスタイム制の部門もあるが、製造・開発部門は現場の都合に合わせた勤務が基本。