農林水産省の所管分野を知る

食料から森林・漁業まで。日本の1次産業を丸ごと支える政策の全体像。

プロジェクト事例で見る仕事

食料安全保障 全国農地

農地集積・スマート農業加速パッケージ

担い手農家への農地集積支援と、ドローン・AI農機の導入補助を組み合わせた政策パッケージ。2025年度から5年間の集中投資。

👤 若手の関わり方 1〜3年目:農産局で制度設計・予算要求・全国農政局への通達作成
輸出促進 輸出5兆円目標

日本産農産品の海外市場開拓

和牛・日本酒・フルーツの輸出拡大に向けた規制緩和交渉(米国・EU・中国)、現地プロモーション、GI(地理的表示)登録支援。

👤 若手の関わり方 3〜5年目:輸出・国際局で二国間交渉の補佐、プロモーション企画
林業振興 国土の67%

国産材の需要拡大と森林整備

木材自給率向上(2030年目標:50%)に向けたCLT(直交集成板)建築の普及、公共建築物の木造化、森林吸収源クレジット制度の整備。

👤 若手の関わり方 2〜4年目:林野庁で木材利用促進の施策立案、建設省庁との調整

所管分野の全体像

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食料・農業政策

農家・農業団体・消費者

改正食料・農業・農村基本法(2024年)に基づく農業の構造転換。農地集積・集約化、担い手育成、農業法人化支援。食料自給率の向上を国家目標に掲げる。

予算比重
約50%(約1.1兆円)
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スマート農業・DX

農家・農業法人・農機メーカー

ドローン農薬散布、GPS自動走行トラクター、AI病害虫診断アプリの普及。農業DX戦略に基づき農研機構と連携して実証・普及を推進。

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林業・木材産業(林野庁)

森林組合・木材企業・建設業

木材自給率向上、CLT・木造建築の推進、カーボンニュートラルに向けた森林吸収源の管理。森林環境税(2024年度開始)の活用。

予算比重
約20%(約4,500億円)
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水産・漁業(水産庁)

漁業者・水産加工業・養殖業

漁業資源管理(TAC制度)、養殖業のスマート化、水産物輸出振興。乱獲を防ぎながら漁業者の所得向上を両立させる難題に取り組む。

ひよぺん対話

ひよこ

農水省に入ったらどんな仕事するの?

ペンギン

農林水産省は農業・林業・漁業の3分野をローテーションするのが特徴。入省して数年は農産局・農村振興局・輸出局...と異動しながら幅広く学ぶ。林野庁や水産庁に出向することもあるし、全国47都道府県の農政局に勤務するケースも多いよ。

ひよこ

農村や地方に転勤があるの?

ペンギン

ある。農水省は全国9か所に地方農政局があって、出向することが多い。農家の現場を実際に見ることが政策の質を高めるから、現場経験を重視する省なんだ。地方が嫌いじゃないなら、むしろ農業の現場を肌で感じられるのは大きな強みになるよ。

ひよこ

スマート農業の仕事って具体的には?

ペンギン

農研機構(研究機関)や農機メーカー(クボタ・ヤンマー等)、スタートアップと連携して、実証実験の設計→補助金制度の設計→全国普及という流れで進める。農業知識も必要だけど、データ分析やIT企業との折衝スキルも求められる。