💼 協和キリンの仕事内容を知る

抗体研究者から希少疾患のスペシャリストMR、グローバル事業開発まで。製薬企業の現場を解説。

プロジェクト事例で見る仕事

研究開発 チーム: 約20名 / 期間: 3〜5年

クリースビータの適応拡大研究

希少疾患薬クリースビータの新たな適応症(骨軟化症の新亜型)への適応拡大を目指す臨床試験の設計・実施。国際多施設共同試験として欧米・日本の医療機関を巻き込んで進める。

👤 若手の関わり方 若手研究員・CRA(臨床開発モニター): 臨床試験のデータ収集・モニタリング、医療機関との調整、FDA・PMDAへの資料作成サポート
MR チーム: 1名(個人担当制)/ 通年

希少疾患専門医への情報提供活動

全国に数少ない小児科・内分泌科の専門医に対し、クリースビータの適切な使用情報を提供。患者発見から処方決定、長期投与のサポートまで一連の支援を担当。

👤 若手の関わり方 MR: 専門医との面談(週複数回)、患者会・患者支援団体とのコミュニケーション、副作用の早期収集と報告
メディカルアフェアーズ チーム: 約8名 / 期間: 通年

ATL(成人T細胞白血病)診断ガイドラインへのエビデンス提供

ポテリジオの治療効果に関する臨床データを学術論文・学会発表で発信。ガイドライン委員会への学術情報提供と、ポテリジオが推奨されるためのエビデンス構築。

👤 若手の関わり方 若手(MA職): 論文・学会スライドの作成サポート、医師への学術ディスカッションのアレンジ、臨床試験データの整理
事業開発 チーム: 約10名 / 期間: 1〜2年(案件による)

北米バイオテク企業とのライセンス提携交渉

米国のバイオテクベンチャーが持つ希少疾患領域の新規抗体候補との導入ライセンス交渉。科学的評価(デューデリジェンス)から契約条件の交渉まで。

👤 若手の関わり方 若手: 科学的評価レポートの作成、市場規模・競合分析、契約書の日英翻訳サポート

職種・領域マップ

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研究開発(R&D)

患者・医療機関・規制当局

基礎研究(抗体の設計・スクリーニング)から臨床開発(フェーズ1〜3の臨床試験)まで。ポテリジェント技術を核にした抗体工学の専門知識が必要。日本・米国・英国の研究拠点で国際的に仕事が進む。

臨床開発(CRA・プロジェクトマネジメント)は文系出身者も活躍できる領域。

R&D投資額
売上の約20%(製薬業界平均水準)
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MR(医薬情報担当者)

専門医(血液内科・腎臓内科・内分泌科等)

協和キリンのMRは「希少疾患のスペシャリスト型MR」が特徴。担当患者数が少ない分、1人の患者さんに対して医師とともに長期間関わる深さがある。処方件数のノルマより「適切な治療を届ける」という使命感が重視される文化。

MR配置
全国の希少疾患専門施設中心
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メディカルアフェアーズ(MA)

医師・学会・ガイドライン委員会

MRとは異なり、「販売促進ではなく医学的エビデンスの普及」を目的とした職種。論文発表・学会発表・ガイドライン委員会への情報提供が主な業務。薬学・医学の専門知識が必要で、将来的にはKOL(主要な医師)とのパートナーシップを構築する。

MA職の比率
グローバル製薬で重要性増加中
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コーポレート・事業開発

全社・外部パートナー

経営企画・財務・法務・人事・ライセンス・アライアンス。特に事業開発(BD)は米国・欧州のバイオベンチャーとの提携交渉を担う花形職種。英語力と科学知識の両方が求められる。グローバル企業として実際に海外出張・交渉が多い部門。

海外連携比率
売上の60%超が海外由来

ひよぺん対話

ひよこ

MRって何する仕事?薬を売る営業マン?

ペンギン

「薬を売る」というより「適切な情報を届ける」仕事。医師・薬剤師に自社薬品の効果・副作用・用法を正確に伝え、最適な患者に使ってもらえるようにする。協和キリンのMRは希少疾患が専門だから、担当する専門医も絞られる。ゴリゴリの営業というより「希少疾患の情報専門家」としての役割が強い。患者さんへの薬の届け方を医師と一緒に考えるパートナー的な存在。

ひよこ

文系でも研究職以外で活躍できる?

ペンギン

活躍できる。MR・メディカルアフェアーズ・事業開発・コーポレートは文系でも入れる職種。特にMRは文系採用が多い。ただし製薬会社のMRは「薬の知識」を入社後に取得する必要があり、業界資格(MR認定試験)に合格する勉強は理系のハードルと同じくらい大変。事業開発は英語+交渉力が必要で、文系でもグローバルな仕事ができる。