京セラの仕事内容

セラミック技術を源泉に、半導体パッケージからプリンター、太陽光まで——「多角化の王者」の3つの事業領域。

💎 コアコンポーネント セラミック部品
半導体パッケージ
🔌 電子部品 コンデンサ・水晶
コネクター
📠 ソリューション プリンター・太陽光
通信・IT

プロジェクト事例で見る仕事のリアル

コアコンポーネント 開発期間1〜3年 / チーム10〜30名

AI半導体向けセラミックパッケージの開発

データセンターのAIチップ向けに高放熱セラミックパッケージを開発。半導体の発熱問題を京セラのセラミック技術で解決。窒化アルミニウム基板で従来比2倍の放熱性能を実現し、AIサーバーの高密度化に貢献。

👤 若手の関わり方 入社2〜3年目のエンジニアがセラミック材料の配合設計・焼成条件の最適化を担当。試作→評価→改善のサイクルを回す
電子部品 量産対応 / チーム10〜20名

車載用セラミックコンデンサの高信頼性化

EV・ADAS向けに-40℃〜+150℃で動作する車載セラミックコンデンサを開発。10年以上の耐久性と小型化を両立。自動運転のECU(電子制御ユニット)にも搭載される「車の安全を支える部品」

👤 若手の関わり方 若手エンジニアは信頼性試験(高温放置・温度サイクル・耐湿性)の評価と不良解析を担当
ソリューション プロジェクト規模 / チーム20〜50名

メガソーラー発電所のEPC

大規模太陽光発電所の設計(Engineering)・調達(Procurement)・建設(Construction)を一括受注。京セラ製の太陽光パネルを使い、数十MWの発電所を建設・運営。再生可能エネルギーの普及を推進。

👤 若手の関わり方 入社3年目頃から現場の施工管理やお客さん(電力会社・自治体)との折衝を担当。売上規模数十億円のプロジェクト
営業 担当企業10〜20社

半導体メーカーへの技術営業

半導体メーカーに対してセラミックパッケージや基板を提案する技術営業。「次世代チップにどんなパッケージが必要か?」をエンジニアと一緒に考え、カスタム仕様の提案書を作成。受注から量産まで1〜3年の長期案件。

👤 若手の関わり方 入社2年目から先輩と同行しながら担当企業を持ち、3年目には一人で提案〜受注まで回す

事業領域マップ

💎

コアコンポーネント

半導体・自動車・産業機器向け

ファインセラミック部品: 半導体製造装置の部品、自動車のセンサー基板。高温・高圧・腐食に耐える
半導体パッケージ(セラミック): AIチップ、5G基地局向け。セラミック基板で高い放熱性・絶縁性を実現
半導体パッケージ(有機): スマートフォン・PC向けの有機基板。大量生産に対応
切削工具: セラミック製の刃物。金属加工の高速・高精度を実現
医療機器部品: 人工関節、歯科インプラントにセラミック技術を応用

売上構成
約35%(約7,000億円) 技術の源泉
🔌

電子部品

スマートフォン・車載・産業機器向け

セラミックコンデンサ: 電圧を安定させる超小型部品。スマホ1台に数百個搭載
水晶デバイス: 通信機器の基準周波数を作る部品
コネクター: 基板同士をつなぐ接続部品。5G・車載向けで成長
SAWフィルター: スマホの通信を選別するフィルター部品

売上構成
約22%(約4,400億円)
📠

ソリューション

オフィス・エネルギー・通信

ドキュメントソリューション: プリンター・複合機。京セラドキュメントソリューションズが担当。低ランニングコストが強み
太陽光発電: 住宅用・産業用太陽光パネル。日本初の太陽光事業化企業
通信機器: 法人向けスマートフォン(TORQUE等)、通信モジュール
IT事業(KCCS): 京セラコミュニケーションシステムズ。データセンター、クラウド、AI、IoTソリューション

売上構成
約43%(約8,700億円)

ひよぺん対話

ひよこ

配属で全然違う仕事になりそう...セラミックとプリンターってまったく別じゃん。

ペンギン

その通りで、京セラの最大の特徴でもあり最大のリスクでもある。配属先によって——

コアコンポーネント: 材料科学の世界。セラミックの配合・焼成・評価
電子部品: 超小型部品の設計・製造プロセス開発
ドキュメントソリューション: プリンターのメカ設計・ソフト開発
太陽光: 発電所のEPC(設計・調達・建設)
KCCS(IT事業): システム開発・クラウド・AI

完全に別の仕事。ただしアメーバ経営で共通の経営マインドが養われるから、「どの事業に行っても経営感覚を持つ人材に育つ」のが京セラの哲学。面接では「複数の事業に興味がある」より「この事業で何をやりたいか」を明確にした方がいいよ。

ひよこ

プログラミングの仕事もあるの?

ペンギン

ある。特に——

KCCS(京セラコミュニケーションシステムズ): システム開発、AI・IoTプラットフォーム開発、クラウドインフラ構築
ドキュメントソリューション: プリンターの組み込みソフト開発、クラウド印刷サービス
電子部品: 製造プロセスの自動化・AI品質検査

ただし京セラ全体としては材料・ハード寄りの技術が主流。純粋なソフトウェアエンジニアとしてキャリアを積みたいならKCCSを志望するのが一番だけど、IT企業と比べると技術スタックは保守的な面もあるよ。

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