💼 仕事内容を知る
鉄鋼・産業機械・建設機械・溶接の4つの事業領域で、素材を作り・機械を設計し・世界に売る。入社したらどんな仕事をするのか、領域別に見ていこう。
具体的なプロジェクト事例
自動車メーカー向け特殊鋼開発
電動化対応のモーターシャフト用特殊鋼の開発プロジェクト。軽量化と高強度を両立する新合金の設計・量産化を担う。自動車メーカーの技術者と共同で評価試験を繰り返し、量産ラインへの移行までを一貫して担当する。
水素インフラ向け圧縮機の設計・納入
水素ステーション・輸送向けの大型圧縮機を受注し、設計から試運転まで関与するプロジェクト。水素対応の特殊仕様が必要で、安全性・耐久性の設計が鍵になる。国内外の水素インフラプロジェクトへの納入実績を積み上げている。
東南アジアでの建設機械の販売・アフターサービス
タイ・インドネシアの建設現場にコベルコ建機の油圧ショベルを販売し、現地メンテナンス体制を整備するプロジェクト。現地代理店と連携しながら、販売後のサポート体制を作り上げる。アジアインフラ需要の取り込みが狙い。
4つの事業領域
鉄鋼・アルミ
自動車・航空機・建設向け- 特殊鋼(ばね鋼・軸受鋼・タイヤコード鋼): 自動車のサスペンション・タイヤ・ベアリングに使われる高機能鋼。国内トップシェア
- 航空機用アルミ合金: ボーイングなどに供給する高強度アルミ。機体・翼に使用
- 銅・チタン製品: 電子部品・熱交換器向けの高機能素材
産業機械(KOBELCO機械)
化学・石油・水素・LNG向け- 大型圧縮機・コンプレッサー: 石油精製・LNGプラント・水素ステーションに必須の機械。世界トップ級のシェアを持つ
- タイヤ加硫機: タイヤ製造ラインに使われる特殊機械。グローバルで高いシェア
- プラスチック機械: 射出成形機・押出機などのプラスチック加工機械
利益率が最も高いセグメント。水素インフラ需要で今後の成長が期待される
建設機械(コベルコ建機)
建設・土木・インフラ向け- 油圧ショベル: 主力製品。北米・欧州・アジアで「KOBELCO」ブランドで展開
- ラフタークレーン: 大型建設・橋梁工事に使われるクレーン
- アフターサービス・部品供給: 販売後のメンテナンス・部品供給で安定収益を確保
日野エンジン認証不正(2022年)の影響を受けたが、エンジン切り替えにより回復中
溶接材料・エンジニアリング
造船・建設・エネルギー向け- 溶接材料(溶接棒・溶接ワイヤ等): 世界トップ3の溶接メーカー。造船・橋梁・建設に使われる
- エンジニアリング事業: 環境設備(廃棄物処理・排水処理)や電力設備の設計・建設
- 産業ガス設備: 空気分離装置・窒素発生装置などの産業ガスプラント
ひよぺん対話
神戸製鋼って「鉄を作る会社」のイメージだけど、入社したら何をするの?
配属先によって全然違うよ。鉄鋼部門に行けば製鉄所での生産管理・品質管理・営業、機械部門に行けば圧縮機の設計・製造・グローバル営業、建設機械部門に行けばコベルコ建機のディーラー管理・海外販売という感じで幅がある。文系なら営業・調達・管理部門、理系なら設計・研究開発・生産技術が主なルートだね。
文系の営業って何を売るの?難しそう…
特殊鋼・圧縮機・建設機械など製品が多岐にわたる。最初は先輩に同行して、製品の基礎知識を3〜5年かけて習得するよ。鉄鋼営業なら自動車メーカー・電機メーカーが主要顧客で、顧客の設計部門と製品仕様を詰める技術営業が中心になる。理系知識がなくても仕事は成立するけど、専門用語や製造プロセスを地道に勉強する必要はあるよ。
「水素インフラ向け圧縮機」って、どんな仕事?具体的に教えて
水素を高圧で圧縮して輸送・貯蔵するには大型の圧縮機が必要なんだ。神戸製鋼はそういった機械を設計・製造して売る事業を持ってる。若手エンジニアなら、部品の選定・図面の確認・サプライヤーへの発注・試運転への立ち会いなどを担当する。規模が大きいと2〜3年越しのプロジェクトになるから、粘り強さが求められるよ。
海外に行く機会はある?
あるよ。コベルコ建機はアメリカ・欧州・タイ・インドネシアに拠点があって、海外赴任や出張の機会がある。産業機械も中東・アジアのプラントに納入するから、現地での試運転・技術支援で海外に出ることが多い。溶接材料はアジア・中東に販売ネットワークを持ってる。早い人だと入社3〜5年目から海外出張が始まることも珍しくないよ。
理系で入ったら研究開発と製造どっちに行くの?
採用段階で「技術系総合職」として採用されて、配属先は会社が決める。研究開発(新素材・新製品の開発)、生産技術(製造ラインの改善)、品質管理、設計エンジニアリングのどれかに行く可能性がある。製鉄所や工場に配属されると加古川・真岡・大安などの拠点に住むことになるから、そこは事前に心の準備をしておくといいよ。