数字で見るキッコーマン
ESや面接で使える数字と、給与・採用データ。醤油メーカーにして海外売上73%——数字でキッコーマンの全体像をつかむ。
知っておきたい数字
セグメント別売上構成(概算)
JFCインターナショナルによる海外日本食品・アジア食品卸売。海外売上の大半を占める
キッコーマン醤油・つゆ・ソース類。国内家庭用・業務用・海外現地生産品
トマトジュース・ケチャップ・缶詰。日本デルモンテが担う国内事業
※ キッコーマンはIFRS採用。セグメント区分は事業の性質に基づく概算。食料品卸売(JFC)が海外売上の大半を占める構造が特徴。
給与・待遇
| 平均年収 | 823万円(連結・平均年齢43.5歳、2025年3月期) |
| 初任給(大卒) | 月給230,000円 |
| 初任給(修士了) | 月給245,000円 |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 平均残業時間 | 月約13.9時間(法定外) |
| 諸手当 | 住宅手当・通勤手当・家族手当等 |
※ 初任給は2025年度実績。海外駐在時は現地手当・赴任手当等が加算される。
採用データ
| 新卒採用人数 | 推定80〜90名程度(非公開) |
| 職種 | 総合職(営業・マーケティング・海外・管理)+技術職(R&D・生産技術) |
| 平均勤続年数 | 約16〜18年(定着率が高い) |
| 従業員数(連結) | 約7,700名(2025年3月期) |
業績推移(直近3期・3月期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 6,227億円 | 6,715億円 | 7,090億円 |
| 営業利益 | 664億円 | 710億円 | 737億円 |
| 営業利益率 | 約10.7% | 約10.6% | 約10.4% |
| 海外売上比率 | 約71% | 約72% | 約73% |
※ IFRS基準。売上収益・営業利益ともに増収増益傾向。円安の追い風もあり海外売上の円換算が好調。
食品メーカー4社比較
| キッコーマン | 味の素 | ハウス食品G | 日清食品HD | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,090億円 | 1兆5,305億円 | 3,154億円 | 7,766億円 |
| 営業利益 | 737億円 | 1,593億円(事業利益) | 200億円 | 744億円 |
| 平均年収 | 823万円 | 1,037万円 | 約700万円台 | 881万円 |
| 海外売上比率 | 約73% | 約65% | 約10%台 | 約40% |
| 主力事業 | 醤油+卸売 | 調味料+電子材料 | カレールウ+外食 | 即席麺 |
| 会計基準 | IFRS | IFRS | 日本基準 | 日本基準 |
※ 各社最新決算期(2025年3月期または2024年3月期)のデータ。会計基準の違いに注意。
ひよぺん対話
年収823万円って実際どう?若手はどのくらいもらえる?
823万円は全社員平均(2025年3月期・平均年齢43.5歳)の数字。若手の実態は:
・初任給:大卒23万円、修士卒24.5万円
・入社3年目:年収450万円前後
・主任クラス(8〜10年目):600〜750万円
・課長クラス(13〜15年目):800〜1,000万円
食品メーカーの中で比べると、味の素(初任給27.5万円・平均1,037万円)より初任給が低いが、年功で着実に上がるのが特徴。残業月13.9時間に対してこの水準は「悪くない」が、「初年度から稼ぎたい」人には向かない給与体系。
採用人数って多いの?競争率は?
キッコーマンは採用人数を非公開にしているが、年間80〜90名程度と推定されている。食品メーカーとしては標準的だが、ブランド力が高いためプレエントリーが多く、倍率はかなり高い。
職種は総合職(営業・マーケティング・海外・管理系)+技術職(R&D・生産技術)の2系統。文理比は非公開だが、R&D・生産技術の採用も一定数あるため理系も一定割合いる。海外志望を明示すると差別化しやすい。
業績って伸びてるの?最近どう?
2025年3月期の売上収益7,090億円は好調。営業利益737億円、営業利益率約10.4%は調味料メーカーとして高水準。
成長ドライバーは①海外事業の拡大(JFC卸売+醤油の海外販売増)と②国内の高付加価値商品(減塩・有機)へのシフト。円安の追い風もあり、海外売上の円換算が好調。逆に円高になると目減りするリスクはある。直近3期は増収傾向が続いており、財務体質も安定している。