3分でわかるかんぽ生命
全国約2万の郵便局で保険を届ける日本郵政グループの生命保険会社。約1,800万件の保有契約
日本郵政グループの一員・郵便局ネットワークが最大の武器
日本郵政グループの全体像
日本郵政グループは郵便・貯金・保険の3事業で構成。かんぽ生命は「保険」を担当し、約2万の郵便局を販売チャネルとして活用。
3つのキーワードで理解する
全国2万の郵便局が「支店」
普通の生命保険会社は自社の営業拠点で販売するが、かんぽ生命は全国約2万の郵便局が販売チャネル。都市部から離島まで、どんな地域にも保険を届けられるのは日本で唯一の強み。特に高齢者からの信頼が厚い。
2019年の不適切販売からの立て直し
2019年に乗換契約での二重払いなどの不適切販売が発覚し、大きな社会問題に。新規契約は激減し、信頼回復が最優先課題。現在はコンプライアンス体制を刷新し、「量より質」の営業に転換中。
安定だが縮小傾向のビジネス
保有契約件数は約1,800万件で減少傾向が続く。人口減少と不適切販売の影響。一方、総資産約60兆円を運用する国内有数の機関投資家でもある。安定はしているが、成長ストーリーが見えにくいのが課題。
身近な接点
郵便局
保険の窓口販売。おじいちゃん・おばあちゃん世代は「簡保」として馴染み深い
学資保険
お父さん・お母さんが入ってくれたかも?子どもの教育資金を積み立てる保険
養老保険
貯蓄と保障を兼ねた保険。満期時にお金が戻る仕組み
ラジオ体操
かんぽ生命がスポンサーの「ラジオ体操」。夏休みの朝の思い出
ひよぺん対話
かんぽ生命って、ぶっちゃけ何の会社?郵便局で保険を売る会社?
その通り。日本郵政グループの生命保険会社で、全国約2万の郵便局を通じて保険を販売してる。もともと「簡易保険」(簡保)として国営で運営されていたものが、2007年の郵政民営化で株式会社になった。医師の診査なしで加入できる「簡易」な保険が特徴で、高齢者や地方在住者に特に強い。
不適切販売の問題って、もう解決したの?
制度としては改善が進んでる。コンプライアンス体制の刷新、営業目標の見直し、顧客対応の強化など。ただ、「完全に回復した」とは言い切れない。新契約件数はピーク時の半分以下まで落ちてるし、「かんぽの保険は信用できない」というイメージが残ってる顧客層もいる。
就活で受ける場合、面接でこの問題について聞かれる可能性は高い。「不祥事を踏まえた上で、信頼回復に貢献したい」というスタンスを準備しておこう。
他の生命保険会社と比べてどう?日本生命や第一生命と迷ってるんだけど…
大手生保(日本生命・第一生命・明治安田・住友生命)と比べると、商品力では正直劣る。大手生保は多様な商品ラインナップと営業職員の専門性で勝負してるけど、かんぽは商品が限定的。
一方、かんぽの強みは「郵便局ネットワーク」。2万局という拠点数は他社には絶対に真似できない。「保険を売る」というより「地域のインフラとして保険を届ける」仕事。地方で地域に根ざした仕事がしたい人には向いてるかもしれない。
年収はどのくらい?
かんぽ生命の平均年収は有報ベースで約656万円。大手生保(日本生命の総合職は800〜1,000万円)と比べるとやや低め。ただし、これは全社員の平均で、総合職に限れば700〜800万円台になるという口コミもある。
福利厚生は日本郵政グループ共通で充実してる。住宅手当、カフェテリアプラン、育休制度など。年収は大手生保に負けるけど、WLBは比較的良いと言われてるよ。
将来性は正直どう?保険業界自体が縮小してる気がするけど…
厳しいことを言うと、かんぽ生命の事業規模は縮小傾向。保有契約件数は年々減ってるし、人口減少で新規契約も伸びにくい。ただ、総資産60兆円の運用は安定収益源だし、会社がなくなるレベルのリスクは低い。
新商品開発(医療保険等)やデジタル化で巻き返しを図ってるけど、正直「成長企業」というよりは「安定・堅実企業」。「ガンガン成長したい」人よりも「安定した環境で着実に働きたい」人向けだね。