JTの仕事内容
売上の7割は海外——130カ国で事業を動かすグローバル経営の最前線。
プロジェクト事例で見る仕事のリアル
新興国市場でのブランド戦略立案
アフリカ・中東・東南アジアでのWinston/Camelブランドの市場拡大プロジェクト。現地の規制環境、消費者嗜好、流通チャネルを分析し、国ごとの最適なプライシング・プロモーション戦略を立案。
Ploom X 加熱式たばこ拡販プロジェクト
IQOSが先行する加熱式たばこ市場でPloom Xのシェアを奪還する全国キャンペーン。コンビニ・たばこ専門店への販促ツール設置、体験イベント、デジタル広告を組み合わせた統合マーケティング。
冷凍食品の新商品開発
テーブルマーク(旧加ト吉)での冷凍うどん・パックごはんの新商品開発。市場調査→コンセプト設計→試作→量産の全工程を統括。冷凍うどんで国内トップクラスのシェアを維持・拡大する。
M&A・新規事業開発
JTの強みであるキャッシュフロー(年間4,000億円超のFCF)を活用したM&A戦略。過去にはRJRナビスコ、ギャラハーの大型買収を実行。新規事業領域の調査・評価も経営企画部門が担当。
事業領域マップ
海外たばこ事業(JTI)
Camel・Winston・LD等を130カ国以上で展開JT International(JTI): スイス・ジュネーブに本社を置くJTの海外たばこ子会社。従業員約40,000人
主力ブランド: Camel、Winston、LD、Mevius(海外版)、Logic(電子たばこ)
事業モデル: 各国の規制に対応しながら、戦略的値上げで数量減をカバーし増収を実現
新興国が成長ドライバー: アフリカ・中東・東南アジアで喫煙者が増加中
国内たばこ事業
メビウス・セブンスター・Ploom紙巻たばこ: 国内シェア約60%。メビウス(旧マイルドセブン)、セブンスター、ピアニッシモなど
加熱式たばこ Ploom X: IQOSに対抗する加熱式デバイス。味のバリエーション拡大で巻き返し中
販売チャネル: コンビニ(最大チャネル)、たばこ専門店、自販機
規制環境: 健康増進法で屋内喫煙規制が強化。RRP(低リスク製品)への移行が課題
加工食品事業(テーブルマーク)
冷凍うどん・パックごはん・冷凍たこ焼きテーブルマーク(旧加ト吉): 2008年にJTグループ入り。冷凍うどんで国内トップクラス
主力商品: 「さぬきうどん」シリーズ、「たきたてご飯」、冷凍たこ焼き
成長戦略: 時短ニーズの高まりで冷凍食品市場は拡大中。新商品投入と販路拡大で成長を目指す
医薬事業
鳥居薬品・抗HIV薬・腎疾患治療薬鳥居薬品: JTの連結子会社。スギ花粉症舌下錠「シダキュア」、抗HIV薬等を販売
創薬研究: たばこ葉の植物科学で培った研究力を医薬品開発に転用
導出モデル: 自社で創薬し、大手製薬にライセンス供与するモデルでロイヤルティ収入を獲得
ひよぺん対話
JTに入ったらたばこを売る営業をするの?
営業配属なら最初はエリア営業から。コンビニやたばこ店を回って、販促ツールの設置や新商品の棚確保をする。ただしJTの営業は——
・BtoB: 大手コンビニチェーン本部との商談
・マーケティング: 地域の販売データを分析して施策を提案
・規制対応: たばこ事業法の規制下でのマーケティング
3年目以降はマーケティング部門、経営企画、海外事業への異動も。JTの良いところはジョブローテーションが活発で、営業→マーケ→海外という王道キャリアパスがあること。
海外で働くチャンスは多い?
めちゃくちゃ多い。売上の7割が海外だからね。
・JTI(ジュネーブ)への出向: 海外たばこ事業の中枢。英語必須
・各国駐在: ロシア、トルコ、イギリス、フランス、米国、アジア各国
・海外M&A: 新しい買収案件に日本側から参画
JTは日本企業の中で最もグローバルな会社の一つ。海外比率7割は総合商社並み。グローバルに働きたい人には最高の環境だよ。ただし英語力は入社後も継続的に求められる。