数字で見る三越伊勢丹
ESや面接で使える数字を完全整理。新宿伊勢丹4,212億円の「中身」を読み解く。
知っておきたい数字
店舗別売上構成
4,212億円——国内百貨店ダントツ1位。初の4,000億円超え
約1,800億円——350年の歴史を持つ旗艦店
約1,500億円——三越銀座店、札幌三越、仙台三越など
業績推移(直近3期)
| FY2023/3期 | FY2024/3期 | FY2025/3期 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,874億円 | 5,364億円 | 5,555億円 |
| 営業利益 | 351億円 | 544億円 | 763億円 |
| 営業利益率 | 7.2% | 10.1% | 13.7% |
給与・待遇
| 平均年収(HD) | 約710万円(持株会社・約465人) |
| 平均年収(事業会社推定) | 約550〜600万円(実際に売場で働く社員の水準) |
| 初任給(総合職・大卒) | 月額250,000円 |
| 賞与 | 年2回 |
| 勤務体制 | シフト制(百貨店勤務時は土日出勤あり) |
採用データ
| 新卒採用数 | 約46〜50人(総合職) |
| 募集対象 | 総合職 |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接(複数回) |
| 初期配属 | 売場(伊勢丹新宿・三越日本橋等) |
百貨店旗艦店ランキング(2024年度)
| 順位 | 店舗名 | 売上高 |
|---|---|---|
| 1位 | 伊勢丹新宿本店 | 4,212億円 |
| 2位 | 阪急うめだ本店 | 3,653億円 |
| 3位 | JR名古屋タカシマヤ | 2,154億円 |
| 4位 | 三越日本橋本店 | 約1,800億円 |
| 5位 | 大丸心斎橋店 | 約1,100億円 |
ひよぺん対話
年収710万円って百貨店としてはいい方?
注意が必要な数字で——
・三越伊勢丹HD(持株会社): 約710万円(従業員約465人・少数精鋭の経営企画部門)
・三越伊勢丹(事業会社): 推定550〜600万円(実際に売場で働く社員の水準)
就活生が入社するのは事業会社(三越伊勢丹)の方。HDの年収は実態より高く見えるので注意。
百貨店4社で比較すると——
・三越伊勢丹(事業会社): 推定550〜600万円
・高島屋: 約678万円
・J.フロント: 約680万円
百貨店の年収は商社や金融に比べて低いのは事実。「やりがい」と「年収」のバランスで判断しよう。
売上5,555億円って高島屋の1兆円より小さくない?
ここがややこしいポイントで——
・高島屋の1兆327億円は「総額営業収益」。百貨店+SC事業+金融事業すべて含む
・三越伊勢丹の5,555億円は百貨店事業中心の売上高
つまり「百貨店同士」で比較すると三越伊勢丹が上。高島屋は百貨店以外のSC事業を含めて1兆円。
もっと分かりやすく言うと——
・旗艦店の売上: 新宿伊勢丹4,212億円 vs 高島屋新宿店約1,000億円 → 三越伊勢丹が4倍
・営業利益: 三越伊勢丹763億円 vs 高島屋575億円 → 三越伊勢丹が上
「百貨店の強さ」では三越伊勢丹が業界1位。「事業の多角化」では高島屋がリード。
採用50人って少ない...入りにくい?
百貨店の新卒採用は全体的に少数精鋭化している。
・三越伊勢丹: 約50人
・高島屋: 約27人
・J.フロント: 約30人
少ないけど応募者も多くはない(百貨店は就活生の志望度が高い業界ではない)ので、倍率は大手メーカーほど高くない。
選考で重視されるのは——
・「なぜ百貨店?なぜ三越伊勢丹?」に対する明確な答え
・接客への適性(コミュニケーション力、ホスピタリティ)
・ファッションや文化への感度
「百貨店は衰退産業」と言われる中であえて志望する理由を語れると、面接官に刺さる。業界研究の深さが合否を分けるよ。