💼 INPEXの仕事内容を知る
3,700人で2兆円を稼ぐ少数精鋭集団。石油を「掘る」仕事のリアルを、プロジェクト事例で見ていこう。
プロジェクト事例で知る仕事内容
イクシスLNGプロジェクトの安定操業
オーストラリア北西部のイクシスLNG——INPEXが日本企業として初めてオペレーター(操業主体)を務める大規模LNGプロジェクト。年間約890万トンのLNGを生産し、日本をはじめアジアに供給。総投資額は約4兆円。
アブダビ油田の権益延長交渉・操業管理
UAE・アブダビの主要油田権益を2050年代まで延長する交渉と、既存権益の操業管理。日本の石油安定供給の生命線を担う国策レベルのプロジェクト。現地政府・国営石油会社(ADNOC)との長期的な信頼関係構築が鍵。
CCS(CO2回収貯留)の大規模実証
新潟や北海道でCO2を地下に貯留するCCS(Carbon Capture and Storage)の大規模実証プロジェクト。地質調査、貯留層シミュレーション、安全性評価を行い、2030年の商業化を目指す。
新潟・長岡鉱場の天然ガス生産管理
国内最大級の天然ガス田である長岡鉱場の操業・生産管理。地下数千メートルの地層から天然ガスを安定的に生産し、地元のガス会社や化学メーカーに供給。
事業領域の全体像
E&P事業(海外)
各国政府・国営石油会社・共同操業パートナー世界20カ国以上で石油・天然ガスの探鉱・開発・生産(E&P)を行う。アブダビ、インドネシア、オーストラリアが主要エリア。権益取得の投資判断から操業管理まで、エネルギー開発の全工程をカバー。
配属される職種:地質エンジニア、貯留層エンジニア、掘削エンジニア、海外事業開発、投資評価
イクシスLNG
日本・アジアの電力・ガス会社INPEXの最大の資産。オーストラリア北西部で年産約890万トンのLNGを生産。日本企業として初のオペレーター案件で、操業・販売を一貫して管理。総投資額約4兆円。
配属される職種:プラントエンジニア、LNG販売・マーケティング、安全管理
国内天然ガス事業
ガス会社・化学メーカー・地元自治体新潟・秋田を中心に国内の天然ガス田を操業。長岡鉱場は国内最大級。地域社会との共生を重視しながら安定的にガスを供給。
配属される職種:坑井エンジニア、生産管理、環境管理、地域連携
エネルギートランジション事業
電力系統・自治体・パートナー企業水素・アンモニア、CCUS(CO2回収・利用・貯留)、再エネ(洋上風力・地熱)、カーボンリサイクル、森林保全の5分野に2030年までに1兆円投資。E&P企業からエネルギートランジション企業への転換を目指す。
配属される職種:再エネ事業開発、CCS技術者、水素事業企画
ひよぺん対話
入社したらいきなり海外赴任?
最初は東京本社か国内の事業所(新潟・秋田等)で基礎を学ぶのが一般的。技術系は国内ガス田での操業経験を積んでから海外へ。事務系は投資評価やプロジェクト管理の基礎を本社で学ぶ。3〜5年目で海外赴任のチャンスが出てくるよ。
3,700人で2兆円って...一人ひとりの責任重くない?
めちゃくちゃ重い。その代わり若手でも億単位の投資判断に関わる。大企業でありがちな「10年下積み」みたいなことはない。少数精鋭だから上の人も近いし、自分の意見が意思決定に反映される実感がある。「組織の歯車」になりたくない人には最高の環境だよ。
アブダビとかオーストラリアとか、生活大丈夫?
アブダビは日本人コミュニティも大きく生活環境は良好。ダーウィン(イクシスLNG)は田舎だけどINPEXの社員が多数駐在していて支え合える。海外手当も手厚いから、駐在中は国内より貯金ペースが上がる人が多い。ただし家族帯同の場合、教育環境は要検討。
文系でもE&Pの仕事できるの?
海外事業開発(権益取得の交渉)や投資評価、経営企画は文系の仕事だよ。「この油田にいくら投資して、いくら回収できるか」をDCF分析で評価する。石油の地質知識よりも財務・法務・交渉力が求められる。ただし技術職の採用が多い会社だから、文系の枠は限られることは覚悟して。