仕事内容を知る
HOYAの仕事は「世界No.1のニッチ製品をどう作り続けるか」が中心テーマ。研究開発・生産技術・グローバル営業・経営管理の4領域に分かれる。
こんなプロジェクトがある
次世代フォトマスク素材の開発
半導体の微細化(2nm以下)に対応できる新しいフォトマスク材料を研究。現在の限界を超えるには材料科学・光学・精密加工の知識が複合的に必要。「AIチップの未来を材料から支える」という使命感を持って取り組む研究。
眼内レンズ製造ラインの不良率改善
白内障手術で使う眼内レンズは医療機器として極めて高い品質が求められる。製造ラインのわずかな不良でも患者の視力に影響する。センサーデータ解析・統計的プロセス管理(SPC)を使って「ゼロ不良」に近づけるプロジェクト。
欧州眼鏡チェーンへのHOYAレンズ新モデル提案
欧州主要市場の眼鏡チェーン(Specsavers・GrandVision等)に、新しいHOYA製薄型レンズの採用を提案。価格交渉・技術説明・展示会でのプレゼンまで一気通貫で担当。英語でのビジネス折衝が必須のグローバル案件。
事業部の収益改善施策の立案
HOYAの分権型経営では各事業部が独立採算。本社経営企画は各事業部のROE・利益率を分析し、「どこに資本を集中すべきか」「不採算事業をどう扱うか」を経営陣に提言する。「会社のお金の使い方を設計する仕事」。
4つの仕事領域
研究開発(R&D)
社内(技術開発・特許)光学ガラス・光学コーティング・半導体材料・医療機器材料の基礎・応用研究。「世界で誰もできていないことを実現する」という使命感が必要。特許の取得・学会発表も重要な成果指標。理系修士・博士が中心。
生産技術・品質管理
製造ライン(国内外工場)メガネレンズ・フォトマスク・眼内レンズの製造プロセスを最適化。ナノメートル単位の精度を要求される製造環境での品質管理。国内工場のみならず、タイ・中国・フィリピンなど海外工場への技術指導・品質監査も担当。
営業・マーケティング
世界120カ国の眼鏡チェーン・半導体メーカー日本・欧州・アジア・北米の顧客への製品提案。メガネレンズは眼鏡チェーンへのルート営業、フォトマスクは半導体メーカーへの技術営業。英語でのグローバル営業が前提になるポジションが多い。
経営管理・コーポレートスタッフ
社内各事業部・経営陣経営企画・財務・法務・人事・IR。HOYAの分権型経営の司令塔として、各事業部の収益性評価・資本配分・M&A検討を担う。英語での海外投資家向けIR・コンプライアンス管理なども含む。
ひよぺん対話
文系でもHOYAに入れる?理系ばかりのイメージがある…
HOYAは理系比率が高めだけど、文系採用もある。文系が入りやすいのは①営業・マーケティング(国内外の顧客開拓・提案)、②経営管理・財務(事業部の収益分析・経営企画)のポジション。ただしHOYAの「分権型経営」の哲学——ROEを重視し、収益性の低い事業は迷わず切る——を理解していないと面接で苦労する。「なぜHOYAか」の答えに「安定しているから」はNGで、「高収益経営・グローバル展開・ニッチトップ戦略への共感」を軸に語れると差別化できる。
「分権型経営」ってなんかこわい言葉だけど、実際の仕事でどう影響するの?
分権型経営が仕事に与える影響は主に2つ。①意思決定が早い——各事業部長が独立して決められるので、承認のために本社を何往復も、みたいなことが少ない。②成果が直接評価される——自分が関わったプロジェクトの収益インパクトが見えやすい。一方でデメリットは「事業部間の横断的な連携が弱くなりやすい」。自分の事業部の利益を最優先するカルチャーなので、他部門と連携してシナジーを生む仕事はやりにくい面もある。