💼 仕事内容を知る——博報堂
博報堂の仕事は「広告を売る」ことではない。生活者の暮らしを理解し、クリエイティビティの力で「企業と生活者の関係を豊かにする」——それが博報堂のビジネスだ。
プロジェクト事例で知る「リアルな仕事」
新ブランドの全体戦略設計——「誰に・何を・どう届けるか」を描く
クライアントの新ブランド立ち上げにあたり、生活者調査→ターゲット設定→ブランドコンセプト設計→コミュニケーション戦略策定まで一気通貫で推進。博報堂生活総合研究所のデータを活用し、「この商品が生活者のどんな課題を解決するのか」を言語化する。クリエイティブやメディアのチームに「旗」を立てる役割。
年間キャンペーンのクリエイティブ制作——「心を動かす企画」を生む
クライアントの年間広告キャンペーンのコンセプト策定→テレビCM企画→グラフィック制作→デジタルコンテンツ→SNS施策を一貫して手がける。コピーライターがメッセージを研ぎ澄まし、CMプランナーが映像構成を設計。社内コンペで複数チームがアイデアを競い合い、最も「生活者の心に届く」企画が採用される。
テレビ×デジタル統合メディアプランニング——最適な接点設計
クライアントのターゲット層に最も効率よくリーチするため、テレビCM・デジタル動画・SNS広告・OOH(屋外広告)のメディアミックスを設計。博報堂DYメディアパートナーズと連携し、視聴率データ・デジタル接触データを統合分析して最適な配分を提案。「AaaS」プラットフォームでデジタル広告の自動最適化も推進。
クライアントのマーケティングDX推進——AaaSで広告効果を最大化
クライアントの顧客データ基盤構築→CDP導入→パーソナライズド広告配信→効果測定のPDCAを設計・運用。博報堂独自の広告DXプラットフォーム「AaaS(Advertising as a Service)」を活用し、運用型広告の自動最適化を実現。Hakuhodo DY ONEや博報堂テクノロジーズと連携し、データとテクノロジーでマーケティングを変革する。
4つの事業領域
ストラテジックプランニング(ストプラ)
全業種のクライアント企業博報堂の「頭脳」。生活者発想をベースに、クライアントのマーケティング課題を定義し、戦略の大枠を設計する職種。調査データの分析、ターゲットインサイトの発見、ブランドコンセプトの策定が仕事。クリエイティブやメディアに「こういう方向性で作ろう」と旗を立てる役割。生活総合研究所のデータベースを武器に、「人の暮らしの本質」から戦略を導くのが博報堂流。
クリエイティブ
全業種(広告表現・ブランディング)コピーライター、CMプランナー、アートディレクター、クリエイティブディレクター(CD)が所属。博報堂のクリエイティブは「アイデアの前に人は平等」——年次に関係なく、面白いアイデアが採用される文化。電通と異なりクリエイティブ職の別枠採用がないのが特徴で、総合職で入社後に適性で配属が決まる。カンヌライオンズ、ACCグランプリの受賞実績多数。
メディア & ビジネスプロデュース
テレビ局・デジタルメディア・クライアント企業メディアプランニング・バイイングと、クライアントとの窓口となるビジネスプロデュース(BP)を含む領域。博報堂DYメディアパートナーズと一体で動き、テレビ・デジタル・OOHの最適な組み合わせを設計。BPはクライアントの課題を見つけてプロジェクト全体を推進する「プロデューサー」。社内のストプラ・クリエイティブ・メディアをまとめる司令塔。
DX / テクノロジー
全業種(DX推進企業)「広告を売る」から「マーケティングの仕組みを変える」へ。博報堂独自のAaaS(広告DXプラットフォーム)を核に、マーケティングSI事業・SaaS型サービス・データ活用支援を展開。Hakuhodo DY ONE(旧DAC+アイレップ+オプト)と博報堂テクノロジーズが実行部隊。Human-Centered AI InstituteでAI研究も推進し、テクノロジー×生活者発想の新領域を開拓中。
ひよぺん対話
ストプラって何?電通にはない職種?
電通にも戦略プランナーはいるけど、博報堂ほど「ストプラ」が独立した職能として確立されている会社は珍しい。電通では「BP(ビジネスプロデュース)」が戦略も含めてやるケースが多いけど、博報堂ではストプラが「何を」「誰に」「なぜ」を設計し、クリエイティブが「どう表現するか」を考える明確な分業がある。「生活者発想」を体系的に仕事にするのがストプラで、生活総合研究所のデータや独自フレームワークを使う。マーケティングが好きで、分析と戦略設計に興味がある人に向いてるよ。
クリエイティブ志望なのに別枠採用がないの?不利じゃない?
逆にチャンスが広いとも言える。電通はクリエイティブ職を年間約20名で別枠採用するから、そこで落ちたらクリエイティブにはなれない。博報堂は総合職で入社して、研修期間中の適性評価と本人の希望でクリエイティブ配属が決まる。つまり「入社してから勝負できる」。もちろん競争は激しいけど、入社後にクリエイティブに目覚めた人にもチャンスがある仕組み。逆に「絶対クリエイティブ」と決めてる人は、配属リスクがある分、博報堂の方が不確実性はあるね。
博報堂DYメディアパートナーズって統合されたんでしょ?メディアの仕事は?
実は2025年4月に博報堂DYメディアパートナーズは博報堂に吸収統合された。もう別会社ではなく、メディア機能が博報堂本体に集約されたんだ。つまり今後は「博報堂」への入社一本で、メディアプランニングもストプラもクリエイティブも全て博報堂の中で経験できる。統合後の博報堂は約4,600名体制で、メディア販売力もさらに強化された。就活生にとっては「入口が一つになった」分かりやすさがメリットだよ。
1年目からアイデアを出せるって本当?
本当。博報堂には「アイデアの前に人は平等」という文化がある。チームでブレストするとき、1年目の新人のアイデアでもCDが「それいい!」と思えば採用される。もちろん実務経験がない分、企画の実現性や詳細な設計は先輩がフォローするけど、「考えること」に年次は関係ないのが博報堂の強み。逆に「言われたことだけやりたい」人には厳しい環境。常に「あなたはどう思う?」と聞かれるから、自分の意見を持ち続ける必要があるよ。