📊 数字で見る富士電機
FY2025に過去最高業績を更新——売上・利益・年収・採用データをESや面接で使える形で整理する。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上構成(FY2025参考)
発電設備・変電所機器・UPS・PCS
インバーター・PLC・低圧遮断器
IGBT・SiCパワーモジュール(EV・再エネ向け)
清涼飲料自販機・ショーケース・釣銭機
業績推移(直近3期)
| 指標 | FY2023(2023年3月期) | FY2024(2024年3月期) | FY2025(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,603億円 | 1兆385億円 | 1兆1,234億円 |
| 営業利益 | 657億円 | 948億円 | 1,176億円 |
| 営業利益率 | 6.8% | 9.1% | 10.5% |
| 純利益 | 528億円 | 753億円 | 922億円 |
※ FY2023・FY2024は参考値。公式決算短信でご確認ください。
給与・待遇データ
| 項目 | データ | 備考 |
|---|---|---|
| 平均年収 | 810万円 | 平均年齢44.9歳(有価証券報告書) |
| 大卒初任給(目安) | 約22〜23万円 | 勤務地・職種により異なる |
| 院卒初任給(目安) | 約24〜25万円 | 理工系院卒が多い |
| 賞与 | 年2回(夏・冬) | 業績連動。FY2025は増加の可能性 |
| 諸手当 | 資格手当・住宅手当・家族手当等 | 電験三種・技術士等の資格で加算あり |
| 平均残業時間 | 月20〜30時間程度 | 部署・時期による |
| 有給取得 | 年10〜15日程度 | 取得促進中 |
採用データ
| 項目 | データ | 備考 |
|---|---|---|
| 新卒採用規模 | 年間200〜250名程度 | 技術系が約7〜8割 |
| 文理比率 | 理系約70〜80%:文系約20〜30% | 技術系メーカーとして理系中心 |
| 採用学歴 | 大卒・院卒(大学院比率が高め) | パワー半導体等は院卒が多い |
| 主要採用職種 | 設計・開発・生産技術・技術営業・管理 | 技術営業は文系も採用実績あり |
| 国内従業員数 | 約14,000人(単体) | 連結では約33,000人 |
| 平均勤続年数 | 約19年 | 離職率は低め(重電業界の傾向) |
重電・電機業界内比較
| 会社 | 売上高 | 営業利益率 | 平均年収 | 特色 |
|---|---|---|---|---|
| 富士電機 | 1兆1,234億円 | 10.5% | 810万円 | パワー半導体+重電+自販機の集中戦略 |
| 三菱電機 | 約5兆3,050億円 | 約7%前後 | 約860万円 | FA・昇降機・空調・宇宙と超多角化 |
| 日立製作所 | 約14兆6,974億円 | 約8〜9% | 約930万円 | IT(Lumada)主軸に転換した巨人 |
| 東芝 | 約3兆2,000億円 | 参考値 | 参考値 | 2023年に上場廃止・インフラ系に集中 |
| 明電舎 | 約4,600億円 | 約7%前後 | 約730万円 | 富士電機より小型の重電・電機 |
※ 各社数値は参考値。最新情報は各社公式資料でご確認ください。
ひよぺん対話
年収810万円ってリアルなの?新卒からどうやったら到達できる?
810万円は平均年齢44.9歳の平均値だから、新卒でいきなりはムリ。現実的なキャリアパスは:
・新卒(22歳): 約270〜300万円(初任給+賞与)
・5年目(27歳): 400〜480万円前後
・10年目(32歳): 550〜650万円前後
・課長職(35〜40歳): 750〜900万円前後
・部長職(45〜50歳): 1,000万円超も狙える
重電・電機メーカーとしては標準〜やや上の水準。三菱電機(平均約860万円)と比べると若干低め。
ただし注意点:
・賞与は業績連動なので、好業績年(FY2025は過去最高)は増加する可能性
・資格手当(電験三種・技術士等)が年収に上乗せされる
・転勤・地方赴任時は赴任手当・住宅手当が加算される
採用は何人くらい?文系でも入れる?
富士電機の新卒採用は年間200〜250名程度(技術系が約7〜8割)。
文系(事務系)採用も毎年行っている:
・技術営業: 電気・機械の知識を営業に活かす(文理不問で採用実績あり)
・経営管理・経理・人事・購買: 文系採用の主な職種
ただし正直に言うと:
・富士電機は「ものづくりメーカー」なので、文系の就活では理系学部卒より枠が少ない
・技術営業職は「電気の基礎を自学できる文系」が求められ、採用後の学習負担がある
・「文系で入るなら経理・管理系が現実的」という声もある
FY2025が「過去最高」って本当にすごいの?長続きする?
本当にすごい。重電・電機業界での「営業利益率10%」は優秀な水準だよ。
なぜ過去最高になったか:
①パワー半導体の需要爆増: EV向けIGBT・SiCの引き合いが急増。単価も上昇
②再エネ向けエネルギー事業の拡大: 太陽光・洋上風力のPCS・変電設備の受注増
③インダストリー事業の省エネ需要: 製造業のカーボンニュートラル対応でインバーター需要増
長続きするか:
・EV普及とSiC移行は数年単位のトレンドなので、少なくとも2026〜2028年度は高水準が続く見込み
・デンソー協業の設備投資2,100億円が稼働すれば、さらに生産能力が増加
・ただし中国SiCメーカーの価格攻勢・景気後退リスクは存在する
FY2025は「成長ステージに入った証明」と言えるが、楽観は禁物。