予算規模と待遇で見る金融庁

予算は小さく政策影響力は絶大。金融庁職員の年収と転職後の実態。

知っておきたい数字

約200億円
金融庁予算(概算)
小規模だが政策影響力は絶大
約2,000人
定員(FY2025末)
証券取引等監視委員会含む
約670万円
平均年収(OpenWork)
転職後は1,000万円超も珍しくない
15〜25名
総合職採用数(年間)
少数精鋭・倍率は高め

予算配分の内訳(概算)

金融行政(監督・検査) 45%

金融機関監督・検査・証券取引等監視委員会の運営(約90億円)

金融制度企画・国際連携 25%

法令整備・国際金融交渉・バーゼル規制対応(約50億円)

投資家保護・消費者対応 15%

NISA推進・金融経済教育・金融ADR整備(約30億円)

フィンテック・暗号資産対応 10%

暗号資産規制・フィンテック実証・RegTech推進(約20億円)

その他(人件費・庁舎等) 5%

人件費・システム運用等

給与体系と採用データ

区分内容
大卒総合職初任給月240,840円(FY2026、地域手当込み)
院卒総合職初任給月268,920円(FY2026、地域手当込み)
30歳頃(係長)年収500〜600万円
課長補佐クラス年収700〜900万円
課長クラス年収900〜1,200万円
転職後(金融機関コンプラ)年収1,000万円超のケース多数

業界内比較(金融系キャリアとの比較)

キャリア在職5年目年収10年後転職市場価値
金融庁総合職450〜550万円課長補佐700〜900万円★★★★★(金融機関が高額で引き抜き)
メガバンク総合職600〜800万円部長クラス1,000万円超★★★(銀行内キャリアが中心)
証券会社(野村等)700〜1,000万円高ければ2,000万円超★★★(金融業界内が中心)
日本銀行600〜800万円800〜1,200万円★★★★(金融政策専門家として)

ひよぺん対話

ひよこ

金融庁の予算ってどのくらい?

ペンギン

金融庁の裁量予算は約200億円前後と霞が関の中では小規模。ただし金融庁が設定するルール一本で500兆円超の銀行預金の安全性が変わる。予算規模より政策影響力の方がはるかに大きい省庁だよ。

ひよこ

金融庁の給料は?

ペンギン

国家公務員俸給表に準拠。大卒総合職の初任給は月約240,840円(FY2026)。課長補佐クラスで700〜900万円、課長で1,000万円超。一見少ないけど、退職後に金融機関へ転職すると年収1,000万円超というパターンが多い。

ひよこ

採用人数はどのくらい?

ペンギン

総合職は年間15〜25名程度と少数。法律・経済・会計が多いが、フィンテック強化でIT系も採用増。中途採用(弁護士・公認会計士・金融機関経験者)も積極的に行っている。少人数採用なだけに、一人ひとりへの期待値が高い省庁だよ。

ひよこ

公認会計士・監査審査会って何?

ペンギン

公認会計士・監査法人の登録・品質管理・懲戒を担う機関。上場企業の監査は監査法人が行うけど、その監査法人が適正に仕事をしているかを監視するのが金融庁の公認会計士・監査審査会。監査法人のスキャンダル(粉飾決算の見逃し等)があると金融庁が動く。