ファミリーマートの仕事内容
16,300店舗を支えるSVから、コンビニの概念を変えるリテールメディアまで——「現場起点」で動く仕事のリアル。
プロジェクト事例で見る仕事のリアル
加盟店オーナーの経営支援
スーパーバイザー(SV)は担当店舗を定期訪問し、売上データ分析・品揃え提案・発注支援・人材育成を行う。オーナーと二人三脚で「この街に合った店づくり」を実現する。コンビニ本部の仕事の原点。
ファミマルの新商品開発
PB「ファミマル」の新商品を企画・開発。伊藤忠の食品調達ネットワークを活用し、原材料の選定から味の設計、パッケージデザイン、工場との交渉まで担当。年間数百品を入れ替える「棚の新陳代謝」を回す。
リテールメディア事業の立ち上げ
店内デジタルサイネージ「FamilyMartVision」とファミペイの購買データを組み合わせたリテールメディア事業。広告主(食品メーカーなど)に対し、「30代女性が午後3時にこの店舗で見る広告」のようなターゲティング配信を提案。事業利益100億円を目指す成長事業。
新規出店の立地調査・交渉
「どこに新しいファミマを出すか」を決める仕事。通行量・周辺人口・競合の有無・賃料を分析し、物件オーナーと交渉。既存店のリニューアルも担当。コンビニの生命線は立地であり、1店舗の出店判断が数億円の投資。
事業領域マップ
店舗運営(スーパーバイザー)
加盟店オーナーの経営パートナーSV(スーパーバイザー): 7〜8店舗を担当し、売上・利益の最大化を支援。品揃え・発注・販促・人材育成を総合的にアドバイス
ゾーンマネージャー: 10〜15名のSVを束ねるエリア統括。地域特性に合った戦略を策定
オペレーション企画: 全国の店舗運営品質を高める仕組みづくり。マニュアル整備、研修設計
商品開発・マーチャンダイジング
PB商品・デリカ・カウンター商品ファミマル(PB商品): 伊藤忠の調達力を活かした自社ブランド。食品から日用品まで数百アイテム
デリカ(弁当・惣菜): 専用工場と連携した鮮度管理。地域限定メニューの企画も
ファミチキ: 年間1.5億本超のメガヒット商品。味・価格の継続改善で看板を維持
カフェ・スイーツ: ファミマカフェ、コンビニスイーツの開発。SNS映えも意識した商品設計
デジタル・DX事業
リテールメディア・ファミペイ・データ分析リテールメディア: FamilyMartVision(店内サイネージ)+ファミペイデータのターゲティング広告。事業利益100億円目標
ファミペイ: スマホ決済アプリ。クーポン配信・ポイント還元・バーコード決済を統合
データ分析: 購買データ・来店データを分析し、商品開発やSVの品揃え提案に活用
DX推進: 発注システムのAI化、物流の最適化、セルフレジ導入の推進
店舗開発・不動産
新規出店・リニューアル・物件交渉新規出店: 年間数百店舗の新規出店。立地分析・物件オーナーとの交渉・設計発注
既存店リニューアル: 売場レイアウトの改善、イートインスペースの導入
スクラップ&ビルド: 不採算店の閉店と新規出店を組み合わせた戦略的な店舗網の最適化
物件管理: 全国16,000店超の賃貸借契約・建物管理を統括
ひよぺん対話
SVって大変そう...加盟店オーナーに「売上が落ちてるぞ」って怒られない?
正直、人間関係は大変。オーナーは自分のお金で店を経営してるから、本部の若い社員に対して厳しいこともある。ただし——
・SVの仕事は「指示」じゃなくて「提案」。売上データを分析して「この商品を増やしましょう」と根拠を持って話す
・信頼関係ができると「あなたがいてくれて助かる」と言われる。これがSVのやりがい
・辛い経験こそ、商品開発や経営企画に異動した時に「現場を知っている」強みになる
最初の1〜2年は正直しんどいけど、コンビニ本部で出世する人は例外なくSV時代の経験を糧にしている。
リテールメディアって具体的にどんな仕事?
例えば大手飲料メーカーが新商品を出す場合——
1. ファミマの店内サイネージに動画広告を配信
2. ファミペイでクーポンを配布
3. 購買データで「この広告を見た人が実際に買ったか」を計測
テレビCMだと「見たけど買ったか分からない」。ファミマのリテールメディアは「見た→買った」を直結で計測できるのが強み。これはAmazonの広告事業と同じ発想で、小売業の広告ビジネスとして世界的に注目されてる。
仕事内容は広告営業(メーカーへの提案)、データサイエンス(効果測定)、プロダクト開発(配信システム改善)の3つが中心だよ。