デジタル庁の所管分野を知る

マイナンバーからガバメントクラウドまで。日本政府のDX全体像。

プロジェクト事例で見る仕事

マイナンバー 全国民

マイナ保険証への完全移行

健康保険証廃止(2024年12月)後のマイナ保険証・資格確認書の運用体制整備。医療機関・薬局のシステム対応支援、不具合対応、広報施策を担当。

👤 若手の関わり方 1〜3年目:デジタル庁でマイナ保険証の運用改善・問い合わせ対応体制の構築
ガバメントクラウド 全府省・自治体

自治体システム標準化プロジェクト

全国1,741市区町村の住民基本台帳・福祉・税務等20業務のシステムを2025年度末までに標準化・クラウド移行。民間IT企業との協力体制構築。

👤 若手の関わり方 3〜5年目:プロジェクトマネジメント・技術仕様の策定・進捗管理
行政DX 全行政手続き

引越し・死亡手続きワンストップ化

引越し時に必要な住民票移動・水道・電気などの手続きをマイナポータルからワンストップで完結させる仕組みの設計・実装。関係省庁・民間事業者との調整。

👤 若手の関わり方 2〜4年目:各省庁・自治体・事業者との調整、API設計の検討

所管分野の全体像

🪪

マイナンバー・デジタルID

全国民・行政機関

マイナンバーカードをデジタル社会の共通IDインフラに育てる。保険証・免許証・学生証・社員証との統合、海外渡航・オンライン本人確認への活用拡大。

予算比重
約35%(デジタル庁独自執行)
☁️

ガバメントクラウド

全府省・全自治体

AWS・Google Cloud・Microsoft Azure・Oracle Cloudの4社を認定。バラバラだった政府システムを統一クラウド基盤に集約し、コスト削減・セキュリティ強化・システム連携を実現。

予算比重
約25%(府省システム経費3,434億円)
📱

行政手続きのデジタル化

国民・企業

デジタル原則(書面・押印・対面原則の廃止)に基づき、申請・届出・通知をオンライン化。マイナポータルを行政サービスの玄関口に。

🏙️

自治体DX支援

全国1,741市区町村

自治体システムの標準化20業務の2025年度末移行完了を支援。財源確保(デジタル田園都市国家構想交付金)と技術支援を並行して実施。

ひよぺん対話

ひよこ

デジタル庁に入ったら何する?プログラミングするの?

ペンギン

コーディングする人もいるよ。特に民間採用のエンジニアはシステム設計・実装を担う。でも新卒総合職のメインは政策立案・プロジェクトマネジメント・関係省庁との調整。プログラミング必須じゃないけど、ITの知識・素養は絶対に必要。

ひよこ

自治体のシステム標準化って難しそう...

ペンギン

超難しい。1,741市区町村がバラバラのシステムを使ってきた歴史があって、それを一つの標準に統合するのは利害関係者が多すぎる巨大プロジェクト。期限(2025年度末)にプレッシャーもある。でも成功すれば行政コストが劇的に下がるんだよね。

ひよこ

民間企業と政府の両方と仕事するの?

ペンギン

そう。ガバメントクラウドではAWS・GCPと直接交渉するし、システム構築はNTTデータ・富士通等のSIerとも連携する。デジタル庁は「テクノロジーがわかる政府の調達担当」として、ベンダーに主導権を握られない対等な関係を目指しているよ。