予算規模と待遇で見るデジタル庁

4,752億円の使い道と、民間採用・総合職それぞれの年収・採用の実態。

知っておきたい数字

4,752億円
予算総額(FY2025)
前年比212億円減(コスト削減)
約1,000人
職員数(民間専門人材含む)
うち民間出身者が約3割
最大1,400万円
民間デジタル人材の年収上限
通常公務員より高い特別待遇
1,741
標準化対象の市区町村数
2025年度末完了目標

予算配分の内訳

各府省システム等の経費 72%

全府省のITシステム経費(3,434億円)。コスト低減を毎年推進

デジタル庁独自執行システム 24%

マイナンバー・ガバメントクラウド等の直接管轄システム(1,139億円)

人件費・政策推進経費 4%

職員給与・デジタル社会形成の司令塔機能強化(約180億円)

採用・給与データ

区分内容
新卒総合職初任給(大卒)月約240,840円(FY2026、地域手当込み)
新卒総合職初任給(院卒)月約268,920円(FY2026、地域手当込み)
民間デジタル人材年収最大1,300〜1,400万円程度(職位による)
平均年収(OpenWork)約697万円
民間出身者比率約3割(約300人)
テレワーク・フレックス導入済み(霞が関最先進水準)

ひよぺん対話

ひよこ

デジタル庁の予算4,752億円って多いの?

ペンギン

名目は約4,700億円だけど、うち7割以上は各省庁のITシステム経費を「とりまとめ」たもの。デジタル庁が主体的に設計・執行する予算はマイナンバー・ガバメントクラウドの約1,100億円が実態に近い。まだ「小さいが重要な省庁」だよ。

ひよこ

民間採用の年収って本当に1,400万円?

ペンギン

一部のシニア専門職(民間デジタル人材)は年収換算で最大1,300〜1,400万円程度という設定があった。ただしこれは上限で、平均は697万円(OpenWork調べ)程度。GoogleやAmazonの水準には及ばない。「社会課題に取り組む対価」として考えれば納得感がある水準だよ。

ひよこ

新卒採用はどういう人が多い?

ペンギン

発足から日が浅いのでまだ実績は少ないが、理系IT系出身者の比率が霞が関で最も高い省庁の一つ。東大・京大・情報系大学院出身者に加えて、ITベンチャー・エンジニア出身の中途採用が3割前後を占める。多様性が特徴。

ひよこ

残業は多い?

ペンギン

テレワーク・フレックス活用で霞が関の中では残業は少ない方という評価。ただしシステム障害・マイナンバートラブル・自治体標準化の期限前は繁忙になる。また「新設省庁あるある」で制度が整備途上な部分もある。