3分でわかるデンソー
あなたの車のエアコン、スマホ決済のQRコード、EVの心臓部——見えないところで世界を動かす、自動車部品の巨人。
トヨタグループ中核 × 自動車部品世界2位 × QRコード発明元
事業ポートフォリオ — 5つの柱
電動化(インバーター・モーター)、サーマル(エアコン世界1位)、半導体・センサー(ADAS)が3大成長領域。エンジン部品は縮小傾向だが、産業機器(QRコード等)で非車載も拡大中。
3つのキーワードで理解する
自動車部品世界2位——「車の中身」を作る黒子の巨人
あなたが乗る車のエアコン、カーナビの中のセンサー、エンジンを制御するコンピューター——その多くにデンソーの技術が入っている。売上7.16兆円は自動車部品でボッシュに次ぐ世界2位。トヨタグループの中核だが、ホンダ・VW・GMにも供給する独立系サプライヤー。
CASE時代の「3種の神器」——電動化・ADAS・半導体
EVのインバーター、自動運転の「目」となるミリ波レーダー、それらを動かすパワー半導体。CASE(Connected/Autonomous/Shared/Electric)で車が変わる時、変化の中心にいるのがデンソー。2030年に電動化1.7兆円・ADAS1兆円の売上目標を掲げる。
QRコードの生みの親——意外な「発明力」
あなたが毎日使うQRコードはデンソーウェーブ(デンソーの子会社)が1994年に発明した。工場の部品管理用に作られた技術が、今や決済・チケット・ワクチン証明書まで世界を変えた。「自動車部品メーカー」の枠に収まらない技術力の深さがデンソーの本質。
身近な接点 — デンソーの技術に触れている瞬間
あなたの車のエアコン、世界の3台に1台はデンソー製。夏の車内を快適にする技術
PayPay、Suica、航空券——QRコードはデンソーの発明。世界中で毎日数十億回使われている
「ぶつからない車」のセンサー技術。ミリ波レーダーと画像認識で歩行者を検知
EVの心臓部であるインバーターやモーターを開発。電気を動力に変える技術の要
ひよぺん対話
デンソーって何の会社?トヨタの子会社?
一言で言うと「車の中身を作る会社」。エアコン、センサー、半導体、インバーター——車の中の電子部品や熱管理システムを作ってる。トヨタが約24%出資してるけど、子会社ではなく独立した上場企業。ホンダやVW、GMにも部品を売ってるから、「トヨタ専属」じゃないのが面白いところ。売上7.16兆円は自動車部品でボッシュ(ドイツ)に次ぐ世界2位だよ。
自動車部品メーカーって地味じゃない?完成車メーカーのほうがカッコよくない?
気持ちは分かるけど、実はCASE時代は部品メーカーのほうが面白いかも。なぜかというと、EVや自動運転で車が変わるとき、一番変わるのは「中身」なんだよ。エンジンがモーターに、ミラーがカメラに、運転手の目がレーダーに変わる。その全部を作ってるのがデンソー。
しかもトヨタ1社に縛られないから、世界中のメーカーの最新プロジェクトに関われる。「トヨタのEV」だけじゃなく「GMの自動運転」にもデンソーの技術が入る。完成車メーカーより技術の幅が広いのが部品メーカーの醍醐味だね。
文系でもデンソーに入れる?
入れるけど枠は狭い。新卒約334人のうち、事務系は50〜60人程度。営業・調達・人事・経理・企画が中心。ただしデンソーの営業は「自動車メーカーへの技術提案営業」で、トヨタやホンダの開発部門に「この技術を使いませんか?」と提案する仕事。BtoBの法人営業としてはかなり面白いよ。
あと調達は世界中のサプライヤーとの交渉。半導体不足の時に供給を確保する仕事は、まさに最前線だった。
勤務地は愛知?東京じゃないの?
本社は愛知県刈谷市で、技術職はほぼ愛知。東京支社もあるけど営業の一部。ここはトヨタと同じで、「東京で華やかに」を求める人には合わないのが正直なところ。
ただし海外拠点は35カ国以上あるから、グローバルに働くチャンスは多い。北米・欧州・中国・ASEAN——「愛知からスタートして、5年後には海外」というキャリアパスは珍しくないよ。家賃は東京の半分以下だし、社員寮も充実してるから生活コストは低い。