数字で見るシチズン時計

工作機械の減益・時計の安定・Eco-Driveの収益貢献——シチズンの財務構造を就活の切り口で整理する。

知っておきたい数字

3,168億円
売上高(FY2025)
前年比+5%。円安追い風で増収
205億円
営業利益(FY2025)
営業利益率6.5%。工作機械減益も時計がカバー
約12,373人
従業員数(単体)
連結では約3.6万人(グローバル)
767万円
平均年収(単体)
平均年齢44歳。20代は400〜500万円台

事業別売上構成

時計事業(CITIZEN・BULOVA・FC) 56

Eco-Drive・Grand Seiko競合の中価格帯〜高級ライン。売上比率最大

工作機械事業(シンコム等) 23

精密CNC自動旋盤。世界シェアトップだが景気サイクルの影響を受けやすい

デバイス事業 11

水晶デバイス・マイクロモーター。スマホ・産業機器向けの精密部品

電子機器・その他 10

業務用ハンディ端末・体温計・眼鏡フレーム等

給与・待遇

項目データ補足
平均年収(単体)767万円平均年齢44歳
初任給(大卒)月21〜23万円程度公開情報より推計
従業員数(単体)約12,373人連結3.6万人
主要勤務地埼玉・所沢〜東村山(技術系)、東京西新宿(事務系)技術系は所沢配属が多い
残業時間月20〜30時間程度部門・時期による変動あり

業績推移(直近3期)

指標FY2023FY2024FY2025
売上高約2,829億円約3,020億円約3,168億円
営業利益約181億円約226億円約205億円
営業利益率約6.4%約7.5%約6.5%

※日本基準(連結)。FY2025は2025年3月期。工作機械減益がFY2025の利益率低下要因。

時計3社比較

会社名売上規模平均年収特徴
セイコーグループ約3,047億円877万円(持株会社180人)Grand Seiko・機械式時計
シチズン時計約3,168億円767万円(単体)Eco-Drive・工作機械二刀流
カシオ計算機約2,617億円816万円(平均年齢46.2歳)G-SHOCK・電卓・EdTech

※セイコーの877万円は持株会社(180人)の数値。事業会社単体は480〜550万円程度。シチズン・カシオの年収データの方が実態に近い。

ひよぺん対話

ひよこ

売上3,168億円で営業利益率6.5%って製造業として高いんですか低いんですか?

ペンギン

消費財系製造業として標準〜やや高めの水準。カシオは5.4%、トヨタ自動車は12〜14%という比較感でいうと、シチズンの6.5%はそれなりに良い。ただし時計事業が主力なので為替リスクが大きく、円高になると海外売上の円換算が減少する。2023〜25年は円安追い風もあって利益が出やすかった局面。今後の為替動向で変動リスクがある点は認識しておくべき。

ひよこ

平均年収767万円はセイコー・カシオと比べてどうですか?

ペンギン

セイコーグループ持株会社の877万円と比較される場合があるが、セイコーの877万円は180人の持株会社(経営幹部中心)のデータなので公平な比較ではない。シチズン767万円(平均年齢44歳)は単体の実態に近い数字。カシオの816万円も平均年齢46.2歳と高齢化している。同年代で比較すると3社ともほぼ同水準と見るのが正確。20代は400〜500万円台、30代は500〜600万円台というのが現実的な想定。