3分でわかるアマダHD
板金機械国内シェア70%。機械×ソフト×サービスで「工場のDXパートナー」になる工作機械メーカー
ファイバーレーザー・プレスブレーキ・V-factoryで中小製造業のスマートファクトリー化を支援
3つのキーワードで理解する
「金属板を曲げる・切る・穴を開ける」機械の国内王者
建物の壁・エレベーターの扉・自動車のパネル・家電の筐体——これらの金属板はすべて「板金加工機械」によって加工される。アマダはファイバーレーザー切断機・プレスブレーキ(曲げ機)・パンチングプレス(穴あけ機)の分野で国内シェア約70%を誇る圧倒的な国内王者。中小製造業から大手自動車・家電メーカーまで、日本の製造業の現場にアマダの機械が入っている。「工場に機械を売る会社」というB2B2B(製造業向けB2B)のビジネス。
機械を売るだけでない「ソリューション型ビジネス」
アマダの強みは機械の性能だけではない。機械と一緒にCAD/CAMソフトウェア・IoT製造管理プラットフォーム(V-factory)・保守サービス・リース金融をパッケージで提供する「ソリューション型販売」が特徴。「機械を買ったら終わり」ではなく、「アマダと組むと工場がDXできる」という関係性を構築することで顧客の乗り換えを難しくする。売切り型の一回限りの取引ではなく、長期継続の稼ぎ方をしている。
世界100カ国以上に展開するグローバルメーカー
国内70%の独占に甘んじず、欧米・アジアに現地法人・工場を持つグローバル展開が進む。海外売上比率は約60%で、日本・欧州・北米・中国・インド・東南アジアの製造業に幅広く機械を供給。特に欧州は板金加工機械の技術を評価する市場として重要。製造業の成長が著しい東南アジア・インドを新興成長市場として開拓中。
身近な接点
ビルの外壁パネル
アルミやステンレスの外装パネルはファイバーレーザー切断機で精密にカットされる。アマダが使われていることが多い
電気自動車のバッテリーケース
EVのバッテリーを収める金属筐体は板金加工で製造。精密な曲げ加工(プレスブレーキ)が不可欠
サーバー・電子機器の筐体
データセンターのサーバーラック・PCの金属ケースも板金加工製品。アマダの機械で作られることが多い
エレベーターのドア
金属製エレベータードアの精密な加工にプレスブレーキが使われる。全国のビルのエレベーターにアマダの「技術の結果」がある
ひよぺん対話
アマダって聞いたことない。何をしている会社?
一言でいうと「工場で金属板を加工する機械を作っている会社」。具体的にはファイバーレーザー切断機・プレスブレーキ(曲げ)・パンチング(穴あけ)という板金加工機械の専門メーカーで、国内シェアは約70%。日本の製造工場に行くと、かなりの確率でアマダの機械が動いている。BtoBの典型例で、消費者には直接見えないが、消費者の身の回りの金属製品(家電・車・ビル)を作る機械を作っている会社。
機械を売るだけじゃ、そのうち他社に取られない?
アマダはそのリスクを理解して、「機械だけでなく工場ごとサポートする」戦略に転換している。CAD/CAMソフト・IoT・保守サービス・リースを組み合わせて「アマダのエコシステムを導入すると工場が便利になる」状態を作る。一度アマダのシステムを入れると他社への乗り換えが面倒になる——これが「ロックイン効果」と呼ばれる戦略。機械の性能だけではなく「工場のパートナー」としての価値で勝負している。