数字で見るヤマト運輸
ESや面接で使える数字と、給与・採用データ。物流大手3社の比較で、ヤマトの立ち位置を数字で理解してください。
知っておきたい数字
事業別売上構成
個人・小規模法人向けの宅急便・宅急便コンパクト・EAZY等
EC事業者向けフルフィルメント、法人物流ソリューション
国際宅急便、越境EC物流、グループ事業
給与・待遇
| 項目 | データ |
|---|---|
| 平均年収(HD) | 1,226万円(持株会社/15名/平均50.8歳) |
| 平均年収(運輸実態) | 460〜510万円(推定) |
| 初任給(オープンコース・大卒) | 月268,000円 ※地域手当等含む |
| 初任給(地域密着コース) | 月237,800円前後 ※勤務地により変動 |
| 賞与 | 年2回 |
| 住宅補助 | 独身寮 月2〜3万円 |
| 諸手当 | 通勤手当、地域手当、インセンティブ手当 |
採用データ
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 新卒採用人数 | 約100名(オープンコース+法人・グローバルコース) |
| セールスドライバー採用 | 地域密着コースで別途大量採用 |
| 採用大学 | MARCH〜早慶、地方国立まで幅広い |
| 文理比 | 文系中心(オープンコース) |
業績推移(直近3期)
| 項目 | FY2023/3月期 | FY2024/3月期 | FY2025/3月期 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1兆7,936億円 | 1兆7,596億円 | 1兆7,627億円 |
| 営業利益 | 567億円 | 400億円 | 142億円 |
| 営業利益率 | 3.2% | 2.3% | 0.8% |
| 純利益 | 559億円 | 376億円 | 379億円 |
※日本基準(連結)。メール便の日本郵便移管と中期経営計画の先行投資で利益が大幅減少。売上は横ばいだが「稼ぐ力」の回復が課題。
物流大手3社 業界内比較
| 企業 | 営業収益 | 営業利益 | 宅配便個数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ヤマト(HD) | 1兆7,627億円 | 142億円 | 23億個 | BtoC No.1・ブランド力 |
| SGホールディングス | 約1兆4,000億円 | 約800億円 | 12.7億個 | BtoB強い・利益率高い |
| 日本郵便(郵便物流) | 約1兆8,000億円 | — | 10.9億個 | 郵便局24,000局 |
※FY2025/3月期。売上ではヤマトと日本郵便が拮抗するが、営業利益ではSGホールディングス(佐川急便の親会社)がヤマトを大きく上回る。
ひよぺん対話
ヤマトHDの平均年収1,226万円ってめっちゃ高くない?
これは持株会社(ヤマトホールディングス)の数字で、経営幹部など15人程度しかいない会社の平均。就活生が入社するヤマト運輸の実態は平均460〜510万円。持株会社の年収をそのまま信じるとミスリーディングだから注意。セールスドライバーは400〜550万円、オープンコース(総合職)の本社勤務で30代で600〜700万円。物流業界全体として商社やコンサルには及ばないけど、寮費月2〜3万円の福利厚生を考えると実質的な生活水準は悪くない。
営業利益が64%も減ったって、やばくない?
確かに営業利益142億円(前年比64.5%減)は厳しい数字。でもこれは①メール便の日本郵便移管で収入が約377億円減少、②中期経営計画の先行投資(法人ビジネス拡大・DX投資)が重なった結果。一時的な構造改革のコストと見ることもできる。ただし佐川急便(SGホールディングス)の営業利益が約800億円あることと比べると、「稼ぐ力」の差は歴然。ヤマトが法人ビジネスの拡大で利益を回復できるかが、今後のカギになる。
物流業界って給料安いイメージだけど、実際どうなの?
正直に言うと商社・コンサル・金融と比べると低い。ヤマト運輸の実態年収は460〜510万円で、佐川急便もほぼ同水準。ただし2024年問題を契機にドライバーの待遇改善が業界全体で進んでいる。初任給も引き上げ傾向。それに物流業界は景気に左右されにくい。コロナ禍でもヤマトの雇用は安定していた。「年収の絶対額」よりも「安定性+福利厚生+やりがい」のバランスで判断するのがおすすめ。