💼 仕事内容を知る
住友化学に入社したら、どんな仕事をするのか。農薬からディスプレイ材料まで4つの領域とプロジェクト事例から具体的にイメージしよう。
プロジェクト事例
次世代農薬のアジア市場開拓
インドネシア・ベトナム・インドなどアジアの急成長農業市場向けに新規農薬の登録申請〜現地販売を一気通貫で推進。各国の農薬登録規制に対応しながら現地代理店とのパートナーシップを構築するグローバルなプロジェクト。
有機EL向け新規偏光フィルムの開発
スマートフォン・フレキシブルディスプレイの有機EL化に対応した超薄型・高耐久偏光フィルムの開発。韓国・中国の大手ディスプレイメーカーとの共同開発で、早期量産化が求められるタイムプレッシャーの大きなプロジェクト。
環境に優しいバイオ農薬の創製
微生物・植物由来のバイオ農薬(生物農薬)の探索・開発プロジェクト。化学農薬の環境負荷を減らしながら農業生産性を維持する次世代農業の要。有機農業の拡大に伴い、バイオ農薬の需要は急増している。
農薬グローバル調達の最適化
農薬の原料・中間体の調達を世界最適化するプロジェクト。中国・インドの原料メーカーとの価格交渉、サプライチェーンのリスク管理、代替サプライヤーの開拓など。地政学リスクを考慮した調達戦略が求められる。
事業領域マップ
農業化学品(アグロソリューション)
農家・農業法人・農薬販売代理店(世界90カ国以上)住友化学の核心事業。農薬で世界4位のシェアを持ち、除草剤・殺虫剤・殺菌剤・植物成長調整剤などを開発・製造・販売。ブラジル・アジア・アフリカなど新興国農業市場への展開が成長戦略の柱。
研究職は農薬の新規有効成分の探索・合成・評価。営業は海外代理店との関係構築・販促活動。生産技術は農薬原体・製剤の製造工程管理。どの職種も「食糧安全保障への貢献」というやりがいがある。
情報電子化学
液晶・有機ELディスプレイメーカー・半導体メーカーグループの利益率最高事業。偏光フィルムで世界最高水準のシェアを持ち、サムスン・LG・BOEなどグローバルメーカーが顧客。半導体フォトレジスト・高純度化学品など電子産業の基盤を支える素材も展開。
研究・開発職は光学特性・耐久性の限界を追求する精密技術の仕事。技術営業は顧客の次世代製品仕様に対応した素材提案を行う高度な仕事。半導体・ディスプレイ業界の最前線で働ける。
エッセンシャルケミカルズ(石油化学)
自動車・食品・医療・電子機器メーカーポリプロピレン・エチレン系誘導品などの汎用化学品。千葉工場の大規模設備で製造。石油化学は原料価格(ナフサ)と製品価格の差(スプレッド)に業績が左右されやすく、現在は設備縮小・集約による構造改革が進行中。
生産技術職は大規模化学プラントの運転管理・改善が中心。「スケールの大きな設備を動かす」経験は貴重だが、事業そのものの成長性には限界がある。入社前に部署配属の見通しを確認することを勧める。
コーポレート・管理部門
全社横断経理・財務・法務・人事・IR・総務・知財など全社管理機能。海外売上比率が高い(約60%)ため、グローバル連結決算・国際税務・海外現地法人管理など国際的な管理業務が多い。農薬の知財管理(特許・農薬登録)は独特の専門知識が必要。
近年はDX推進・ESG対応の担当者を積極採用。サステナビリティレポートの作成、CO2排出量の管理など新しい役割も増えている。
ひよぺん対話
農薬の営業って農家を回るの?
国内の農薬営業は農協(JA)や農薬販売店を通じた間接販売(卸型)が多い。農家に直接行くこともあるが、主な顧客はJAや販売代理店。海外営業は現地の農薬輸入業者・販売代理店との関係構築が中心で、農家への普及啓発活動(デモンストレーション等)も行う。農業の現場感覚と国際的なビジネス感覚の両方が求められる珍しい仕事。
偏光フィルムってどんな仕事?テレビに売り込むの?
偏光フィルムの顧客はディスプレイメーカー(サムスン・LG・BOE等)。彼らがテレビ・スマホ・タブレットの液晶パネルを作る際にフィルムを購入する。営業の仕事は「次世代のディスプレイ仕様に合った新しいフィルムを提案する」技術提案型。韓国・中国・台湾出張が多く、相手は技術者だから化学・光学の専門知識を使いながら英語で交渉する。BtoB最先端のグローバル営業といえる。
石化事業が縮小されているって怖くない?
リスクとして正直に言うと、石化事業に配属されると縮小中の事業での仕事になる可能性がある。千葉工場の設備縮小は現実に進んでいる。ただし「解雇」ではなく「グループ内の別事業への異動」が基本。入社時の採用説明会や面接で「どの事業・職種が志望か」を明確に伝え、可能な限り農薬か情報電子化学への配属を確認することを強く勧める。