💼 仕事内容を知る——スターバックスジャパン

「バイトと同じことをする」のは最初だけ。ストアマネジャーとしての店舗経営、商品開発での季節限定商品の企画、デジタルチームでのリワード戦略——スターバックスの正社員の仕事はブランド体験を「作る」仕事だ。

プロジェクト事例で知る「リアルな仕事」

店舗マネジメント 店舗売上3〜5億円・パートナー30〜50名

新規ドライブスルー型店舗の立ち上げ——オープン1週間でエリア最高売上達成

郊外ロードサイドに新規オープンするドライブスルー型店舗のストアマネジャーとして開業準備から担当。パートナー40名の採用・トレーニング・シフト設計・ドライブスルー特有のオペレーション設計(注文から2分以内での提供を目標)を担当。オープン初日から長い車列が形成されたが、事前シミュレーションを重ねたことでクレームゼロ・平均提供時間95秒を達成。エリアの既存店と共に地域シェアを獲得した。

👤 若手の関わり方 ストアマネジャーになるには最低3〜5年のキャリアが必要。入社直後は「バリスタ→シフトスーパーバイザー→アシスタントストアマネジャー→ストアマネジャー」というステップを踏む。店舗の規模・立地によって仕事の難易度と責任が変わる。
商品開発 全国1,900店で展開・限定3ヶ月

桜シーズン限定フラペチーノ開発——SNSで30万シェアを獲得した「映えドリンク」

毎年恒例の桜シーズン限定ドリンクの企画・開発を担当。「なぜ春にスタバに来るのか」という顧客インサイトから逆算し、「飲む体験」より「シェアしたくなる見た目」を優先した商品設計。桜の塩漬けをトッピングに使いつつ味のバランスを調整し、色彩設計でSNS映えを最大化。発売後3日で「桜フラペ」がトレンド入りし、前年比140%の来店を達成。

👤 若手の関わり方 商品開発は本部での仕事。「フードサイエンス・調理科学の知識がある人」「マーケティング視点で商品を語れる人」が活躍しやすいが、店舗経験を通じて「実際のお客様がどう感じるか」の感覚を養うことが最重要。本部への異動は通常店舗マネジャー経験後。
デジタル リワード会員1,300万人に影響

モバイルオーダーの待ち時間改善——アプリUX改善でリピート率+8%を達成

リワードアプリのモバイルオーダー機能で「注文後、受け取りまでの待ち時間がわからない」という顧客不満を解決するプロジェクト。店舗オペレーションチーム・エンジニア・UXデザイナーと連携し、「あと何分で受け取れるか」をアプリで表示する機能を開発・リリース。実装後3ヶ月でモバイルオーダー利用者のリピート率が+8%改善。さらにリワードポイントのパーソナライズ通知も合わせて実施し、アプリ起動率も向上した。

👤 若手の関わり方 デジタル・IT部門は理系・情報系出身者が多いが、「UX・顧客体験視点」で語れる文系も活躍できる。「スターバックスのブランドとデジタルを両方理解できる人材」がデジタル部門では特に評価される。本部での仕事。

4つの事業領域

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店舗マネジメント(ストアマネジャー)

地域の顧客・コミュニティ

スターバックスの「体験」を最前線で作り出す仕事。パートナー(スタッフ)の採用・トレーニング・シフト管理・P/L管理・店舗内コミュニティプログラムの企画を担う。「コーヒーを売る場所」ではなく「第三の場所を作る責任者」としての自覚が求められる。キャリアパスはバリスタ→シフトスーパーバイザー→アシスタントSM→ストアマネジャーの段階的ステップ。SMになると月次のP/L責任を持つ「小さな会社の経営者」に近い。SMとして成果を出した後、ディストリクトマネジャー(複数店舗統括)や本部機能へのキャリアアップが可能。

正社員の主な仕事
約70%が店舗関連 中心職種

商品開発・メニュー企画

全国約1,900店舗の顧客

季節限定フラペチーノ・地域限定ドリンク・フード商品の企画・開発を担う本部機能。「なぜこの時期・この素材・この味なのか」をトレンド分析・顧客インサイト・SNS効果・コスト計算すべてを考慮して設計する。スターバックスのグローバル本社(米シアトル)との連携もあり、「ジャパン発の商品をグローバルに展開する」という仕事も生まれている(例:抹茶フラペチーノのグローバル展開)。食品科学・栄養学・フードビジネスのバックグラウンドがあると有利だが、店舗経験を積んでから本部に異動するケースが多い

配属目安
本部異動組 店舗経験後
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デジタル・リワード戦略

リワード会員1,300万人超

スターバックスリワードアプリの機能開発・UX改善・パーソナライズ戦略を担う部門。モバイルオーダー・スター獲得・特典交換・プッシュ通知の設計から、会員データを活用した顧客体験のパーソナライズまで担当。「デジタルと店舗の融合」がスターバックスのデジタル戦略の核心で、「アプリを使って店舗体験をより豊かにする」方向性を追求している。ITエンジニア・データアナリスト・UXデザイナーが中心だが、「スターバックスのブランドを理解したビジネス人材」も活躍できる。

成長領域
急拡大中 戦略部門
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マーケティング・PR・サステナビリティ

メディア・SNSユーザー・地域社会

SNS・広告・PR・コラボレーション・サステナビリティ施策・コミュニティプログラムを担当する本部機能。「桜シーズン」「ハロウィン」「クリスマス」といった季節プロモーションの統合マーケティングキャンペーンを立案・実行。グローバルとジャパン独自の展開のバランスを取りながら「日本のスタバ」としてのブランドを維持する仕事。サステナビリティ(プラスチック削減・コーヒーかすの再利用・フェアトレード推進)も重要な戦略領域。

配属目安
本部異動組 専門職

ひよぺん対話

ひよこ

入社したら何をするの?バイトと同じことをするの?

ペンギン

入社直後はバリスタ研修から始まる——これは正社員もバイトと同じ訓練を受ける。コーヒーの抽出・ドリンクの作り方・接客の基礎を徹底的に身につける期間。でもその後が違う。「なぜこのオペレーションなのか」「このドリンクをどう改善すれば顧客満足が上がるか」という視点で訓練を受けるのが正社員(マネジャーコース)。バリスタとして基礎を作った後、シフトスーパーバイザー→アシスタントSM→ストアマネジャーというキャリアを歩む。SMになると「P/L読解・採用・育成・地域イベント企画」という全く別次元の仕事が始まる。「バイトと同じことをする」期間はあるが、それは「現場を知る」ための必須ステップだよ。

ひよこ

本部ってどうすれば行けるの?最初から本部は無理?

ペンギン

スターバックスの新卒採用は原則として全員が店舗勤務スタート。「最初から本部」という選択肢はない。SM(ストアマネジャー)として成果を出した後、ディストリクトマネジャー(複数店統括)や本部機能(商品開発・マーケティング・デジタル等)への異動機会が生まれる。「本部で商品開発がしたい」という夢は入社当初から持っていい——ただし「店舗で顧客体験を作る仕事を愛せるかどうか」が前提。店舗を楽しめない人は本部に行っても「お客様の感覚」を失ってしまう。スターバックスはこの「現場から本部へ」の流れを大切にしているカルチャーがある。

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