数字で見るセイコーグループ
売上3,047億円・営業利益44%増の好業績の実態。そして就活で重要な「持株会社の年収vs事業会社の年収」の違いも整理しよう。
知っておきたい数字
3,047億円
売上高(FY2025)
前年比10.1%増。高級化と円安が追い風
212億円
営業利益(FY2025)
前年比44.1%増。Grand Seikoが牽引
約1.1万人
グループ従業員数
持株会社は180人のみ。事業会社に注意
877万円
持株会社の平均年収
事業会社総合職は30歳480〜550万円が実態
事業別売上構成(推計)
時計事業(EVS) 65
Grand Seiko・SEIKO・ALBA。海外売上比率45%以上で高級化が進む
システムソリューション 20
セイコーソリューションズ。POS・ICカード・決済システム
電子デバイス 10
水晶振動子・圧電デバイス。IoT需要で緩やかに成長
不動産・その他 5
銀座・東京の商業施設・オフィスビル賃貸
給与・待遇
| 項目 | データ | 補足 |
|---|---|---|
| 平均年収(持株会社) | 877万円 | 従業員180人・経営幹部中心 |
| 事業会社総合職(推計) | 30歳:480〜550万円 | セイコーウオッチ等 |
| 初任給 | 月25.5万円程度 | 公開データより |
| 採用人数 | 若干名(持株会社) | 事業会社別に採用 |
業績推移(直近3期)
| 指標 | FY2023 | FY2024 | FY2025 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 約2,568億円 | 約2,765億円 | 約3,047億円 |
| 営業利益 | 約117億円 | 約147億円 | 約212億円 |
| 営業利益率 | 約4.6% | 約5.3% | 約7.0% |
※日本基準(連結)。FY2025は2025年3月期。
時計3社比較
| 会社名 | 売上規模 | 営業利益率 | 強み |
|---|---|---|---|
| セイコーグループ | 約3,047億円 | 7.0% | Grand Seiko高級化 |
| シチズン時計 | 約3,168億円 | 6.5% | Eco-Drive・工作機械 |
| カシオ計算機 | 約2,617億円 | 5.4% | G-SHOCK・電卓 |
ひよぺん対話
営業利益が44%増という急成長、なぜですか?
2025年3月期(FY2025)の営業利益は212億円で前年比44%増。理由は①Grand Seiko中心の高級時計売上が急増——単価の高い製品が売れると利益率が跳ね上がる。②海外売上比率45%超——円安で海外での収益が円換算で増加。③コロナ明けの富裕層消費の回復。ただしこれが持続するかは、Grand Seikoの認知がどこまで広がるかにかかっている。
持株会社の平均年収877万円と事業会社の現実的な年収はどのくらい違いますか?
持株会社(約180人)は経営幹部・管理職中心なので877万円という数字が出る。実際に時計の仕事をするセイコーウオッチ等の事業会社の総合職は、30歳で480〜550万円程度、40代で600〜700万円台が実態と見られる。初任給は月25.5万円程度。「877万円で働ける」という誤解を持って入社すると大きなギャップになるので注意。ただし仕事内容の充実度・ブランドへの誇りは高く、「給与以外の満足度」を求める人には合っている。