数字で見る大塚HD(大塚製薬)

ESや面接で使える数字を完全整理。「HD年収1,063万円」と「大塚製薬の年収700〜800万円」——この違いを理解してから志望しよう。

知っておきたい数字

2兆3,299億円
売上収益(2024年12月期・HD連結)
前期比15.4%増・過去最高
3,236億円
営業利益(2024年12月期)
営業利益率約13.9%
700〜800万円
大塚製薬の平均年収(推計)
HDの1,063万円は持株会社の数字
約3.5万人
グループ従業員数(連結)
HD本体は151人
138人
新卒採用数(2024年度・大塚製薬)
男性86人 / 女性52人
2.5兆円
2028年度 売上収益目標
第4次中期経営計画

事業セグメント別売上構成

医療関連事業(精神科薬・がん薬等) 75%

約1兆7,474億円——エビリファイ・レキサルティ・ロンサーフ等が中心

ニュートラシューティカルズ(ポカリ・カロリーメイト等) 25%

約5,776億円——ポカリスエット・カロリーメイト・ネイチャーメイド等

※大塚HDはIFRS採用・12月決算。数字は2024年12月期連結ベース。

業績推移(直近3期)

※IFRS採用・12月決算。事業利益(Non-GAAP)とIFRS営業利益が混在するため、ここではIFRS営業利益を掲載。

2022年12月期2023年12月期2024年12月期
売上収益1兆7,380億円2兆186億円2兆3,299億円
営業利益約1,394億円約1,396億円3,236億円
営業利益率約8.0%約6.9%約13.9%

給与・待遇(大塚製薬)

大塚HD有報年収1,063万円(HD本体151人 / 平均年齢46.9歳)
大塚製薬の年収(推計)700〜800万円(OpenWork口コミベース)
初任給(博士了)月額313,000円
初任給(修士了)月額264,000円
初任給(学部卒)月額240,000円
賞与年2回(業績連動)
フレックスあり(職種による)
本社・研究所東京都千代田区(本社)・徳島・大阪(研究所)

採用データ(大塚製薬)

新卒採用数(2024年度)138人(男性86人 / 女性52人)
主な職種MR職(医療用医薬品)、ニュートラ営業・開発、研究職
MR職採用文系・理系ともOK(学部卒以上)
研究職採用理系大学院卒(修士了・博士了中心)
選考フローES → 適性検査 → 面接2〜3回
主な採用大学東大・京大・阪大・東北大・慶應・早稲田・徳島大等

精神科薬メーカー比較

大塚製薬ヤンセン(J&J)ノバルティス(外資)住友ファーマ
主力精神科薬エビリファイ・レキサルティリスパダール・コンスタクロザリル・コルデックスラツーダ
国内立場自社グローバル展開外資日本法人外資日本法人国内独立系
消費財事業ポカリ・カロリーメイト(あり)なしなしなし
年収水準700〜800万円900〜1,100万円900〜1,100万円600〜750万円
安定性高(日系長期雇用)中(外資リスクあり)中(外資リスクあり)低(業績苦境)

ひよぺん対話

ひよこ

大塚HDの年収1,063万円ってことは大塚製薬も同じくらいもらえるの?

ペンギン

NO——これは必ず理解してほしい。

大塚ホールディングス(HD)の有報年収1,063万円は、従業員151人の持株会社本体の数字。HDは経営管理機能のみで、従業員は経営企画・財務・法務等の少数精鋭。

就活生が入社する大塚製薬の年収は——
・OpenWork・口コミ等のデータ: 約700〜800万円(全社員平均)
・MR職30代: 700万〜800万円が中心
・研究職: 600万〜900万円(年次・実績による)

初任給は——
博士了: 月額313,000円
修士了: 月額264,000円
学部卒: 月額240,000円

製薬業界全体では高水準だが、中外(1,207万円)や武田(1,081万円)より低い。これを面接前に把握した上で志望することが重要。

ひよこ

2兆3,000億円ってどんな規模感?

ペンギン

国内製薬では武田薬品(4.6兆円)に次ぐ2位クラスの規模——

・武田薬品: 4.58兆円(グローバルメガファーマ)
大塚HD: 2.33兆円
・アステラス: 1.91兆円
・第一三共: 1.60兆円
・中外製薬: 1.26兆円

身近な比較——
花王(日用品): 約1.6兆円→ 大塚HDは花王より大きい
ポカリスエットだけの売上: 国内で約500億円→ポカリはHD全体の約2%に過ぎない

「ポカリで有名」なのは知名度的には正しいが、売上の主役は精神科薬(エビリファイ・レキサルティ)——これを理解した上で志望しているかどうかが面接官にすぐ分かるよ。

ひよこ

エビリファイ特許切れってどのくらい影響したの?今は大丈夫?

ペンギン

かなり大きかったが、V字回復した——これが大塚の最大の成功体験。

2015年: エビリファイの特許切れ(日本は2016年)。ジェネリック参入でエビリファイ錠の売上が激減
2015〜2018年: 業績が大幅に落ち込む「パテントクリフ期」
レキサルティで反転: 2015年米国発売のレキサルティが急成長。エビリファイメンテナ(注射剤)も堅調
2024年12月期: 売上2.33兆円、営業利益3,236億円と過去最高水準

課題は「レキサルティのパテントクリフ(2030年代)」がいずれ来ること。ADC・デジタル薬・次世代精神科薬がそれまでに育つかが勝負——でも「一度乗り越えた経験がある」のが大塚の強みだよ。

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