野村證券の仕事内容を知る

証券会社の仕事は「営業(リテール)」「投資銀行(M&A・引受)」「マーケッツ(トレーディング)」の3本柱。野村は3つすべてで国内トップクラスの規模を持つ。

🏪 営業部門 リテール営業
ウェルス・マネジメント
🏛️ 投資銀行部門 M&A・IPO・引受
企業金融の花形
📈 グローバル・マーケッツ トレーディング
セールス・リサーチ

具体的なプロジェクト事例

野村が手がける代表的な業務を5つ紹介。「株を売るだけ」ではない証券会社の仕事の幅を知ろう。

投資銀行 年間100件超

M&Aアドバイザリー(大企業の買収・合併を仲介)

野村は国内M&Aアドバイザリーのリーグテーブルで常にトップ3。大企業同士の合併、TOB(公開買付)、事業再編のアドバイザーとして、買い手 or 売り手に付いて案件を推進する。リーマン買収で獲得したクロスボーダーM&A能力(特にアジア)が強み。数千億〜数兆円規模の案件を担当することも。

👤 若手の関わり方 入社5〜8年目で投資銀行部門に配属されるケースが多い。アナリストとして財務モデル作成、バリュエーション、DD(デューデリジェンス)支援から。激務だが学びは圧倒的。
投資銀行 引受シェアNo.1

IPO・エクイティ引受(企業の株式上場を支援)

企業が証券取引所に上場する際の主幹事証券として、上場準備・株式の値付け・投資家への販売を担う。野村はIPO主幹事件数で国内トップクラス。メガベンチャーから伝統企業まで幅広い上場案件を手がける。2024年はディスコ、サントリー等の大型案件を担当。

👤 若手の関わり方 投資銀行部門のECM(エクイティ・キャピタル・マーケッツ)チームが担当。企業経営者と直接対話し、上場の是非から株価形成まで関わる。
マーケッツ 国内最大級

日本国債トレーディング

野村は日本国債(JGB)のプライマリーディーラーとして、政府の国債入札に参加し、機関投資家に販売する。日本国債市場の流動性を支える存在。トレーダーは数兆円単位のポジションを管理し、金利変動リスクをコントロールする。

👤 若手の関わり方 マーケッツ部門のフィクストインカムチーム。金利・為替・クレジットの知識が必要。理系・数学系のバックグラウンドが活きる。
営業 預かり資産140兆円

ウェルス・マネジメント(富裕層の資産管理)

純金融資産1億円以上の富裕層に対し、株式・債券・不動産・保険・相続対策を包括的に提案する。単なる商品販売ではなく、顧客の人生設計全体に寄り添う「ファミリーオフィス型」のサービス。野村は富裕層の預かり資産で国内断トップ

👤 若手の関わり方 入社3〜5年目以降、実績を積んだ営業社員が富裕層担当にステップアップ。年収もここから大きく伸びる。信頼構築が命の仕事。
営業 全国120拠点

リテール営業(個人投資家向け金融商品販売)

個人顧客に株式・投資信託・債券等の金融商品を提案する野村の「原点」。飛び込み・テレアポから始まり、信頼を築いて預かり資産を増やしていく。近年は「売買手数料」から「預かり資産ベースのフィー」へのビジネスモデル転換が進行中。

👤 若手の関わり方 新卒の大半が最初に配属される部門。ここで営業力の基礎を叩き込まれる。「証券営業を経験した人は、どの業界でも通用する」と言われるほどの修行の場。

3つの事業領域

野村の収益構造は営業が安定基盤(40%)、マーケッツが市場連動(30%)、投資銀行が高付加価値(25%)。配属先によって仕事の性質が全く異なる。

🏪

営業部門(ウェルス・マネジメント)

個人投資家 / 富裕層 / 中小企業オーナー

全国約120拠点の営業網で預かり資産約140兆円を管理。野村の収益の約40%を占める中核事業。近年は「モノ売り」(手数料ビジネス)から「預かり資産フィー」型へのビジネスモデル転換が最重要テーマ。富裕層向けの包括的資産管理サービスに注力。

向いている人: 人の懐に飛び込める、数字で評価される環境が好き、富裕層との信頼構築に興味がある。

収益構成比
約40% 収益の中核
🏛️

投資銀行部門

大企業 / 上場企業 / PE ファンド

M&Aアドバイザリー、IPO主幹事、社債引受。国内リーグテーブルで常にトップ3。リーマン買収で獲得した海外ネットワークにより、アジアのクロスボーダーM&Aにも強い。銀行系と違い「融資の利益相反がない」独立系ならではの中立的アドバイスが差別化ポイント。

向いている人: 大型案件を動かしたい、M&A・ファイナンスに興味がある、激務耐性がある。

収益構成比
約25% 花形部門
📈

グローバル・マーケッツ

機関投資家 / ヘッジファンド / 中央銀行

株式・債券・デリバティブのトレーディング、機関投資家向けセールス、リサーチ。日本国債の売買シェアは国内最大級。グローバルでは東京・ロンドン・NYの3拠点でリレー取引。リサーチ部門のアナリストランキングも高評価。

向いている人: 市場・マクロ経済に興味がある、数字や分析が得意、瞬時の判断力がある。

収益構成比
約30%

※収益構成はFY2025実績ベースの概算。残りはアセット・マネジメント等。

ひよぺん対話

ひよこ

証券会社って営業以外の仕事もあるの? 全員が電話営業するイメージなんだけど...

ペンギン

証券会社=営業、は古いイメージだよ。野村の仕事は大きく3つの世界に分かれる:

🏪営業部門(新卒の6〜7割が配属):
・個人・法人向けに金融商品を提案。預かり資産を増やすのが仕事
・入社1〜2年目はテレアポ・飛び込みも。3年目以降は既存顧客中心に
・トップ営業マンは年収2,000万円超

🏛️投資銀行部門(選抜配属):
・M&A、IPO、債券引受。企業経営者への提案
・外資金融に近い仕事内容。激務だが年収は最も高い
・配属は入社時 or 3〜5年目の異動

📈マーケッツ部門(選抜配属):
・トレーディング(自社ポジションの売買)、機関投資家へのセールス
・金利・為替・株式のリアルタイムで数十億〜数百億を動かす世界
・理系・数学出身者が多い

配属の現実としては、新卒の過半数は営業部門スタート。投資銀行・マーケッツは人気が高く競争が激しい。ただし営業で成果を出してから異動するキャリアパスもある。

ひよこ

新人の営業って実際どんな感じ? 「飛び込み営業」って本当にやるの?

ペンギン

ぶっちゃけた話をすると、野村の新人営業は「証券業界で最もハード」と言われていた時代がある。現在は改善されているが、基本構造は変わっていない:

📅入社1年目の典型的な1日
・7:30 出社、朝会でマーケット動向の確認
・8:30〜 テレアポ開始(1日100件以上の時代もあったが、今は減少傾向)
・10:00〜 既存顧客への提案訪問・新規開拓
・15:00〜 マーケットクローズ後の事務処理・翌日準備
・19:00〜20:00 退社(繁忙期はもう少し遅くなる)

🔑新人が求められること
新規口座の開設——まだ野村と取引のない個人に口座を開いてもらう。これが最初の関門
預かり資産の積み上げ——口座を開いた顧客に金融商品を提案し、資産を預けてもらう
毎日の数字報告——アポ件数、面談件数、口座開設数、預かり資産増加額を日次報告

正直、最初の1〜2年は辛いと感じる人が多い。でもここを乗り越えた人は「どこに行っても通用する営業力」を手にする。野村出身者が転職市場で高く評価されるのはこの経験があるから。

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