📊 数字で見るNHK

受信料6,125億円の巨大組織。年収1,070万円の実態と、採用データの全貌。

知っておきたい数字

6,125億円
事業収入(FY2024)
前年比▲406億円。受信料値下げの影響
5,901億円
受信料収入
事業収入の96.4%。財源のほぼすべて
▲449億円
事業収支差金(赤字)
計画的赤字。還元目的積立金で補填
約1万人
職員数
全国54局+海外30拠点

収入構成(FY2024)

受信料収入 96.4%

地上契約+衛星契約による受信料(5,901億円)

その他事業収入 3.6%

番組販売・副次収入・受託業務等(223億円)

※ FY2024(2024年度)決算。受信料は2023年10月の値下げ影響が通年で反映。

給与・待遇

平均年収約1,070万円
初任給(大卒)月218,360円
初任給(大学院卒)月231,360円
管理職年俸(D1〜D5・全国)933万円〜1,202万円
管理職年俸(D1〜D5・地域)747万円〜962万円
賞与年2回
社宅あり(全国各地に社宅を完備)
退職金あり(特殊法人水準、手厚い)

※ 平均年収は各種報道・口コミの総合値。初任給は2023年支給実績(リクナビ2026)。管理職年俸はNHK公開資料。

採用データ

新卒採用数約200名
職種記者・ディレクター・映像取材・技術・経営管理・アナウンサー等
応募者数(推定)約2万人
倍率(推定)約50〜100倍
コース全国職員・地域職員の選択制
採用大学傾向早慶・旧帝大が多いが、幅広い大学から採用

NHK vs 民放キー局 — 待遇比較

NHK日本テレビTBSテレビ朝日フジテレビ
事業収入6,125億円4,431億円3,649億円3,119億円5,765億円
財源受信料広告広告広告広告
職員数約1万人約1,300名約1,300名約1,200名約1,400名
平均年収約1,070万円約1,380万円約1,500万円約1,280万円約1,100万円
転勤全国必須基本東京基本東京基本東京基本東京
採用数約200名約30名約30名約30名約50名

※ 民放は2024年3月期決算。年収は有価証券報告書・口コミベースの推定値含む。フジテレビの事業収入はフジ・メディアHDのメディア事業。

事業収支推移(直近3期)

FY2022FY2023FY2024
事業収入7,055億円6,531億円6,125億円
受信料収入6,831億円6,328億円5,901億円
事業支出7,000億円6,667億円6,574億円
事業収支差金+55億円▲136億円▲449億円

※ FY2022は受信料値下げ前。FY2023以降は値下げ影響が顕在化。赤字は還元目的積立金で補填。

ひよぺん対話

ひよこ

年収1,070万円って民放と比べてどうなの?

ペンギン

NHKの平均年収約1,070万円は十分に高いけど、民放キー局の中では最も低い。日テレが約1,380万円、TBSが約1,500万円、フジが約1,100万円。ただしNHKは1万人の組織で、民放キー局は1,000〜2,000人。大組織の平均が1,070万円というのは実はかなりの水準。あと退職金が手厚いのと、社宅制度があるから、生涯の可処分所得で見ると差は縮まるよ。

ひよこ

受信料って値下げしたんでしょ?これからもっと下がるの?

ペンギン

2023年10月に約10%値下げして、地上契約が月1,100円、衛星契約が月1,950円に。これ以上の値下げは当面の予定はないけど、「受信料をもっと下げろ」という政治的圧力は常にある。NHKは「値下げの原資をスリム化で捻出する」方針で、職員数の削減やBS統合で経費を削っている。就活生としては「受信料が上がることはなく、下がるか現状維持」と理解しておけばOK。

ひよこ

採用って何人くらい?倍率は?

ペンギン

新卒採用は年約200名。民放キー局(30〜50名)と比べると多いけど、応募者は2万人以上で倍率は約50〜100倍。職種別に応募するから、記者は記者同士、ディレクターはディレクター同士の競争。記者とディレクターの採用数が多く、技術・経営管理は少なめ。面接では「なぜNHKか」に加えて、具体的に作りたい番組・取材したいテーマを語れるかが勝負だよ。

ひよこ

初任給ってどのくらい?全国職員と地域職員で違う?

ペンギン

大卒の初任給は月約21.8万円。これは民放と比べるとやや低め。ただし全国職員と地域職員で基本給に差はない。違いが出るのは転勤手当・住居手当の部分。全国職員は転勤のたびに手当が出るし、社宅が使える。30代で700〜800万円、40代で900〜1,000万円が目安。管理職(D1以上)になると1,000万円を超えるよ。

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