数字で見るNEXCO東日本
ESや面接で使える数字を整理。特殊会社の財務構造と年収・採用データを把握する。
知っておきたい数字
収益構造(事業別)
約8,300〜8,800億円——通行料収入が主体。交通量に連動して安定推移
約3,400億円——フードコート・ショッピング・ガソリンスタンドの売上
業績推移(直近3期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 約9,400億円 | 約1兆450億円 | 1兆1,718億円 |
| 営業利益 | 約1,200億円 | 約540億円 | 約310億円(除雪費増) |
| 特記事項 | コロナ後の交通量回復 | 通常年の収益水準 | 大雪で除雪費が増大 |
※営業利益は除雪費(積雪が多い年は増大)により年度間の変動が大きい。収益力の評価には複数年の平均で見ることが重要。
給与・待遇
| 平均年収 | 約790万円(平均年齢約41歳) |
| 初任給(大学卒) | 268,000円 |
| 初任給(修士了) | 285,500円 |
| 初任給(高校卒) | 228,000円 |
| 賞与 | 年2回 |
| 勤務地 | 本社(東京・千代田区)、全国の管理事務所・支社(北海道〜関東) |
| 社宅・寮 | あり(転勤時の住居費補助) |
| フレックス | 本社・支社の事務系は対応 |
採用データ
| 新卒採用規模 | 技術系中心、事務系少数(毎年数十名規模) |
| 技術系採用職種 | 土木・建築・機械・電気・情報 |
| 事務系採用職種 | 総合職(経営企画・SA事業・財務・人事) |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接2〜3回 |
| インターンシップ | 夏・冬・春に実施。現場見学型が多い |
| 採用大学 | 東大・東北大・北大・早稲田・日大など土木・建築系が多い |
NEXCO3社・首都高比較
| NEXCO東日本 | NEXCO中日本 | NEXCO西日本 | 首都高速 | |
|---|---|---|---|---|
| 管理延長 | 約3,600km | 約1,700km | 約3,100km | 約330km |
| 営業収益 | 1.17兆円 | 約6,000億円 | 約6,500億円 | 約3,000億円 |
| 平均年収 | 約790万円 | 約830万円 | 約770万円 | 約820万円 |
| 転勤範囲 | 北海道〜関東 | 静岡〜北陸 | 近畿〜九州 | 首都圏内 |
| 特徴 | 管理延長最長・SA多い | 東名・高収益 | 広域・山間部多い | 転勤少・都市高速 |
ひよぺん対話
年収790万円ってどのくらいのレベル?
日本の平均給与(約460万円)と比べると大幅に高い。ただし比較先によって見え方が変わる——
・鹿島建設: 1,185万円
・大成建設: 1,058万円
・NEXCO東日本: 約790万円
・NEXCO中日本: 約830万円(推定)
・首都高速道路: 約820万円(推定)
スーパーゼネコンと比べると低いが、残業時間が少ない・転勤プレッシャーが比較的低いというトレードオフがある。時給換算ではスーパーゼネコンとの差は縮まる。
特殊会社・インフラ系の年収水準としては標準的かやや上のレンジ。
営業収益1.17兆円ってどのくらいのスケール感?
身近なもので比較——
・JR東日本の売上: 約2.7兆円(約2.3倍の規模)
・全日本空輸(ANA)の売上: 約2兆円
・ヤマトホールディングスの売上: 約1.8兆円
NEXCO東日本の1.17兆円はこれらより小さいが、「道路を管理するだけで1兆円超え」というスケール感は凄まじい。
一日あたりの売上に換算すると約32億円。これが24時間365日、道路を走る車の料金とSAの売上から入ってくる。
初任給はいくら?他のゼネコンと比べてどう?
2025年度入社実績(NEXCO東日本):
・修士了: 285,500円
・大学卒: 268,000円
・専門等卒: 243,000円
スーパーゼネコン(鹿島・大成・清水)が大卒30万円に引き上げたのと比べるとやや低め。ただし、スーパーゼネコンの30万円には裁量労働制や深夜現場など厳しい条件も含まれる場合がある。
初任給だけで選ぶより、「5年後・10年後の年収トラジェクトリー」と「働き方」の両面で判断するのが賢明。