数字で見るモルガン・スタンレーMUFG証券

年収・採用・業績データを正直に整理する。「高年収」の裏にある激務・ボーナスリスク・時給の現実も隠さずに。

知っておきたい数字

6.1兆円
グローバル収益(2024年)
WM拡大で過去最高水準
800〜950万円
フロント新卒1年目の年収目安
ベース+初回ボーナス込みの概算
30〜50名
日本での年間新卒採用(推計)
フロントは10〜20名以下
3,000万円〜
MDレベルの年収目安
実績次第で青天井

※日本法人単体の財務データは非公開。グローバル数値はMorgan Stanley 2024 Annual Reportに基づく。年収は業界内の複数情報源をもとにした推計値。

グローバル事業部門別収益構成(概算)

ウェルスマネジメント(WM) 46

E*TRADE含む。富裕層・個人向け資産管理。最大の収益部門

インスティテューショナル証券(IBD+S&T) 42

M&Aアドバイザリー・ECM・DCM・エクイティ・FICC

インベストメント・マネジメント 12

機関投資家向け運用。ETF・ファンド管理

※2024年度の概算。MSはWMが最大の収益源——これがGSとの最大の違い。

年収・待遇データ

職位・段階在籍年数目安年収目安(フロント)主な構成
アナリスト(1年目)入社〜2年目800〜950万円ベース550〜620万+ボーナス200〜300万
アナリスト(3年目)3年目1,000〜1,400万円実績次第でボーナスが急増
アソシエイト3〜5年目1,200〜1,800万円MBA取得後再入社組も多い
VP(バイス・プレジデント)5〜10年目2,000〜3,500万円ボーナス比率が全体の50〜70%へ
MD(マネージング・ディレクター)10年目〜3,000万円〜青天井クライアント案件の数量・規模次第
ミドル・バック(1年目)入社〜2年目600〜750万円フロントより低い。稼働も安定

※業界内口コミ・複数のデータソースを基にした推計値。実際のオファーは個人・年度・部門・業績により大きく異なる。

外資IB3行の年収・待遇比較

項目GS(ゴールドマン)MS(モルスタ)JPM(JPモルガン)
アナリスト1年目(目安)850〜1,000万円800〜950万円800〜950万円
アナリスト3年目(目安)1,100〜1,500万円1,000〜1,400万円1,000〜1,400万円
ボーナス比率年収の50〜70%年収の50〜70%年収の45〜65%
新卒採用数(日本・推計)30〜50名30〜50名30〜60名
稼働時間目安(IBD)週80〜100時間週80〜100時間週80〜100時間
WM部門での年収維持難しい(WM小)可能(WM世界最大級)一部可(銀行部門)
MUFG提携なしありなし

※推計値。公式発表ではない。3行の年収差は実質的には誤差の範囲内。

採用データ

項目実態・目安
日本での年間新卒採用総数30〜50名程度(推計・非公開)
フロント(IBD・S&T)採用10〜20名以下(推計)
ミドル・バック採用採用の40〜60%程度
採用の主要ルートサマーインターン→早期選考が本命
選考倍率(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)約37倍(リクナビ推計)、フロントは100倍以上とも
英語力の目安TOEFL90点以上・ビジネス英語対応可であること
主な出身大学東大・京大・一橋・東工大・早慶が中心
文理比率理系(数学・物理・情報)が優遇される傾向

※採用数・倍率はすべて推計。非公開情報のため実際と異なる場合がある。

業績推移(Morgan Stanleyグローバル・概算)

指標2022年2023年2024年
純収益(Net Revenue)約5.5兆円約5.3兆円約6.1兆円
純利益(Net Income)約1.1兆円約0.9兆円約1.4兆円
WM部門収益拡大中最大収益部門化グループ収益の46%超
グローバル従業員数約82,000人約80,000人約80,000人

※円換算は1USD≒150円で概算。MSの公式アニュアルレポート(2024年)に基づく。

ひよぺん対話

ひよこ

年収800〜950万円って1年目でそんなに高い理由は?ボーナス込みでしょ?

ペンギン

外資IBの年収構造は国内企業と大きく違うから整理するね:

📊外資IBの年収=ベース+ボーナスの合計
・フロント1年目の「800〜950万円」はベース+初回ボーナスを含む概算
ベース(固定給):年間500〜600万円程度(月40〜50万円)
ボーナス(変動給):ベースの50〜70%が相場。ただし1年目は少なめ(100〜300万円程度)
・2〜3年目になると実績に応じてボーナスが急増し、トータルで1,200〜1,500万円超になるケースも

⚠️外資IB特有の「ボーナスリスク」
・ボーナスは確定されていない。会社業績・個人実績・市場環境で大きく変動
・業績悪化の年は「ボーナスゼロ」もありうる(リーマンショック期などに実例あり)
・「高年収」の裏には「ボーナスの不確実性」というリスクが常にある

💡時給換算の現実(IBD週100時間の場合)
年収900万円 ÷ 年間稼働時間5,200時間(週100時間×52週)= 時給約1,730円
国内大手の総合職(週60時間・年収500万)の時給約1,600円とほぼ同水準という計算になる。
「高年収の代わりに時間を売っている」という面は否定できない。

ひよこ

GS・JPM・MSで年収ってどれくらい違うの?

ペンギン

外資IB3行の年収比較。ただし非公開情報が多いので推計値として見てほしい:

📊フロント1年目(アナリスト)の年収目安

| 項目 | GS | MS | JPM |
|------|----|----|-----|
| ベース(年) | 600〜650万円 | 550〜620万円 | 550〜620万円 |
| 初回ボーナス | 250〜350万円 | 200〜300万円 | 200〜300万円 |
| 1年目合計目安 | 850〜1,000万円 | 800〜950万円 | 800〜950万円 |

📊VP(5〜10年目)以降
・GS VP:2,000〜4,000万円
・MS VP:1,800〜3,500万円
・JPM VP:1,800〜3,500万円

📊MD(マネージング・ディレクター)
・GS/MS/JPM ともに:3,000万円〜青天井(実績次第)

⚠️注意点
・これらは業界内の複数のデータソース・口コミを元にした推計
・実際のオファーは個人・年度・部門・業績によって大きく異なる
・GSはアナリストベースがMSより若干高い傾向があるという情報もあるが、年によって変わる

💡就活生へのメッセージ
「GS vs MS どちらが年収が高いか」で選ぶのは完全に間違い。差は誤差の範囲内であり、3〜5年後の実績次第でどちらの差も逆転する。年収より「どの環境で最高の訓練を受けられるか」で選ぼう。

ひよこ

「時給換算するとそんなに高くない」って本当?外資IBに入る意味あるの?

ペンギン

正直に話すね。「時給換算すると思ったほど高くない」というのは事実に近い。でも「だから外資IBに入る意味がない」は違う:

📊リアルな時給計算
• IBDアナリスト(週100時間):年収900万円 ÷ 5,200時間 ≒ 時給1,730円
• IBDアナリスト(週80時間):年収900万円 ÷ 4,160時間 ≒ 時給2,160円
• 国内総合商社総合職(週65時間):年収600万円 ÷ 3,380時間 ≒ 時給1,775円
• 外資コンサル(週70時間):年収700万円 ÷ 3,640時間 ≒ 時給1,923円

⚠️「時給」だけで見ると差は小さい
外資IBの高年収は「労働時間も多い」ことが前提。純粋な「時給の良さ」だけなら外資コンサルや一部のテック企業の方が高いこともある。

🟢それでも外資IBを選ぶ理由
1. 3〜5年後の「市場価値の高さ」:IBDアナリスト経験者のPE転職は時給1万円以上も珍しくない
2. ブランドの永続性:「MS IBD出身」という経歴は30年後も力を持つ
3. 仕事自体への充実感:「数兆円のM&Aの中心にいる」という経験は時給では測れない

「時給のために入るな、キャリアへの投資として入れ」が本質。

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