ミスミ サービス全体像
ミスミは「設計 → 調達 → 製造 → 管理」というものづくりの全プロセスに対してサービスを展開している。以下にその全容を整理する。
Phase 1: 設計支援
設計プロセスの効率化を支援するツール群。CAD連携、筐体設計、事例参照により設計時間を最大91%削減。
RAPiD Design
SOLIDWORKS・iCAD SX・Inventorと連携するアドオンソフト。CAD上で直接ミスミの部品選定・3Dデータ配置・見積もり・発注ができる。設計者がCADを離れることなく調達まで完結できる点が最大の強み。
詳細を見る →MISUMI FRAMES
アルミフレーム筐体に特化した無料設計ソフト。CAD未経験者でも操作可能で、ナットやブラケットの自動配置、部品表の自動生成、見積もり・発注までをワンツールで完結する。
詳細を見る →Phase 2: 調達・見積
ミスミの中核サービス。AI見積もりによる特注品調達(meviy)と、3,000万点超のカタログ品EC(VONA)の二本柱。
meviy(メビー)中核サービス
3D CADデータをアップロードするだけで、AIが形状を自動認識して即時見積もり・発注が可能な機械部品調達プラットフォーム。対応加工は切削(角物)・旋盤・板金・板金溶接の4種類。設計データから工作機械プログラムを自動生成し、受注と同時に加工を開始する仕組みにより、従来数日かかっていた見積もりプロセスを数秒に短縮。
2025年の主な拡張
- 切削加工(角物)に「ウレタン」材質を追加
- 板金溶接加工に「ソケット取付サービス」を追加
- 板金部品「クリーン洗浄」対応
- 「プロジェクト共有機能」リリース(複数名での設計情報共有・共同編集)
- 切削加工の材質3種・表面処理4種を追加
meviy マーケットプレイス
2024年9月発表の製造パートナーマッチングサービス。設計データをアップロードすると、条件に合致した製造パートナーが自動でリコメンドされる。meviy自社工場の加工範囲を超えるニーズにも応えることで、「あらゆる部品調達をカバーするプラットフォーム」への進化を図る。
詳細を見る →MISUMI-VONA中核サービス
ミスミブランド品に加え他社ブランド品まで含む3,000万点超の商品をワンストップで調達できる総合ECプラットフォーム。EC化率は9割超。型番の自動生成、メーカー横断の仕様比較検索、購買システム連携など、企業の調達業務を効率化する機能を備える。VONA事業の売上高は約1,797億円(FY2025)で、ミスミ最大の事業セグメント。
詳細を見る →Phase 3: 製造
ミスミの「メーカー機能」。自社工場で標準部品を製造し、カタログベースで短納期提供する。
FA事業(ファクトリーオートメーション)
工場の自動化設備に使われるリニアガイド、シャフト、ベアリングなどの精密標準部品を製造・販売。寸法・仕様をカタログから選ぶだけで発注でき、短納期で届く「標準化」がミスミの独自性。売上高は約1,358億円(FY2025、前期比14.9%増)。
詳細を見る →金型部品事業
自動車・電子電気機器向けの金型用標準部品を製造・販売。パンチ、ダイ、コアピンなど高精度な金型部品を同様のカタログ販売モデルで提供。売上高は約864億円(FY2025、前期比8.2%増)。
詳細を見る →Phase 4: 管理・運用
量産工場の間接材管理を効率化するサービス。
横断サービス
すべてのフェーズにまたがる付加価値サービス。
納期割引サービス
10日目出荷以上の納期を指定すると自動的に値引きが適用される。急がない注文はコスト削減に活用できる。
AIチャットサポート
AIチャットボットによる24時間技術問合せ対応。部品選定や仕様に関する疑問をいつでも解決できる。
My部品表
検索・生成した型番をフォルダで管理できる機能。繰り返し使う部品の再発注が容易になる。
購買システム連携
企業の既存購買システムとミスミECサイトを連携。承認フローや予算管理と統合した発注が可能。