仕事内容を知る
入社したらどんな仕事をするのか——代理店営業・商品開発・アクチュアリー・デジタルの4領域に分けて解説する。
具体的なプロジェクト事例
地銀・信金への変額保険販売チャネル開拓
地方銀行・信用金庫の窓口販売チャネルを担当し、行員向けの商品研修・営業サポート・コンプライアンス指導を実施。金利上昇局面で預金から変額保険へ資金をシフトしたい顧客ニーズをどう取り込むか、支店長・FP担当者と戦略を共に考える。
新卒2年目でも銀行の支店長や証券会社の支店長クラスとミーティングするケースがある。
新変額保険ラインナップの開発プロジェクト
NISAの普及で「変額保険 vs 投資信託」という顧客の比較検討が激化する中、競合他社やNISA商品にない価値をどう定義するかを商品企画チームが検討。アクチュアリーが保険数理を設計し、法務が約款を作成、マーケティングが訴求軸を決める。
グローバルチームとの英語連絡(MetLife本社への承認申請)が発生するため、英語でのドキュメント作成・プレゼンも必要。
変額保険の準備金・保険料率のリスク分析
変額保険の保険料率設定・責任準備金の計算・ソルベンシー評価はアクチュアリーの仕事。市場リスク・死亡率リスク・長寿リスクを数理的にモデル化し、規制当局(金融庁)への届出資料も作成する。
アクチュアリー試験は国内最難関クラスの資格試験で、合格すれば就職市場での価値が大幅に向上する。
保険申込・契約管理システムのDX化
ペーパーレス化・オンライン申込対応・代理店向けポータルのUI改善など、保険手続きのデジタル完結化を推進するプロジェクト。ベンダーとのシステム要件定義から、現場の代理店・銀行への展開まで担当。
MetLife本社のグローバルシステムと日本システムの接続・標準化プロジェクトでは英語コミュニケーションが必須。
事業領域と業務内容
代理店営業・法人営業
独立系代理店・銀行・信金・証券会社- 担当代理店への商品研修・営業同行・案件サポート
- 銀行窓口スタッフへの変額保険の商品説明トレーニング
- 新規代理店の開拓・契約獲得
- 法人向け福利厚生パッケージ(団体保険)の提案
商品開発・マーケティング
個人顧客(代理店・銀行経由)- 変額保険・年金保険の新商品の企画・設計
- 競合他社商品の分析・差別化戦略の立案
- 投資信託ファンドの選定・運用会社との交渉
- 商品パンフレット・販促資材の作成(デザイン外注含む)
オペレーション・IT・CS
代理店・契約者・社内各部門- 保険契約の審査・引受(アンダーライティング)
- 保険金・給付金の支払い審査・調査
- コールセンター(契約者からの問い合わせ対応)
- システム開発・デジタル化推進
コーポレート・アクチュアリー・グローバル
親会社MetLife・金融庁・社内経営陣- アクチュアリー(保険数理・準備金計算・リスク評価)
- 財務・経理(IFRS17対応・予算管理)
- リスク管理(市場リスク・保険引受リスク)
- 法務・コンプライアンス・人事
- 親会社MetLife本社との英語コミュニケーション
ひよぺん対話
メットライフって外資系だよね? 英語できないと仕事できない?
職種によって全然違う。正直に分類すると:
🌐英語が日常的に必要な職種:
・アクチュアリー(MetLife本社との数値・モデル連携が英語)
・財務・リスク管理(グローバルレポーティングが英語)
・IT・システム(グローバル標準プロジェクトは英語)
・グローバル人事(制度設計の本社との連携)
📝英語が「あると有利」な職種:
・商品開発(新商品の親会社承認が英語だが、資料は日本人チームが作る)
・マーケティング(海外のベストプラクティスを参照)
🇯🇵英語がほぼ不要な職種:
・代理店営業(相手は日本の銀行・代理店。英語ゼロでOK)
・コールセンター・保険金審査(完全日本語環境)
ただし外資系特有の文化として「英語を使えると出世が速い」のは事実。TOEICは700〜800点あれば最低限、社内でのプレゼンは日本語でも海外本社とのやり取りが英語になる管理職ポストを目指すなら800〜900点以上が目安。就活時点ではなくても、入社後に伸ばせばOKという会社が多い。
入社したら最初はどんな仕事するの? いきなり代理店訪問?
一般的なルートはこう:
1️⃣入社〜3ヶ月:集合研修
・保険の仕組み・商品知識・法規制(保険業法)・コンプライアンスの集中研修
・MetLife Japanの各部門をローテーションで体験
2️⃣4〜6ヶ月目:配属後のOJT
・配属部門(多くは代理店営業)で先輩に同行
・代理店訪問同行・内部資料作成補助
3️⃣6ヶ月〜1年:独り立ち
・担当代理店を割り当てられる(通常20〜30社程度)
・代理店から相談が来たら自分で対応
・月次目標(代理店の保険契約獲得件数など)を持つ
国内生保(日本生命等)と違い、自分が直接顧客に保険を売るわけではないのがポイント。「代理店を通じてお客様に届ける」BtoBtoCモデルなので、代理店のFP・銀行員の育成サポートがメインの仕事になる。
個人的には「保険の知識を教える先生」のようなイメージが近い。