数字で見る前田建設工業
ESや面接で使える数字を整理。単体4,938億円とインフロニアHDグループ8,475億円——両方を使いこなす。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上
約2,963億円——道路・橋梁・ダム・トンネル。前田建設の原点
約1,086億円——工場・公共施設・オフィスビル
約889億円——長期収益の柱として拡大中
業績推移(直近3期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上高(単体) | 約4,089億円 | 約4,362億円 | 4,938億円 |
| 営業利益 | 約185億円 | 約317億円 | 270億円(減益) |
| 営業利益率 | 約4.5% | 約7.3% | 約5.5% |
※FY2024の営業利益が高かった理由は収益性の高い案件が集中したため。FY2025の減益はその反動であり、売上自体は過去最高更新。
給与・待遇
| 平均年収 | 1,023万円(平均年齢43.7歳) |
| 初任給(大学卒) | 約290,000〜300,000円(目安) |
| 初任給(修士了) | 約310,000〜320,000円(目安) |
| 賞与 | 年2回 |
| 勤務地 | 本社(東京・千代田区)、全国の支店・現場 |
| 社宅・寮 | 完備 |
採用データ
| 新卒採用規模 | 約100名前後(FY2025実績103名) |
| 技術系職種 | 土木・建築・電気・機械・情報 |
| 事務系職種 | 総合職(営業・経営企画・PPP/PFI・財務) |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接2〜3回 |
| インターンシップ | あり(夏・冬。現場見学・PPP/PFI業務体験型) |
インフロニアHDグループ比較
| 前田建設工業 | 前田道路 | 前田製作所 | |
|---|---|---|---|
| 事業内容 | 建築・土木・PPP/PFI・再エネ | 道路舗装・道路建設 | 建設機械・特殊車両製造 |
| 売上高 | 4,938億円 | 約3,500億円 | 約400億円 |
| 強み | 総合建設・脱請負戦略 | 道路舗装業界最大手級 | クローラクレーン等の製造 |
| 上場状況 | インフロニアHD傘下(廃止) | 東証プライム(独立上場) | 非上場 |
ひよぺん対話
平均年収1,023万円って準大手ゼネコンとしてはかなり高くない?
準大手の中ではトップ水準。なぜ高いかの背景を知っておこう——
・PPP/PFI事業の高付加価値: 通常の請負工事より利益率が高い事業が収益を押し上げ
・土木技術の専門性プレミアム: ダム・長大橋梁は参入障壁が高く、適切な価格で受注できる
・価格転嫁の進展: 業界全体で「安く受注して赤字」体質からの脱却が進み、利益率が改善
比較してみると——
・スーパーゼネコン(鹿島): 1,185万円
・前田建設工業: 1,023万円(平均年齢43.7歳)
・戸田建設: 941万円
・安藤ハザマ: 約900万円(推定)
「準大手」という響きより実際の年収は高い。ただし残業代込みの数字なので、基本給と残業代の内訳を採用説明会などで確認すること。
インフロニアHDの売上8,475億円と前田建設工業の4,938億円って、どっちが「会社の規模」として正しいの?
両方「正しい」——見方の違い。
インフロニアHD(連結): 8,475億円
→ 前田建設工業+前田道路+前田製作所などのグループ合計
→ 「このグループに属している」という全体像
→ 面接で「どのくらいの規模の会社か」を聞かれたら、インフロニアHDグループとして答えるのが適切
前田建設工業(単体): 4,938億円
→ 自分が実際に入社する法人の規模
→ 給与・評価・日常の仕事はこの会社の制度
面接での使い方——
「インフロニア・ホールディングスグループ(売上8,475億円)の中核企業として、前田建設工業は土木・建築・PPP/PFI・再エネで総合インフラサービスを提供しています」
両方の数字と関係性を理解して語れると、就活生の中でも理解度が高く見られる。