💼 仕事内容を知る

銅鉱山の開発、発電所の脱炭素転換、日本企業の海外M&A——700人で融資残高15.8兆円を動かすJBICの「少数精鋭な仕事」の実態。

🏭 輸出金融 発電所・鉄道・工場
日本企業の輸出案件に融資
🌍 海外投資金融 M&A・海外直接投資
日本企業の海外進出を支援
⛏️ 資源・エネルギー 銅・リチウム・LNG
資源の安定確保に融資
🌱 環境・脱炭素 AZEC・再生エネ・水素
アジアの脱炭素移行を支援

プロジェクト事例 — 若手はこう関わる

輸出金融 東南アジア・インフラ

インドネシア石炭火力→ガス転換プロジェクト——AZECのショーケース案件

インドネシアの石炭火力発電所を天然ガス・再生エネルギーに段階的に転換するトランジション案件。日本の電力・エンジニアリング企業が参画し、JBICが長期融資を提供。「急激に脱炭素を求めると電力不足になる」アジアの現実に寄り添ったトランジションファイナンスの典型例。

👤 若手の関わり方 入行2〜5年目の担当者がインドネシア政府・電力公社との交渉、法務・財務デューデリジェンスの調整、融資条件の交渉を担当。英語は必須、インドネシア語習得者は重宝される。
資源・経済安保 南米・アフリカ

チリ銅鉱山プロジェクト——EV時代の重要鉱物を確保する

電気自動車の普及に不可欠な銅の安定供給を確保するため、チリ・コンゴ等の鉱山開発事業に日本企業と協調でプロジェクトファイナンスを組成。経済安全保障の観点から政府内で優先度の高いテーマ。一案件で数百億〜数千億円規模。

👤 若手の関わり方 資源金融部門の担当者がプロジェクトキャッシュフロー分析、カントリーリスク評価、他国ECA(輸出信用機関)との協調融資交渉を担当。
海外投資 東南アジア・欧米

日本企業の海外M&A支援——大型買収にJBICが協調融資で参画

日本の製造業がアジア・欧州の企業を買収する際に、民間銀行と協調してファイナンスを組成。案件規模は数百億〜数兆円まで幅広い。JBICが参画することで「政策金融の信用力」を活用し、民間だけでは難しい条件を引き出す。

👤 若手の関わり方 担当者がデューデリジェンス(DD)の調整、財務モデルの作成、法務チームとの連携、融資契約交渉を担当。投資銀行に近い業務内容。
環境・脱炭素 アジア全域

AZEC(アジア・ゼロ・エミッション)——アジアの現実的な脱炭素を支援

2022年に日本が主導して設立したAZEC構想の金融実施機関として、アジア各国の水素・アンモニア・再生可能エネルギー導入を支援。「西洋流の急激な脱炭素ではなく、各国の事情に合わせた段階的移行」を金融面から推進する。

👤 若手の関わり方 環境・SDGs分野の担当者がアジア各国の脱炭素政策の分析、グリーン融資条件の設計、国際機関との協議を担当。政策と金融の両方の知識が必要。

事業領域マップ

🏭

輸出金融

日本の輸出企業・外国政府

発電所・鉄道・工場など日本製品・技術の輸出プロジェクトに対する融資。民間銀行が参入しにくい新興国のインフラ案件を支援することで、日本の輸出産業の国際競争力を高める。

融資比率
主力分野 輸出支援
🌍

海外投資金融

日本企業(製造業・商社等)

日本企業の海外直接投資・M&Aに対する融資。現地生産拠点の設立、海外企業の買収、合弁事業の設立など。投資銀行に近い業務で、デューデリジェンスや財務モデリングのスキルが求められる。

融資比率
成長分野
⛏️

天然資源・エネルギー金融

日本企業・資源国政府

石油・天然ガス・銅・リチウム・レアメタルなど日本のエネルギー安全保障・経済安保に直結する資源開発への融資。近年は重要鉱物(EVや半導体に不可欠)の確保が最重要テーマ。

重要度
経済安保 急増
🌱

環境・気候変動対策金融

アジア各国政府・企業

AZEC(アジア・ゼロ・エミッション・コミュニティ)構想に基づく再生可能エネルギー・水素・アンモニア・CCS案件への融資。GHGクレジット、グリーン融資基準の設計も担当。急速に規模が拡大している分野。

成長性
最重点テーマ 最注目

ひよぺん対話

ひよこ

プロジェクトファイナンスって何?普通のローンと違うの?

ペンギン

めちゃくちゃ違う。普通のローンは「借りる人の信用力(財務状況)」で貸す。でもプロジェクトファイナンス(PF)は「プロジェクト自体が生み出すキャッシュフロー」で返済することを前提に融資する。たとえば「30年で発電所が生み出す収入から返済する」という契約。これにより借り手の本体が倒産しても、プロジェクトは継続できる構造になる。PFの組成には法務・会計・工学の知識が必要で、金融の中でも最も高度な領域の一つとされてるよ。

ひよこ

新卒で入ったらすぐに大きな案件を任せてもらえるの?

ペンギン

700人の組織だから意外と早い。入行1〜2年は先輩の案件をサポートしながら学ぶけど、3〜5年目には自分がメインで案件を担当することも珍しくない。それが意味するのは「数百億〜数千億円の融資の窓口担当になる」ということ。プレッシャーはすごいけど、同期のメガバンクマンがまだ窓口研修してる頃に、自分は外国政府と交渉している——そんな環境だよ。当然、失敗もあるけど、成長速度は桁違い。

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