3分でわかる出光興産
石油元売り国内2位。有機EL素材で世界トップクラスという隠れた顔を持つ。
石油 × 先端素材 × 再エネのハイブリッドエネルギー企業。
2019年昭和シェルと統合。有機EL素材で世界首位級
事業ポートフォリオ
売上の約8割が燃料油。石油化学と合わせた石油関連が大半だが、高機能材(有機EL素材・潤滑油等)が利益貢献度で存在感を増している。
3つのキーワードで理解する
石油元売り国内2位——昭和シェルとの統合で巨大化
2019年に昭和シェル石油と経営統合し、ENEOSに次ぐ国内第2位の石油元売りに。全国約6,400カ所の「apollostation」を展開。原油調達から精製・販売・化学品まで一貫して手がけるエネルギーの巨人。
有機EL素材で世界トップクラス——石油だけじゃない
スマホやテレビの有機ELディスプレイに使われる有機EL材料で世界シェアトップクラス。さらに全固体電池用の固体電解質でも研究が先行。石油企業でありながら、最先端の素材技術を持つ二面性が出光の最大の差別化ポイント。
カーボンニュートラルと「脱石油」への挑戦
2050年カーボンニュートラルを目標に、太陽光・バイオマス・地熱発電・水素・アンモニアに投資中。石油需要の構造的な減少を見越し、高機能材と再エネで次の収益の柱を育成。石油大手の中で最も「素材企業」への転換が見える。
身近な接点
apollostation
全国約6,400カ所。「出光」「昭和シェル」が統合してapollostation(アポロステーション)に
有機ELスマホ
iPhoneやGalaxyの有機ELディスプレイに出光の有機EL素材が使われている
全固体電池
次世代EV向け全固体電池の固体電解質を開発中。トヨタなど自動車メーカーと協業
地熱発電
大分県の地熱発電所を運営。日本のクリーンエネルギーを支える
ひよぺん対話
出光興産ってENEOSとどう違うの?
規模ではENEOSの方が大きい(売上12兆 vs 9兆)。でも出光の独自性は「有機EL素材」と「全固体電池素材」という、石油とは全く別の先端素材事業を持っていること。石油元売りの中で最も「素材メーカー」色が強いのが出光だよ。ENEOSが「規模の王者」なら、出光は「技術の差別化」で勝負してる。
年収994万円って石油業界は高いんだね。
石油業界は装置産業で人数が少ない割に売上が巨大だからね。出光は連結1.4万人で9兆円を稼いでる。一人当たり売上は6.5億円——メーカーとしては異次元の数字。その分社員への還元も大きい。ただし業界全体が縮小トレンドにあることは理解した上で選ぶべきだよ。
有機EL素材って本当に将来性あるの?
有機ELディスプレイ市場は2030年までに5兆円規模に成長予測。スマホだけでなくテレビ・車のディスプレイ・折りたたみデバイスにも広がってる。出光は発光材料で世界トップクラスのシェアを持っていて、これは石油が減ってもなくならない。全固体電池の素材も実用化されれば巨大市場が待ってる。
文系でも入れる?
文系の総合職採用もしっかりあるよ。営業(SSへの経営コンサル)、トレーディング(原油・石油製品の売買)、経営企画など。特にSSの営業はフランチャイズの経営者に対するコンサルティングの側面が強く、文系の力が求められる。