3分でわかる日本IBM
113年の歴史を持つテック巨人——
「ハイブリッドクラウド&AI」で企業のDXを支える
国内ITサービス市場 第5位(IDC 2024)
IBMの事業ポートフォリオ
就活生が入社するのは主にコンサルティング部門。ソフトウェア(Red Hat / watsonx)とインフラ(メインフレーム)という「自社プロダクト」を武器に、顧客企業のDXを推進するのが日本IBMの仕事。
3つのキーワードで理解する
113年の歴史を持つ「テック業界の巨人」
IBMは1911年創業、世界で最も歴史あるテクノロジー企業の一つ。メインフレーム、PC、AI(Watson)と時代ごとに業界をリードしてきた。現在はハイブリッドクラウド&AIに集中。「ハードウェアの会社」から「ソフトウェア&コンサルティングの会社」に変貌済み。
「ハイブリッドクラウド+AI」の二刀流
IBMの現在の主力はRed Hat(レッドハット)のオープンソース技術を活用したハイブリッドクラウドと、watsonxによるエンタープライズAIの組み合わせ。クラウド移行だけでなく、オンプレミスとクラウドの「いいとこ取り」を提案できるのが強み。生成AI受注残高は$125億(約1.9兆円)超。
外資ITの高年収 × 実力主義のバンド制
平均年収916万円(OpenWork)。給与はBand制で、年齢ではなく職務レベルで決まる。Band6(新卒〜)→Band7(750〜1,000万円)→Band8(1,000〜1,200万円)と、実力次第で30歳前後で年収1,000万円も現実的。2025年から年俸制に移行し、賞与は廃止。
身近な接点(見えないけど、そこにいる)
世界の金融取引の70%がIBMメインフレーム上で処理されている
航空会社の予約システムの多くがIBMの基盤で稼働
セブン-イレブン等のPOSデータ分析や在庫管理にIBM技術
病院の電子カルテや医療データ基盤にIBMソリューション
ひよぺん対話
IBMってパソコン作ってた会社でしょ?今は何やってるの?
良い質問。確かにIBMはパソコンの「IBM PC」を発明した会社だけど、PC事業は2005年にレノボに売却済み。今の主力は①ソフトウェア(Red Hat、watsonx)②コンサルティング(企業のDX支援)③メインフレーム(金融・公共の超重要インフラ)の3つ。
イメージとしては「ハードの会社」から「企業の頭脳とインフラを作る会社」に変わった。売上の約75%はソフトウェアとコンサルティングで稼いでる。
NTTデータや富士通と何が違うの?
大きく3つ。①「自社製品」を持っている——NTTデータや富士通は他社製品を組み合わせてシステムを作る「SIer」。IBMはRed Hat、watsonx、メインフレームという自社プロダクトを持った上で、その導入コンサルもやる。製品と提案の両方を持つ「メーカー兼コンサル」。
②グローバル——170ヵ国以上に展開、社員28万人。日本IBMの中でも海外チームとの協業が日常。③実力主義のBand制——年齢関係なく、職務レベル(Band)で給与が決まる。日系のように「入社10年目で主任」ではなく、成果を出せば3〜5年でBand7(年収750万〜)に上がる。
ぶっちゃけ外資だとクビになるんじゃ...?
正直に言うと、GAFAほどドライではないけど、日系よりはシビア。IBMの離職率は約2〜3%で外資としてはかなり低い。ただし成果が出ない場合はPIP(業績改善計画)という制度があり、改善期間を経て退職に至るケースもある。
逆に言えば「頑張れば報われる」のも事実。Band制は上が詰まりにくいので、日系企業のように「上のポストが空くまで昇進できない」ということが少ない。実力がある人にとってはむしろ安心できる環境だよ。
文系でもいける?プログラミングできないとダメ?
文系でも十分いける。日本IBMの新卒採用は年間約400名で文理不問。職種はITスペシャリスト、コンサルタント、営業、デザイナーなど幅広い。
プログラミング経験がなくても入社後3ヶ月間の研修でしっかり学べる。ただし「ITに興味がない」のはさすがに厳しい。「技術を使ってビジネス課題を解決したい」という志向があれば、プログラミング未経験でも内定は取れる。英語はTOEIC 730〜800くらいあると安心だけど、選考時点で必須ではないよ。