3分でわかる日立ハイテク
半導体製造装置・電子顕微鏡・血液検査——「計測・分析・製造プロセス」の専門企業、日立グループの先端技術の核心を担うグローバルメーカー。
半導体製造装置 × 電子顕微鏡 × 臨床検査 × 日立グループ
4つの事業ポートフォリオ
半導体製造装置が売上・成長の中核。電子顕微鏡・臨床検査・産業分析は異なる顧客層をカバーし収益を安定させる「計測・分析インフラ企業」。
3つのキーワードで理解する
「半導体製造装置」で世界と戦う——日立グループの先端技術の核心
日立ハイテクの最大の特徴は半導体製造装置(特にエッチング装置)でグローバルに存在感を持つことだ。半導体チップを作るには、シリコンウェーハに極めて微細な回路パターンを「削り込む」工程(エッチング)が必要で、日立ハイテクはその装置を製造・販売している。TSMC・サムスン・インテルなど世界の大手半導体ファウンドリが顧客で、「半導体の生産量が増えれば増えるほど恩恵を受ける」構造だ。
「電子顕微鏡×臨床検査×分析装置」——多様な「計測・分析」プラットフォーム
日立ハイテクは半導体装置だけでなく、電子顕微鏡(SEM/TEM)・血液尿分析装置・X線分析装置など「モノを精密に測る・分析する」機器を幅広く展開する。大学・研究機関・病院・製造工場・食品会社と、顧客の幅が広いのが特徴。「計測・分析のインフラ企業」という自己認識がある。
日立製作所の完全子会社——「日立ブランド」と「独自の事業拡大」の両立
日立ハイテクは日立製作所の100%子会社で、2020年に完全子会社化(上場廃止)された。日立グループの安定したバックボーンと技術資産を活かしながら、「計測・分析・製造プロセス」という独自の専門領域でグローバル事業を展開する。就活では「日立製作所との違い」を理解しておくことが必須で、「日立の中の精鋭部隊」というイメージが近い。
身近な接点 — 日立ハイテクが届いている瞬間
スマホのCPU・メモリを製造する半導体工場に日立ハイテクのエッチング装置が使われている。手の中の端末を可能にする工程を支える
健康診断や病院での血液検査・尿検査の自動分析装置に日立ハイテク製品が使われている。検査結果を短時間で出すための機器
大学の理工系研究室・産業技術研究所にある電子顕微鏡。原子レベルの材料観察ができる日立ハイテクのSEMは研究の定番ツール
食品の重金属検査や環境水の水質分析に使う蛍光X線分析装置。食の安全・環境基準の遵守を支える
ひよぺん対話
日立ハイテクって日立製作所と何が違うの?同じ「日立」なのに?
「日立グループ」はものすごく大きいから、まず整理しよう。
・日立製作所(本体): IT・デジタル・インフラ・産業全般。グループ全体を統括する巨大企業
・日立ハイテク: 「計測・分析・製造プロセス」に特化した子会社。半導体製造装置・電子顕微鏡・臨床検査装置が主力
就活で日立ハイテクを受けるなら——
・「日立グループに入れる」ではなく「計測・分析・半導体製造の専門企業」として選ぶ必要がある
・「なぜ日立製作所ではなく日立ハイテクか」を明確に説明できるか問われる
日立ハイテクの強み——
・売上7,565億円・従業員1.5万人のグローバル企業
・半導体製造装置という「最先端の製造業の核心」に関われる
・電子顕微鏡・臨床検査など幅広い「計測インフラ」を支える
半導体製造装置って何?難しそう…文系でも関係ある?
まず「半導体製造装置」を一言で——
「半導体チップを作るための機械」。スマホのCPUや自動車のICチップは、シリコンの薄い板(ウェーハ)に何百もの工程を経て回路を作る。エッチング装置はその工程の一つで、「不要な部分を削り取る」ための超精密機械。
文系でも関係あるの?——
・営業職: 顧客(TSMC・サムスン・ソニー・キオクシアなど半導体メーカー)に装置を提案する。億〜十億円単位の大型商談
・フィールドエンジニア: 顧客工場に常駐・出張して装置の立ち上げ・メンテナンス。理系の仕事だが営業との連携が必要
・マーケティング・事業企画: 市場調査・製品ロードマップの策定。文系でも活躍できる
営業は理系でないと絶対ダメか?というと、文系でも採用されているが「半導体装置の仕組みを一から学ぶ覚悟」が必要。フィールドエンジニアは理系が多い。