数字で見る阪急阪神HD

「鉄道会社なのに利益の半分は不動産?」——セグメント別の数字で読み解く、阪急阪神の本当の姿。

知っておきたい数字

約9,900億円
連結営業収益(FY2025)
前期比+15.6%
576億円
営業利益(FY2025)
前期比+15.7%
約24,000人
グループ従業員数
HD単体は約1,400人
9路線
鉄道路線数(阪急+阪神)
1日約200万人が利用
871万円
平均年収(HD)
年俸制・賞与なし
36〜40人
HD新卒採用数/年
推定倍率50〜100倍

セグメント別営業利益

不動産事業 50%

営業利益576億円——梅田開発・マンション分譲・ホテル

都市交通事業 30%

営業利益350億円——阪急電鉄・阪神電鉄・バス・タクシー

エンタテインメント事業 10%

営業利益114億円——宝塚歌劇・阪神タイガース

情報・通信事業 6%

営業利益68億円——ケーブルTV・IT

旅行事業 4%

営業利益52億円——阪急交通社

業績推移(直近3期)

FY2023FY2024FY2025
営業収益7,560億円8,547億円約9,900億円
営業利益403億円498億円576億円
営業利益率5.3%5.8%5.8%

給与・待遇

平均年収(HD)871万円(年俸制・賞与なし)
初任給(HD総合職)月額355,000円(年額426万円)
給与体系年俸制。月額報酬のみでボーナスなし
阪急電鉄の年収推定600〜700万円
勤務地大阪本社中心。一部東京配属あり

採用データ

新卒採用数(HD)36〜40人
推定倍率(HD)50〜100倍
選考プロセスES → 適性検査 → 面接3回 → 内定
主な採用大学関西学院・同志社・神戸大・大阪大・慶應・早稲田
グループ各社の採用阪急電鉄・阪神電鉄・阪急阪神不動産・阪急交通社等が個別に採用

関西私鉄グループ比較

阪急阪神HD近鉄GHDJR西日本
営業収益約9,900億円約1.2兆円約1.7兆円
営業利益576億円約500億円約1,300億円
年収(HD/本体)871万円約730万円約660万円
エンタメ資産宝塚・タイガース志摩スペイン村なし
不動産利益576億円約300億円約400億円
沿線ブランド最高中程度広域分散

ひよぺん対話

ひよこ

年収871万円って鉄道会社としては高い?

ペンギン

鉄道業界ではトップクラス。ただし注意点がある——

・阪急阪神HD(持株会社): 871万円。年俸制・ボーナスなし
・阪急電鉄(事業会社): 推定600〜700万円
・阪神電鉄(事業会社): 推定600〜700万円

つまり「阪急阪神HDの871万円」は持株会社の数字であり、電鉄会社に入社した場合はもう少し低い。「HD=経営企画のエリート集団」と「電鉄=鉄道の現場」で待遇が違う。

とはいえ関西の同業他社(JR西660万、近鉄600万台)と比べれば、どの入り口でも好待遇だよ。

ひよこ

不動産が一番稼いでるってこと?電車は赤字なの?

ペンギン

電車は赤字ではない。都市交通事業は営業利益350億円でしっかり黒字。ただし不動産事業の576億円のほうが大きいというだけ。

これは「鉄道会社が不動産で儲ける」という私鉄ビジネスモデルの典型。東急も同じ構造で、鉄道は「人を運ぶ」インフラであり「沿線の不動産価値を生む」装置。

就活では「鉄道は不動産価値の源泉であり、不動産が利益の柱」と理解していることを示すと、企業理解の深さをアピールできるよ。

ひよこ

約9,900億円の売上ってどのくらい?

ペンギン

関西企業と比較すると——

JR西日本の売上が約1.7兆円。阪急阪神はその約6割
近鉄グループHDの売上が約1.2兆円。阪急阪神はその8割
大阪府の一般会計予算が約3.5兆円。阪急阪神は大阪府の3割近い
1日の売上に換算すると約27億円。毎日27億円を稼ぐ計算

「関西の街そのものを動かしている」規模感。売上1兆円に迫る巨大グループだけど、知名度は「阪急電車」「タイガース」「宝塚」で分散しているから、1つの会社としての認知度は低めだよ。

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