💼 仕事内容を知る
「レカネマブを世界に届ける」——アルツハイマー根本治療薬の開発から普及まで。患者さんと向き合うhhcの実践の場。
プロジェクト事例
レカネマブ(CLARITY AD試験)のグローバル展開
世界18カ国1,795名の早期アルツハイマー病患者を対象とした第3相試験(CLARITY AD)を管理。バイオジェン社との共同開発チームで試験デザイン・実施・データ解析・FDA・PMDA申請を完遂。2023年の米国FDA完全承認・日本承認という人類史的な成功をもたらしたプロジェクト。入社10〜15年目クラスのプロジェクトリーダーが指揮。
レケンビの日本市場での上市・普及活動
2023年12月の日本承認後、医師・患者・介護者への情報提供体制の構築。アルツハイマー病専門医(神経内科・精神科)への医学的情報提供、診断体制(アミロイドPET・脳脊髄液検査)の整備支援、患者・家族向け疾患啓発活動をセットで展開。「薬を売る」だけでなく「治療できる環境を作る」という複合的なマーケティング。
アルツハイマー病研究の次世代プロジェクト
レカネマブに続く次の認知症治療薬研究。タウタンパク・神経炎症・シナプス保護など複数のアプローチで次世代薬の探索を進める。また、バイオマーカー(血中アミロイドβ測定)による早期診断技術の開発も重要テーマ——「診断できない疾患には治療薬が届かない」という現実への対応。
レンビマ(レンバチニブ)の適応拡大推進
甲状腺がん・肝細胞がんで承認済みのレンビマの新適応(子宮内膜がん・腎細胞がん等)への拡大。MSD社(メルク)との共同開発・販売体制で免疫チェックポイント阻害剤との併用療法の開発を推進。グローバルで複数の治験を同時並行で管理する大型プロジェクト。
事業領域・職種
神経科学領域(アルツハイマー・認知症)
神経内科・精神科医師、認知症患者とその家族- レカネマブ(レケンビ): アミロイドβプロトフィブリルを除去する世界初の疾患修飾療法。2025年3月期の売上443億円、2025年度目標765億円
- ARIA管理: 脳浮腫・出血(ARIA)の安全性管理プロトコルの普及。定期MRI検査体制の構築
- 次世代認知症薬の研究開発(タウ・神経炎症・シナプス標的)
- バイオジェン社との共同開発・共同販売体制(米国は費用50%折半)
オンコロジー(がん治療薬)
腫瘍内科医、消化器外科医、甲状腺専門医- レンビマ(レンバチニブ): 甲状腺がん・肝細胞がん・子宮内膜がんの治療薬。売上3,285億円(2025年3月期)が現在の最大収益源
- MSD(メルク)との共同展開: キーノート(ペムブロリズマブ)との併用療法で適応拡大
- エリブリン(ハラヴェン): 乳がん・軟部肉腫治療薬
- 抗体薬物複合体(ADC)等の次世代がん治療薬の研究
MR(医療情報担当者)
全国の神経内科医・腫瘍内科医・精神科医- 担当製品: レケンビ・レンビマ・デエビゴ等。認知症・がん・不眠症と多様な治療領域をカバー
- 患者体験活動(hhc活動): エーザイMR独自の活動。患者さん・ご家族と直接対話して「治療の現場の声」を社内にフィードバック
- 全国転勤が前提(製薬MR共通)。車移動・外回りが基本スタイル
- MR資格試験の合格が業務開始の条件
研究・臨床開発(CRA・薬事)
治験参加患者・医療機関・FDA・PMDA・EMA- 創薬研究: 神経科学(アルツハイマー・パーキンソン病)・オンコロジー領域の標的探索〜候補化合物最適化
- CRA(臨床開発モニター): 国内外の治験実施医療機関のモニタリング。バイオジェン・MSDとのグローバル共同試験が多く、英語力が活きる
- 薬事・承認申請: FDA・PMDA・EMA各国への申請資料作成。レカネマブの承認取得という実績が証明する高い専門性
- 採用: 薬学・生命科学・医学系。CRAは文系挑戦可
ひよぺん対話
「患者体験活動」ってエーザイのMRは普通のMRと何が違うの?
エーザイのMRは「医師に情報提供するだけ」ではなく、患者さんや介護者と直接対話する活動(患者体験活動)をすることで有名。
具体的には——
・認知症カフェへの参加・運営サポート
・患者会・家族会での情報提供
・介護施設への訪問
「薬を売る」視点から「患者さんの生活をより良くする情報を届ける」視点へ。これがhhc(Human Health Care)の実践。
ただし正直に言うと、患者体験活動は追加の業務になるため、「従来のMR業務+α」の負荷はある。でも「医療の現場の生の声」に触れられる経験は他の製薬会社のMRでは得にくいもの。