📊 数字で見るダイキン工業
ESや面接で使える数字と、年収・採用データをまとめた。「空調世界No.1」の実力を数字で確認しよう。
知っておきたい数字
セグメント別売上構成
家庭用〜業務用〜産業用の空調フルラインナップ。VRVで世界首位
フッ素樹脂・フッ素ゴム・半導体材料。冷媒技術から派生した第2の柱
油圧機器、防衛関連機器、特機など
地域別売上構成
| 地域 | 空調事業売上(概算) | 構成比 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 米州 | 約1兆8,100億円 | 約41% | Goodman買収で北米シェア急拡大。最大市場 |
| 欧州 | 約7,300億円 | 約17% | ヒートポンプ暖房で急成長中 |
| 日本 | 約6,600億円 | 約15% | 「うるさらX」等の家庭用が好調 |
| アジア・オセアニア | 約5,650億円 | 約13% | インドが最重点市場 |
| 中国 | 約4,000億円 | 約9% | 現地勢との競争激化で成長鈍化 |
給与・待遇
| 項目 | データ |
|---|---|
| 平均年収 | 855万円(有価証券報告書、2025年3月期) |
| 初任給(大卒) | 290,000円(固定残業代なし・基本給のみ) |
| 初任給(修士了) | 310,000円 |
| 初任給(博士了) | 330,000円 |
| 賞与 | 年2回(6月・12月)。業績連動 |
| 住宅手当・寮 | 独身寮あり(月1〜2万円程度)。借上社宅制度あり |
| 退職金制度 | 確定給付企業年金+確定拠出年金(DC) |
採用データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 2025年度入社 | 441名(技術250名・事務101名・技能90名) |
| 文理比率 | 約8割が理系(技術職中心のため) |
| 採用倍率 | 約5.3倍(メーカー平均8.8倍より低め) |
| DICT選抜 | 毎年約100名を選抜し2年間のIT教育 |
働き方データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 月平均残業時間 | 18時間(全社平均。部署差あり) |
| 有給休暇取得率 | 95.8%(取得日数20.4日) |
| 離職率 | 2.7%(2024年度) |
| 平均勤続年数 | 16.5年 |
| 定時退社日 | 週1回(原則休日出勤禁止) |
業績推移(直近3期)
| 指標 | FY2022(2023年3月期) | FY2023(2024年3月期) | FY2024(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3兆9,815億円 | 4兆3,953億円 | 4兆7,523億円 |
| 営業利益 | 3,770億円 | 3,921億円 | 4,016億円 |
| 営業利益率 | 9.5% | 8.9% | 8.5% |
| 当期純利益 | 2,577億円 | 2,603億円 | 2,647億円 |
売上高は3期連続で過去最高を更新。ただし営業利益率は9.5%→8.5%と低下傾向。原材料費高騰と成長投資の先行出費が主因。
空調メーカー比較
| 企業 | 空調事業売上 | 海外比率 | 平均年収 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ダイキン工業 | 4兆3,845億円 | 約80% | 855万円 | 空調専業世界No.1 |
| 三菱電機 | 約1兆円 | 約45% | 827万円 | 総合電機。空調は全社の20% |
| パナソニック | 約8,000億円 | 約60% | 約900万円 | 家電全般。家庭用強い |
| 美的集団(中国) | 約3兆円 | 約40% | — | 中国最大。価格競争力 |
| キャリア(米国) | 約2兆円 | グローバル | — | ビスマン買収でヒートポンプ強化 |
ひよぺん対話
ダイキンの年収って正直どのくらい?メーカーにしては高い?
有報ベースで平均855万円(平均年齢41.0歳)。製造業平均の約550万円を大きく上回るよ。同業だと三菱電機が827万円、パナソニックが約900万円。さらに大阪は東京より家賃が3〜4割安いから、実質的な生活水準はかなり高い。
初任給が29万円って高くない?メーカーの中では結構いいよね?
4年連続で初任給を引き上げていて、大卒29万円は製造業トップクラス。修士は31万円、博士は33万円。ちなみにこれは固定残業代込みじゃなくて基本給のみだから、残業代は別途つく。その点でも良心的だね。
採用人数441名って多いの?理系じゃないとキツい?
大手メーカーとしてはかなり多い方。内訳は技術250名・事務101名・技能90名。文系(事務系)は約100名枠があるから、門は閉じてないよ。採用倍率も約5.3倍で、メーカー平均8.8倍より低い。知名度が低い分、穴場になってる。
残業月18時間って本当?部署によるよね?
全社平均は確かに月18時間だけど、正直に言うと部署差は大きい。営業の繁忙期(夏前のエアコン商戦)や開発の納期前は40時間近くなることもある。一方で研究職や管理部門はもっと少ない。ただ有給取得率95.8%(20.4日取得)はガチで高い。5日連続取得の計画も制度化されてるよ。
売上は伸びてるのに利益率が下がってるのは問題じゃない?
いい指摘。営業利益率が9.5%→8.9%→8.5%と低下しているのは原材料費の高騰と、成長投資の先行出費が原因。インドや欧州での工場建設、M&A費用が嵩んでる。売上が伸び続けているので構造的な問題ではないけど、次の中計で利益率を10%以上に戻せるかが注目ポイントだね。
離職率2.7%って低いよね。みんな辞めないの?
製造業平均の約10%と比べて圧倒的に低い。理由は「年収がそこそこ高い+大阪の生活コスト安い+有給取りやすい+グローバルで面白い仕事がある」のバランスが良いから。ただ裏を返すと人の入れ替わりが少ない=出世競争が激しい面もある。みんな辞めないからポストが空きにくいんだよね。