🚀 ボッシュの成長戦略と将来性
「エンジン屋」からCASE時代の技術プロバイダーへ。ボッシュの大転換。
なぜボッシュは潰れにくいのか
自動車は100年以上なくならない
形は変わっても「移動手段」としての自動車はなくならない。EVになってもADAS・ブレーキ・センサーは必要。
財団経営で長期投資が可能
ロバート・ボッシュ財団が株式の94%を保有。四半期利益のプレッシャーがなく、10〜20年先を見据えた技術投資ができる。
4事業セグメントで分散
モビリティだけでなく産業機器・消費財・ビルテクノロジーも展開。自動車市場の変動を他事業で吸収。
成長エンジン
電動パワートレイン(eAxle)
モーター・インバーター・ギアボックスを一体化したeAxleの量産拡大。EV時代の新たな主力製品。
自動運転・ADAS
レーダー・カメラ・LiDARの統合センサーパッケージ。レベル2+〜3の自動運転技術でOEMに提案。
車載ソフトウェア
ソフトウェア・デファインド・ビークル時代に対応する車両OS・OTAプラットフォームの開発。ハードからソフトへ。
AIで変わること / 変わらないこと
変わること
- 自動運転のAIアルゴリズム: 周囲環境の認識・判断・制御にAI/ディープラーニングが不可欠
- 品質検査の自動化: 画像認識AIによる製造ラインの自動品質チェック
変わらないこと
- OEMとの技術折衝: 日本の自動車メーカーとの深い信頼関係は人間にしか築けない
- 安全に関わる最終判断: ブレーキ制御等の安全技術の設計判断は人間が責任を持つ
ひよぺん対話
EVが普及したらエンジン部品なくなるよね?ボッシュ大丈夫?
確かにディーゼル噴射システム等はなくなる。でもボッシュはeAxle・車載半導体・ADASセンサーに大規模投資をしていて、「エンジン屋からEV・自動運転屋」への転換を全力で進めている。2024年は転換期で利益率が落ちたけど、長期的にはCASE時代の必需品メーカーとしてのポジションを確保しつつある。不安要素はあるけど、全滅シナリオは考えにくい。
中国のEVメーカーが伸びてきて、ボッシュにとってはプラス?マイナス?
プラス。ボッシュはトヨタにもBYDにも部品を売れる独立系Tier1。中国EVメーカーが伸びれば、ボッシュの顧客が増える。実際、BYDにもeAxleやADASを供給している。系列に属さないボッシュの強みが、EV時代にはむしろ活きる。